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タバコ中のニコチンの漸減は「実現可能」な規制戦略

海外においては、国(行政)が禁煙に介入する例をよく目にするのだが、はたして、我がニッポンでは何をしているのだろう?

ふと、考え込んでしまった。

何一つドラスティックな事を出来ないニッポン人のメンタリティの為せる業って言ってしまえばそれまでだけど、『ニコチン含有量を制限することで、(誰かにとって)何かマズイ事でもあるんだろうか?』って、逆に考えちゃうよね。

とにかく、『自分が管理・監督する時に何も変えたくない』、後で『「あれは失敗だった」って言われたくない』って事なんだろうけど、本末転倒っていうか“本”と“末”が繋がってなくて、管理・監督する職責を放棄しちゃってるんだけど、誰も何も言わないのは、自分が“ババ”を引きたくないからなんだろうなぁ。


・・・もし、私がニッポンの独裁者だったら、これ読んで『あっ、これいいね。今からニコチン含量は1mg以下に法律を改正します。作ってもいいけど、税金は2000%ね!』って言っちゃうんだけどなぁ・・・

・・・でも、コレで『庶民はニコチンの多いタバコが買えないのか?金持ちを優遇するのか?』なんて意見が出てきて、それに庶民が乗せられちゃうようなら、もう、何かしようなんて思わない方がいいのかも知れない・・・・・・ってことは、お役人さんたちも、そんな感じなのかなぁ・・・

・・・公に“毒”が売られてて、その“解毒法”を税金使って教えてる我々って、一体・・・

提供:Medscape

パイロット試験の結果、ニコチン摂取量が漸減するタバコを用いた離脱か安全かつ効果的にできる可能性が示唆された

Pauline Anderson

【12月12日】新しいパイロット試験で、段階的にニコチン量が減少するタバコを用いて、重篤な離脱症状がほとんど発現することなく喫煙者のニコチン摂取を安全かつ効果的に減らすことが可能であることが示された。この試験の目的は喫煙者に禁煙させることではなかったが、この小規模試験の被験者における禁煙率は25%であった。

本試験は米国癌学会の雑誌『Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention』11月号に掲載されており、喫煙者集団におけるこの常習性のある薬物の減量を容易にするため、市販のタバコのニコチン含有量の限度を義務付けることが可能であることを実証しているとカリフォルニア大学サンフランシスコ校の医学・精神医学・生物薬剤学教授で、本試験の筆頭著者であるNeal Benowitz, MDは述べた。

この10週間の縦断的試験では、健康な喫煙者20例(男性11例、女性9例)を対象とした。年齢範囲は18~57歳で、平均喫煙量は1日約20本であった。本試験のため被験者は、ふだん吸っている銘柄のタバコを1週間喫煙した後、ニコチン量が段階的に減少する(12、8、4、2、1 mg)5種類のタバコを1週間ずつ吸った。この漸減プロセス中に、被験者はタバコの受領のために週1回来院し、尿および血液検体の採取、一連の質問表への回答を行った。その後、被験者はふだん吸っている銘柄のタバコを再開し、4週間後に経過観察を受けた。


ニコチン摂取量の減少

試験終了時に、被験者が1日に吸うタバコの本数が開始時に比べ約40%減少した。開始時に禁煙が目的ではないことが知らされていたにもかかわらず、実際に5例が完全に禁煙したことが血液検査から裏付けられた。

また本試験では、被験者のニコチン摂取量の減少、一酸化窒素および様々なタバコに関連がある発癌性物質の曝露量の減少または安定化が認められ、心血管系リスクファクターの検査値上昇は認められなかった。「われわれの試験から、喫煙者は有毒なタバコ煙化学物質への曝露が増大したり、明らかな心血管系の有害作用が発現したりすることなく、安全にRNC(低ニコチン)タバコに切り替えることができることが示唆される」と本試験の著者らは記述している。

被験者の自己効力感評価(禁煙についてどのくらい自信があるかを尋ねる)も開始時に比べ、試験終了時に有意に高かった。タバコ渇望の増大は認められず、離脱症状(気分の変化、抑うつ)は比較的軽度であった。

本試験に用いられた効果的な漸減戦略は主にPhilip Morris Tobaccoから提供されたタバコに基づくものであり、これらは無ニコチンタバコと通常のタバコを組み合わせたものであった。この試験用タバコは、タールの量は通常のタバコと同量であるが、タバコ中のニコチンの絶対量が減少し、最終的に1 mgとなるように段階的にニコチン量が減らされていた。

これに対し、通常のタバコおよび「低排出(low-yield)」の市販のタバコには12mg~15 mgのニコチンが含まれる。低排出タバコは、フィルター内またはフィルター付近に多孔性の紙が用いられているが、喫煙者がタバコを大量に早く吸い込み、通気口をふさぐことによって埋め合わせすることができる。

「対照的に、RNCタバコのニコチン含量を完全に埋め合わせることは、タバコ中にニコチンが十分に含まれていないために実質的に不可能である」と著者らは述べる。「安定したタバコ摂取量と安定したタバコ煙バイオマーカーである一酸化炭素およびPAH(多環芳香族炭化水素)代謝物量からわかるように、埋め合わせの証拠はほとんど認められなかった」

ニコチン摂取量の漸減は、喫煙に対抗するための「実現可能」な国家的規制戦略となりうるとDr. BenowitzはMedscape Psychiatryに語った。このような公衆衛生政策の目的は、現喫煙者の禁煙を容易にすることと、試しに喫煙してみる可能性が高い若者が常習的喫煙者となるのを困難にすることという2倍の効果があるだろうとDr. Benowitzは述べた。

「米国食品医薬品局(FDA)が実施できる可能性のある対策の1つは・・・、タバコの有害性を低減するため、タバコ製造成分の変更を義務付けることである」とDr. Benowitzは述べた。「これを実現するための方法の1つはニコチン含有量の限度を義務付けることである」

ニコチンの依存性が現れる正確な量は「完全には解明されていない」とDr. Benowitzは述べ、彼の最も確実な推定では1日5mg未満であると思われると付言した。「このレベルまで減量すれば、依存するほどの喫煙の可能性は低くなる」とDr. Benowitzは述べた。喫煙者がニコチン含量1mgのタバコに切り替えると(今回のパイロット試験と同様に)、タバコを1本吸うたびに体内に0.2~0.3 mgが入り、このタバコを1日20本吸ったとしても、1日の摂取量は5mg未満となるとDr. Benowitzは述べた。しかし、人によってニコチンに対する「感受性」は異なるとDr. Benowitzは付言した。

研究者らは、喫煙者150例を対象とし、本試験よりも緩徐な漸減プロセス(6ヵ月間)を用いる別の大規模な試験を実施中である。また、思春期の実験的喫煙者を対象として低ニコチンタバコによって依存性が減弱するかどうかを検討する予定である。

資産公開情報は報告されなかった。本試験はNational Cancer Institute、National Institute on Drug Abuse、California Tobacco Research Program、Division of Research Resources、National Institutes of Healthの資金提供を受けた。本試験の著者らは、本試験の設計またはデータの分析や解釈にPhilip Morrisが一切関与しなかったことを注記している。本論文には、公表費用がページ課金方式で支払われたとの注記がある。米国癌学会の広報担当者に確認したところ、同学会は非営利団体であるため、ページ課金方式を採用しているという。しかし、この支払いのため、本論文は米国の規制に従って「広告」と表示する必要がある。

Cancer Epidemiol Biomarkers Prev. 2007;16:2479-2485.

Abstract

Medscape Medical News 2007. (C) 2007 Medscape

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