- 2010年3月10日 09:48
- News
ダビガトランが使えるようになれば、こんな問題とはおさらば出来るのかな!
だけど、ワルファリンは安いっ!!これは、医療経済学的に見れば、医療に必須の薬剤だろう。
ようは使い分けが必要になるんだろうけど、線引きはどうするんだろう?効果は同等、副作用や食事制限は無い薬のほうが、患者にとってもイイに決まっている。「医療費抑制の為、安い薬を使ってください」って説得するんだろうか?????じゃなかったら、ダビガトランの薬価をべらぼうにする。。。。?
米Rush UniversityのShyam Prabhakaran氏らは、ワルファリンを服用中に急性虚血性脳卒中を起こし、組織プラスミノーゲン・アクチベータ(t-PA)療法を受けた患者は、国際標準化プロトロンビン比(INR)が適応範囲内の1.7未満であっても、非治療例に比べ症候性脳内出血(symptomatic intracerebral hemorrhage;SICH)の発症率が10倍近く高まっていたとの後ろ向き検討結果を、昨日(3月8日)発行のArch Neuro(2010; 67)archive express版に報告した。
他変数を補正後も有意な相関
Prabhakaran氏らは、自施設において急性虚血性脳卒中によりt-PA治療の適応となった連続症例107例を対象として、後ろ向きに検討を実施した。
患者背景は次の通り。年齢中央値69.2歳、43.9%が男性、米国立衛生研究所脳卒中スケール(NIHSS)の中央値14、発症から治療開始までの時間の中央値140分、ベースライン時のワルファリン服用率12.1%(13例)、INRの中央値は1.04(0.82~1.61)。
全体のSICH発症率は6.5%であったが、ワルファリン投与群では非投与群に比べ発症率がおよそ10倍だった(30.8% vs. 3.2%、P=0.004)。
年齢、心房細動、NIHSS、INRなどの変数を補正した後もワルファリン投与とSICHの間には有意な相関が認められた(P=0.004)。
同氏らは発症前の抗血小板薬服用がSICHのリスクを増加させるかどうかについては結論が出ていないとしながらも、ワルファリン服用者を含むコホートによるt-PAの市販後調査ではリスク増加の報告はなかったと述べている。
そのうえで、今回、t-PAの適応範囲とされるINRにおいても、ワルファリン服用者でSICHが大幅に増えたメカニズムとして、ワルファリンが治療域に準じた濃度(subtherapeutic levels)下でも抗凝固作用が亢進している可能性などを指摘している。また、同薬は服用中止後も3日間は抗凝固作用が消失しないことから、t-PA療法施行後、INRがさらに変動していることも考えられるとの見方を示した。
同氏らは今後同じサブグループによる大規模な検証が必要だと述べている。
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