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古代の顔料が乳癌に有効

20060925_Isatis_tinctoria.jpg“ホソバタイセイ”って植物が、どんなのか知らないが、『古代のブリトン人とケルト人が出陣化粧用の青色顔料として用いていた』ということは、BC390年の、ケルト人によるローマ占拠の時にも、ガリア地方を平定したカエサルも、こんな化粧をした野蛮人を見ていたんだろうなぁ!!

なんて、感慨深いです。ハイ。
(“生薬”らしいので、ほんとは知らないとイケナイのだが、私は生薬の単位はお情けでもらったもので・・・)

古代の顔料が乳癌に有効

〔ニューヨーク〕 ボローニャ大学(イタリア・ボローニャ)のStefania Galletti氏らの研究チームは、アブラナ科のホソバタイセイに抗癌化合物グルコブラシシンが豊富に含まれていることを確認し、Journal of the Science of Food and Agriculture(2006; 86: 1833-1838)に発表した。この化合物は乳癌に効力があり、従来、ブロッコリーがその代表的な野菜とされてきた。


含有量はブロッコリーの20倍

 ホソバタイセイは、古代のブリトン人とケルト人が出陣化粧用の青色顔料として用いていたもので、同チームは同じアブラナ科に属すブロッコリーに比べ、グルコブラシシンの含有量が20倍も豊富であることを確認し、また各種の処置により65倍近くにまで高めることができた。この化合物には自衛機能があり、ホソバタイセイの葉が虫などによる被害を受けると放出され、葉を傷つけると濃度が30%上昇することが研究で確認された。この誘導体は特定の病虫害に対して有効で、特に乳癌に効力のある抗腫瘍の属性があると見られている。

 また、エストロゲン濃度が高い女性は乳癌リスクが高いが、グルコブラシシンにはこれを含む発癌性の化学物質を体外に排出する作用がある。

 これまでブロッコリーなどアブラナ科の野菜による健康への効果は報告されてきたが、大規模な試験を実施するのに十分な量の抽出は困難とされてきた。同チームは、廉価ながらグルコブラシシンが豊富なホソバタイセイを用いることにより、体内でこの成分が及ぼす作用について詳細な研究が可能になるものと期待している。


古代のブリトン人っていうのが、歴史の表舞台に登場するのは、ブリテン島を統一する西暦500年頃のアーサー王の時代だ。しかし、私は『ローマ人の物語』で、カエサルがガリア地方平定に出かけた時に、ついでに、ドーバー海峡を越えたって事くらいしか知らなくて、ブリテン島の歴史は、一気にアーサー王の時代まで飛んでしまうので、正しいどうか、まったく責任持てないのだが、ローマ人が“ガリア地方”と呼んだ場所に住む人は、ケルト人(ギリシャ風)と呼ばれていて、陸のケルト、海のケルトって言葉があるくらいだから、ブリテン人=ケルト人で良いのかもしれない。

そうすると、顔を青く染めるのが、ケルト人の文化と言えるのか??

20060925_roman_story.jpg記憶を辿って、『ローマ人の物語』で BC390 のケルト人がローマを占拠した頃を読んでいた時、確かに、『ケルト人はローマ人と比べると体格も大きく、髪を切らずに長く、顔を青く染めていて、兎に角、怖い』とローマ人は感じていたとの記述があった事を思い出した。(ほんとか?思い込みじゃないのか?残念ながら自宅にある本なので確認できない・・・トホホ)

もしかしたら、ケルト人は、その青色の色素に“腫れ物”を治癒させる効果のある事を知っており“聖なる力”が宿っていると信じていた為、出陣に際し、顔を染めたのかもしれない。

この時代に、しかも未開の地に医薬品というモノが認識されていたんだなぁと思うと、シミジミである。ローマでは、都市整備(環境衛生)に力を入れ、病気を回避したのと対照的に、未開の地では、物質に頼っていのかも??


カエサルがガリアに行くチョット前頃、当時のローマは、宿敵、ポントゥスのミトリダテスと戦っていた。(戦っていたのはポンペイウス。三頭政治の一頭だ)面白い事に、このミトリダテス、かなりのマニアックなヤツで、自分で“万能解毒薬”を開発していたと言う。私、こういうマニアックな人好きなんだよなぁ!!このエピソードだけで、ミトリダテスを応援した位だもんなぁ。

その名も、ジャジャ~ン!!《ミトリダチオン》だ。


今『ローマ人の物語』も、ついに、ルビコン川を渡った所まできた!!

ミトリダチオンは、ミトリダテスが作ったんだと『ローマ人の物語』には書いてなかったが、ネットで関連分野を調べてたら、偶然見つけたのだ。

ちなみに、“古代史と薬物中毒の話”さんのサイトには、、、、

古代ギリシアのアレキサンドリア時代にボストン(黒海の南岸にあった)の国王であったミトリダテス・エウパトル六世である。 彼は表向きは植物学(特に毒草)に造詣が深く、バビロニアやスキチアの有能な医師団を招き、密かに王室研究機関を設け自ら毒物学の研究に没頭した。

彼は各地からありとあらゆる有毒物質を集めるとともに、その毒性を調べるために死刑囚はもとより、奴隷や将兵で非情な人体実験を行ったという。その結果、ミトリダテス大王は万能解毒剤「ミトリダチオン」を西暦六十年前後に完成させたのである。

彼自身は毒殺されるのを極度に恐れ、普段から毒物に対する耐性を高める努力をしており、それと同時にこのミトリダチオンを常用していたのであった。
ところがである、西暦六十三年にローマのボンベイウスの軍隊に攻め込まれ、ついに落城という時、妻子共々服毒自殺を計ったミトリダテス王は不覚にも毒が効かないという事態に陥ったのである。

ミトリダテス王の体はすでに毒に対する耐性が見事にできあがっていたのである。彼の命運は結局どうなったか。一説によるとローマ軍にさんざんに斬れて絶命したたといい、また側近の奴隷の手を借りて死んだともいう。

どちらにしても毒では死ななかったわけだから、本望というべきであろう。解毒剤ミトリダチオンの処方は大王の遺物の中から発見され、ポンペイウスによって戦利品としてローマに持ち帰られた。

この処方は文法家レネウスによって解読され、さらにラテン語に翻訳されたというが、何と解毒剤は五十四種の成分から構成されており、これを見たローマの学者も舌を巻いたという。


なるほどねぇ!

素人の域を脱している、、、、っていうか、お金もあったし、人体実験も出来た環境なんだよなぁ!!(うらやましいなぁ・・・・・って、素直な感想。こんな話題の時に、『戦争や人体実験を肯定するような・・』なんて、ヤボは言わないように!!)

で、この《ミトリダチオン》、そんなに凄い解毒剤なら、帝政ローマの時代には、いたるところで売られてもいいようなもんだが、あまり、聞いた事が無い。

あまり効かなかったのか、それとも、処方はミトリダテスの死と共に消えてしまったのか?


今、山梨県が熱いらしい。富士山と河口湖と山中湖しか知られていないらしいけど、安倍さんが人事構想を練ったとかで、注目を浴びている。
夏は涼しいし、自衛隊もあって安全だし日本のキャンプデイビッドにしちゃえば良いなんて声もあるらしいし。上手い事言うよね。今度の日本でのサミットはここだ!!

カエサルは、何処で、作戦を練ったんだろう。。。。。


というわけで、本日は、医療系雑誌のサイトで見かけた記事『古代の顔料が乳癌に有効』に、思いを馳せてみました。ちゃんちゃん。

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2006年09月25日 15:54に投稿されたエントリーのページです。

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