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肝癌患者における microRNA の発現と生存期間、およびインターフェロンに対する反応

  • Posted by: Mitsuyuki Ohno
  • 2009年10月10日 12:02
  • News

この miRNA に着目した罹患率における性差は、性差だけに留まらず、個人差にも言及できそう・・・・・だよねぇ?!

でも、機能を持った小分子 RNA が産生されるかどうかって、予め調べられるのだろうか?

相補的な配列を30億塩基の中から、探し出せれるだろうか??私は、知らない・・・。

MicroRNA Expression, Survival, and Response to Interferon in Liver Cancer

J. Ji and others


背 景

 肝細胞癌は主に男性で発現する、頻度・侵襲性の高い癌である。肝細胞癌を有する男女両方の、microRNA の発現パターン、生存期間、インターフェロン α に対する反応を検討した。


方 法

 1999 年~2003 年に腫瘍全摘術を受けた肝細胞癌患者から成る独立した 3 つのコホート、計 455 例について解析した。241 例のコホート 1 で microRNA の発現プロファイリングを行い、腫瘍に関連する microRNA を同定し、それらと性別、生存期間との関連を調べた。さらに得られた知見の妥当性を検証するため、定量的逆転写ポリメラーゼ連鎖反応法(qRT-PCR)を用いて microRNA 発現量を測定し、それらと生存期間との関連、およびインターフェロン α 治療に対する反応との関連について、術後インターフェロン療法に関する 2 つの独立した前向き無作為化対照試験の対象患者、計 214 例(コホート 2、3)において評価した。


結 果

 肝細胞癌患者の正常肝組織における miR-26a と miR-26b の発現量は、女性のほうが男性よりも高かった。腫瘍組織における miR-26 発現量は同一患者の正常組織よりも低く、このことは miR-26 発現量が肝細胞癌にも関連していることを示していた。さらに、miR-26 発現量が低い腫瘍は固有のトランスクリプトームパターンを示しており、遺伝子ネットワーク解析の結果、核因子 κB とインターロイキン-6 のシグナル経路の活性化が腫瘍形成に関与している可能性があることが示された。腫瘍内の miR-26 発現量が低い患者は、発現量が高い患者と比較して全生存期間が短かったが、インターフェロン治療に対する反応は良好であった。


結 論

 肝組織における microRNA の発現パターンは、肝細胞患者の性別により異なる。肝細胞患者における miR-26 発現状態は、生存期間と、インターフェロン α による補助療法に対する反応に関連している。


N Engl J Med 2009; 361 : 1437 - 47.
(C)2009 Massachusetts Medical Society.

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