- 2010年1月20日 09:43
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ふ~ん、私の座右の銘『二律背反』を具体的に示してくれてるような実験結果ですね。
世の中の事象は全てアンビバレントです。二律背反、、、二つの意味があり二つの解釈も出来ます。。。。。これ、"マリンパの雑感"でのプロフィール。
というわけで、特に驚く内容じゃないけど、ふと、上記のごときが頭によぎったので・・・・・。
電磁波照射でアミロイドβ蛋白蓄積が低下
脳細胞やその機能になんらかの悪影響を与えることが疑われている携帯電話の電磁波。それが逆に、アルツハイマー病(AD)の治療に役立つ可能性が出てきた。米・南フロリダ大学のGary W. Arendash氏らは、マウスを用いた研究結果を J Alzheimers Dis(2010; 19: 191-210)に発表。米国の携帯電話と同等の電磁波(918MHz)照射で、老人斑を形成するアミロイドβ蛋白(Aβ)蓄積が低下したという。
通常マウスでは認知機能が向上
ADに罹患した脳は、Aβが線維状に蓄積した神経細胞外の老人斑と、タウ蛋白が異常にリン酸化した神経細胞内の神経原線維変化が痕跡として認められる。Aβが産生されるメカニズムはマウスの実験によって明らかにされた。
Arendash氏らは、Aβの生成にかかわる遺伝子AβPPswを過剰に発現させたトランスジェニックマウス(Tgマウス)とその同腹の通常マウス(NTマウス)96匹を対象に、周波数918MHz、比吸収率(注(Specific Absorption Rate;SAR)0.25W/kgの電磁波を1時間×2回/日で7〜9か月間照射した。
その結果、若齢マウスに記憶力テスト(迷路を数回歩かせた際の順路の一致率)を行ったところ、電磁波照射Tgマウス群(Tg/EMF群)が非照射Tgマウス群(Tg群)よりも有意(P<0.05)に順路の一致率が高いことが明らかになった。また、電磁波照射NTマウス群(NT/EMF群)では他の群よりも有意(P<0.05)に一致率が高かった。そのため、同氏らは「電磁波照射はTgマウスの認知障害発症を抑制し、NTマウスの認知機能を強化する」と結論している。
この傾向は既に認知機能障害を発症した高齢マウスでも認められ、Tg/EMF群ではTg群に比べてAβ蓄積が海馬で35%、嗅内皮質で32%低下。同氏らは、電磁波照射によって脳内温度が上昇することを要因に挙げている。その一方で、AD発症に深く関与する可溶性Aβ1-40および可溶性Aβ1-42の発現量は、若齢マウス、高齢マウス双方のTg/EMF群で増加傾向にあった。
これらのことから同氏らは、電磁波曝露によって(1)Aβの凝集が抑制される、(2)脳細胞活性が高まる―の2つの作用がもたらされ、Aβが血中に排出されやすくなっていることを指摘している。
これまで発症後は病状の進行を遅らせるほかに対処法がなかったADだが、昨年(2009年)1月にはコーヒーや紅茶の飲用がのちの認知症リスクを低下させるとする研究が発表された(J Alzheimers Dis 2009; 16: 85-91)。今回の画期的な発見によって、今後は電磁波とAβの関係を解明する研究が進められて行くだろう。タウ蛋白との関連の解明にも期待したい。
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