例の裁判の第2回公判が2月23日に開かれた。第1回目ほどの人気?は博さなかったようだが、それでも120人あまりの人がが23人分の一般傍聴券を求めて集まったそうだ。
北尾トロ氏の『裁判長!ここは懲役4年でどうですか』の影響で“裁判ウォッチャー”が増えたって事もないんだろうけど、あの本を読んだ人では、裁判の見方が変わってしまった人は、少なくない筈!!何を隠そう、私もその一人だ。
というわけで、“一般傍聴券取得”の倍率なんぞが気になってしまうのだ。
裁判の内容は、医師二人への証人喚問だったのだが、午前中に証言した産婦人科医は、公判前の検察の事情聴取とは内容を一部覆す証言をしたらしい。(おっ!!ドキドキっ)
事情聴取の時には、「クーパーを用いて、胎盤剥離を進めることは想定できない」と加藤医師の手技を否定する内容だったそうだが、これはクーパーを用いて胎盤と子宮との癒着部分を「切る」ことを想定した供述だったということで、証人喚問の時には、後になって加藤医師はクーパーで「そぐ」ように癒着を剥離したことを知ったので、この方法であれば問題ないなどとしたそうだ。(おおっ!これはポイント高い・・・と思うぞ!)
午後に行われた証人喚問では、手術の助手を務めた若手(3年目)外科医が証人台へ!!
加藤医師からの助手への依頼の際、“癒着の可能性”は聞いたと。
クーパーによる剥離については、外科でも一般的に行っているものだと。
手術中、子宮摘出術に切り替える際は、外科医自身が初めて経験する手術であるためビビッたが、加藤医師は順調に手術を終えたと。
山崎豊子の『白い巨塔』では、財前五郎が術前に『胃噴門部癌の肺転移の可能性』を示唆したかどうかで、助手をつとめた柳原医師が証言を強要されたが、まさか、白い巨塔(大学)で起きた事件じゃないので、この助手の証言『“癒着の可能性”は聞いた』は信憑性が高いと思うんだけど、どうだろうか??(田宮二郎版 DVD 全9巻を持ってるので詳しいのだ!)
実際に裁判員になった時には、対象が刑事事件ということだから、こんな事を考えちゃうのだが、裁判で嘘の証言は無いというのが建前だから、裁判員はこんな裏まで考えなくてもいいのかもしれないけど、、、本とテレビドラマの影響で、こんな事まで考えちゃう!
で、次回の公判は3月16日。手術に立ち合った麻酔医と看護師への証人尋問が行われる予定だそうだ。
『白い巨塔』では、最後の最後で看護婦が重要な証言をしたのだが、この大野病院事件ではどうなるのだろう??
予断は許さない!!(オイオイっ)
さて、この裁判でもたびたび登場する『帝王切開』って単語!なんで、自然分娩に対する言葉が“帝王”なんだよ?って思っている人も少なくない筈。
というわけで、私自身、聞いた事もあるようなないような状態だったので、『ググッ』て調べてみた。
◆帝王切開
帝王切開とは、妊婦の腹壁・子宮壁を切開し、胎児を取り出す手術法。自然分娩が困難な場合や、母児の生命に危険がある場合などに行われる。
◆帝王切開の語源・由来
帝王切開は、ドイツ語で「帝王切開(切開切除)」を意味する「Kaiserschnitt」を日本語に訳した際、この語を切り分けて「Kaiser」を「皇帝」、「Schnitt」を「切開」などと間違って訳してしまったため生まれた語である。
ただし、帝王切開の語源は俗説が多く、一般の国語辞典でも誤った説(語源俗解1・2)を載せていることから、それらが定説となってしまっている。
以下、帝王切開の語源俗解の一部である。
1.「帝王切開(切開切除)」を意味するラテン語「sectio caesarea」をドイツ語に訳す際、「caesarea」を古代ローマの将軍「ガイウス・ユリウス・カエサル(シーザー)」と間違えてしまったとする説。
「Kaiser」はカエサルの名前から「皇帝」を意味するようになった語だが、カエサルの名前の「Caesar」の部分は「分家」を意味し、元は「切る」「分ける」といった意味から派生した語で、「Kaiser」も同様に「切る」といった意味があることから間違いである。
2.ガイウス・ユリウス・カエサルが、この方法で産まれたことから「帝王切開」と言われるようになったとする説。
古代ローマの帝王切開は、妊婦末期に妊婦が死亡した際に胎児を助ける目的で行われたものだが、カエサルの母はカエサルが40歳を過ぎるまで生きているため間違いである。
3.中国では占星術によって皇帝の誕生日が決められており、誕生日を守るために帝王切開で出産していたからという説。
「帝王切開」の語は、中国語経由でないため論外。
私の記憶では『ガイウス・ユリウス・カエサルが、この方法で産まれた』って事になっていたが、ほとんどの人もこの“俗説”を覚えていたんじゃないかな?!
昔の帝王切開は、“妊婦末期に妊婦が死亡した際に胎児を助ける目的で行われた”ってのは知っていたし、『ローマ人の物語』を読んだから、カエサルの母親の事も知ってたんだけど、こういう事って、繋がんないんだよねぇ!!
ハイ!今回は、大野病院事件を『WebMaster の嗜好』で取り上げたので、こんな感じになっちゃいました。次回3月16日は、いったい、どのような展開になるのでしょう??展開次第では、『WebMaster's impressions』で書く予定です。(って、ほんとに書くのか??ネタはあるのか??マスコミが頓珍漢な取り上げ方をしてくれると、ボロクソに突っ込めるから嬉しいんだけど、もう、マスコミにはこの事件は飽きられちゃってるからなぁ・・・)
・・・そう言えば『白い巨塔』って民事で争ってんだよなぁ!福島・大野病院事件は刑事事件だもんなぁ。。。。検察のやり過ぎ??検察の大衆迎合??おっと、この突っ込み方じゃ『WebMaster's impressions』だ。