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アレクサンダー大王、アーサー王、将軍ハンニバル

20091216_Alexander.jpgアレクサンダー大王、アーサー王、将軍ハンニバルの共通点は?

伝説の英雄?
はい、それはその通りです。

ローマと戦った?
いえいえ、アレクサンダー大王はローマとは戦ってませんね。

私(マリンパ)が個人的に好き?
う~ん、アーサー王は、あまり興味ありません。イングランドの歴史は1066年にフランスのノルマンディー公ウィリアムの征服から始まると思ってますので。ここから、シェイクスピアが生きた時代(1564-1616:人殺し色々と覚えるらしい)頃までが、圧倒的に面白いですから。その他は興味なしです。

さて、それはさて置き、アレクサンダー大王と将軍ハンニバルは、その性格に於いては、まるっきり正反対で、現代でも人気を二分しそうなのだが、何故か、私は両人とも好きである。

アレクサンダーは、正々堂々、真っ向勝負を挑むタイプであり、ハンニバル将軍は、戦術、知略、策略、策謀を弄するタイプだ。

アレクサンダーは理想主義者で、ハンニバルは現実主義者。アレキサンダーは勝ち方にもこだわり、ハンニバルは奇襲・待ち伏せ何でもあり勝つ事が至上主義だ。

【ローマ人の物語】の著者、塩野七海氏は『アレクサンダーはギリシャ神話のアキレウスを愛していた。ハンニバルが誰を好んでいたかは知られていないが、多分、オデュッセウスだろう』と書いている。

なるほどねぇ、その通りかも知れないって思った。

ホメロスの『イリアス』でも、初っ端からアキレウスは怒っている。何に怒っているのかと言うと、ギリシャ側総大将アガメムノンの“汚い”やり方にだ。それ故、戦闘に加わらず、サボタージュを決め込んでいるワケなのだが。。。。

純粋で、不誠実なことが嫌いで、策を弄する事より、正々堂々を善しとし、生き方すら潔しを旨とするタイプなのだ。オデュッセウスはというと、アガメムノンに請われてアキレウスをトロイ戦役に参加させるため説得に向ったり、アガメムノンとアキレウスのいがみ合いの“調停役”をかったり、最後には“トロイの木馬”という奸計を巡らしたりと、知略家なのだ。

アキレウスはロマンチストで、アガメムノンはリアリストなのは、トロイ戦役ではアキレウスは死に、オデュッセウスは生きて故郷(イタキ)に帰れる(苦労するけど:オデュッセイア)所にも現れていると思う。

アキレウスは母(ティティス:ゼウスが愛したニンフだが、父より強い子を産む子宮の持ち主だとプロメテウスに忠告され、泣く泣く諦め、英雄ペレウスに嫁がせた。。。結婚式に女神エリスを招待せず、、ゼウスが人減らしの為に、、、、パリスの審判、、、ヘレネ略奪、、、トロイ戦争。一方、ティティスはアキレウスが戦死する事を予知していたので不死身にする為、冥界の川ステュクスに漬けるのだが、その時足首を握っていて、その部分が不死身にならず、、、アキレス腱。。。。)に、トロイ戦役に参加すると死ぬと言われていたにもかかわらず、参加してしまう。自分の運命に従って、思う存分生きる、伝説の英雄となって生きる道を選び、、、

かたや、トロイ戦役の10年とさまよい続けた帰路10年のあわせて20年、家を不在にしたオデュッセウスは、頑なに家を守り続けた貞淑な妻ペネロペイア(ヨーロッパでは貞淑な妻の代名詞:ペネロペ)がいたからこそ、故郷に帰ろうとする意思が挫けなかったのだろう。リアリストは家庭想いのやさしさの裏返しでもあるのだ。だが、家族想いは、自分が不在の間、我が家で狼藉を働いていた輩の皆殺しにも繋がるのだが。。。


小さな目でみれば、ロマンチストに拠る政治は混乱を招くだけだが、大きな目で見れば、理想に近づけるのかもしれない。

ただ、ロマンチストでもリアリストによる政治でも、万人がハッピーエンドにはならないということは、ギリシャ神話の時代に生きた人々も、知っていたみたいだ。現代人は知らないみたいだけど。

さすが、2000年以上の時を経て、尚、評価される文学(っていうのだろうか?)だけある。


さて、アレクサンダー大王、アーサー王、将軍ハンニバルの共通点は?

その前に、トランプの各スートのK(キング)のモデルだが、、、
スペード:ダビデ王(古代イスラエル国王)
ハート:カール大帝(フランク国王)
ダイヤ:カエサル(シーザー、古代ローマの皇帝)
クラブ:アレキサンダー大王(マケドニア国王)
と言うことらしい。

20091216_Alexander2.jpgただ、クラブのKは、諸説があり、マケドニア王アレクサンダー大王(Alexandre)が、アーサー王、カルタゴ将軍ハンニバルだったこともあるのだとか。(写真は、コリン・ファレルとアンジェリーナ・ジョリー主演の映画アレキサンダー。この時代は鐙がなかったのだが、そのように撮影している。エライ!)

答えは、トランプ、クラブのKのモデルになった英雄(王、将軍)でした。


こうしてみると、王の中の王は、やっぱり“ダビデ”なんだねぇ!庶民の遊びのモデルだから、やっぱり、とてつもなく“有名”ってことが条件になる。

ヨーロッパの庶民の間では、ダビデ王、カール大帝、カエサルが群を抜いているってことなのだろう。アレキサンダー大王も有名だけど、アーサー王やハンニバル将軍と一緒くたにされちゃう評価なんだねぇ。。。。カエサル萌ぇの私には、カエサルが入っているのは嬉しいけど、同じくらいアレキサンダー大王萌ぇの私には、ちょっと、不満。

でも、イタリアじゃ、言う事をきかない子供をビビらせるのに「ハンニバルがくるぞ」というらしいから、この辺からわかる事は、狭い地域で、強烈なのがハンニバルって見方も出来そう。比べて、カエサルは、広く浅く?って感じ?でも、広くってのも大事なんだよねぇ!!


日本で、トランプのK4人を選ぶとしたら??

スペード:神武天皇
ハート:聖徳太子
ダイヤ:源頼朝
クラブ:織田信長
かなぁ?

クラブのKは、他に豊臣秀吉、徳川家康、西郷隆盛、、、、あたり?

ちなみに、、トランプのJ4人は、、、
スペード:オジェ・ル・ダノワ(カール大帝の騎士)
ハート:ラ・イル(ジャンヌ・ダルクの戦友)
ダイヤ:ヘクトル(トロイの王子)
クラブ:ランスロット(アーサー王に仕えた円卓の騎士の一人)

となっている。

私の知っているのは、トロイの王子ヘクトルだけだ。このあたりになると“知る人ぞ知る”ってマニアックに人物が登場するみたいだ。

さしずめ日本では、直江兼続や“織田信長の懐刀”なんて呼ばれる人が選ばれそう。“歴女”クラスの知識が必要っぽいね。私には無理。

幕末から明治時代に限ってみれば、、、、、いろいろと意見がありそうだなぁ!

今、萌えている、秋山好古、真之兄弟は、ダイヤとクラブあたりの“ジャック”にしたいなぁ。

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2009年12月16日 12:18に投稿されたエントリーのページです。

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