ちょっと前、世間では、伝統とY染色体で盛り上がった事があったが、最近では、まったく話題にもされなくなった。天皇男系問題は先送りされ“放置プレー”されている。
ところで、犬と猫が交わって、雑種が出来ると思うだろうか?
サルとヒトはどうだろうか??
どうして、チンパンジーとニンゲンは交わって子供を残せないのだろう?
もし、これにY染色体が役に立っていたら、あなたはY染色体を見直す???
雑種不稔性の理解(Understanding Hybrid Sterility)Science December 11 2009, Vol.326
生殖に関する障壁の開始、すなわち雑種不稔性は、分離された集団間の遺伝的不適合性を増強し、種分化へと導く1つの手段である。
雑種不稔性の基盤をなす一握りの遺伝子が発見されてきたが、その分子機構は一般にまだはっきりしていない。
BayesとMalikは、サテライト-DNA結合タンパク質をコードする雑種不稔性遺伝子Odysseus部位ホメオボックス(OdsH)が、Drosophila mauritianaとDrosophila simulansという2つの種の間で、異なったDNA結合パターンを示すことを明らかにしている(p. 1538、10月22日号電子版)。
D. mauritiana由来のOdsHはD. simulansのY染色体に局在化するが、一方D. simulans由来のOdsHではそういうことはない。
OdsHタンパク質のこの不正確な発現、局在化、それと持続性が混血のオスの精子形成に影響を与えており、これによってこれら種間の雑種不稔性の根底にある仕組みが説明される。
つまり、サテライト-DNAとその結合タンパク質の間の遺伝的不適合性が、動物における雑種不稔性の一般的基盤を代表している可能性がある。
Altered Heterochromatin Binding by a Hybrid Sterility Protein in Drosophila Sibling Species
p. 1538-1541.
答えは、上記のように、Y染色体が必須の現象ではないけど、オスの精子形成に影響を与える事で、サルとヒトのハイブリッドが出来ないようにしている、、、、なんて、オスの精子、、、エライじゃん!!
なんて事いうと、男女の平等を訴えている人達から、ぶっ飛ばされそうだなぁ!!
(^_^)/~ 男女の平等を叫んでいるみなさん、男女の区別はどのように考えていらっしゃるのでしょう?“ニユセックス”とか言っちゃってるけど。単為生殖から有性生殖に進化したワケは、両性の区別なんですけど・・・!同じにしちゃったら、サルとヒトがSEXして、子供が出来ちゃうよ!
坂の上の雲 第3回「国家鳴動」を、昨日、見た。
ナレーターが「日清戦争は、事実上、この二人によって始められた」・・・・・・って言ってた。思わず、吹き出した。
ドラマだからって、ちっょと、安易すぎやしないかい??だけど、、、、あれが、司馬遼太郎の考えなのか、NHKの考えなのか、単に脚本家がやっちゃっただけなのか、、、、まぁ、フィクションに突っ込みを入れるほど、野暮じゃないけど、フト、面白い事を思いついてしまった。(子規と漱石の交流も、原作にはないほど濃密に描かれているのだが・・・・?どういう意図があるんだろ?NHK?)
『歴史の方程式(マーク・ブキャナン著)』って本をご存知だろうか?
なにげに、興味をそそるタイトルだが、今まで『どうせ、・・・・』なんて思っていたので読んでない。。。それが、、、、、
本日 Nature 462, 7275 (Dec 2009) の論文を見て、、、、『えっ、あれって、Nature に載る様な内容の本だったんだぁ』って、あらためてぶっタマゲたのだった。(私は、Nature とか Science とかの権威に弱いのだ)
戦争の生態学:暴動やテロにみられる統計学的パターンNature 462, 7275 (Dec 2009)
一見ランダムあるいはカオス的にみえる人間活動の多くは、普遍的な統計学的パターンを示す。
人間の間の紛争もその1つであり、戦争全体で総計した死傷者数のサイズ分布はほぼ、べき乗分布に従う。
しかし、個々の戦争で起こるさまざまな事態についても共通のパターンがみられるのだろうか。
N Johnsonたちは、そうであることを明らかにした。アフガニスタン、イラク、コロンビアで起こったさまざまな紛争に関する詳細なデータセットを使って、反乱戦には互いに共通するパターンがあること、さらにそれは世界的テロ行為にも共通することを示し、破壊・暴力活動の規模や、それらが生じるタイミングを人間集団間の生態学的相互作用の観点から説明している。
彼らのモデルは暴動に関する最近の仮説と整合しており、反乱での武力衝突やテロ行為と生態学の間の量的な関係を確立するものだ。
また、このモデルと金融市場モデルとの類似性は、人間の暴力的行動と非暴力的行動との間の関連を示している。
Letters to Nature p.911
この本は、「べき乗分布」に関する研究の歴史を振り返りながら、「非平衡物理学」の考え方を紹介してくれる本らしい。著者はヴァージニア大学で理論物理学の博士号を取得後数年間のカオス研究の後 Nature の編集に携わっている。
その「非平衡物理学」だが、著者の言葉でいうと「歴史物理学」(historical physics)となるのだそうだ。
サブタイトルは、『科学は大事件を予知できるか』なのだが、著者は『そんなこと、出来るわけない』と言っている。このサブタイトルは、出版社の“撒き餌(ミスリード)”なのかもね。
「べき乗分布」ってのがわからなかったら、ウィキペディアで『冪乗則】(べきじょうそく、power law)と調べてくだされ。
で、フト、思いついた面白い事ってのは、司馬遼太郎が生きた時代に、この著書っていうか、「非平衡物理学」(歴史物理学)の考えがあったら、小説《坂の上の雲》はどうなってしまったのか?ちゃんと書けただろうか?もし、書いたとしても、、、、
---おもしろくねぇだろうなぁ---(氏の知性が邪魔して、大胆に書けなくなったんじゃないかな)
でも、現代だって、非平衡物理学なんて、ほとんどの人は言葉すら知らない。
---なんだよ?それぇ---
って感じだろう。だから、《坂の上の雲》は現代に於いて映像化しても、突っ込みどころ満載ってことにはならないのだろう。先日見た《私をスキーに連れてって》はひどいもんだ。(どっちも、戦国時代に遡るくらい時間が隔たれば、突っ込むなんて言葉と無縁になるんだろうけどねぇ、、、、)
ただ、このドラマ(小説)、見ようによっては“男性賛歌”になりそうだ。突っ込みを入れたい人、いそうだよね?「脚本化する段階で、原作とは違う女性の描き方がありそうだ」とかなんとか。
司馬遼太郎氏は“戦争賛歌”を懸念して映像化を拒んだらしいが、さすがに、“男女平等”までは気が回らなかったらしい。。。(回してたらヤダけど)