恋するカレン
コーダ、今風に言えば“リフ”って感じ?でも、リフは大団円を示すわけじゃないから、ちょっと違うか?ロックなんかじゃ冒頭にカッコイイ“リフ”を持ってきたりするからなぁ。。。そうすると、昔のポピュラーはクラシックのしきたりが・・・・
まぁ、そんなことはいいんだけど、、、、、
「ふと、眼があうたび、せつない色のまぶたをふせて、頬は彼の肩の上」
昨日、NHK 音楽のチカラ「青春の言葉 風街の歌 作詞家 松本隆の40年~」を見た。
松本隆、、、っていうか、大瀧詠一を知ったのは、高校卒業後だから、いわゆる“リアルタイム”ではない。「はっぴいえんど」のメンバーだったことも、細野晴臣、鈴木茂、と接点があったことも、ずぅ~っと後になってから知った。。。。
洋楽にかぶれていた私は、日本人には見向きもしていなかった。ちょっと聞いたのは、ジョニー・ルイス&チャーくらいなもの・・・。
それが、高校卒業後、急に聞くようになったのは、ワケがある。
現役時代、受験勉強などしなくても大学くらい楽勝・・・なんてナマイキな事を密かに思っていた私だが、見事に、全部、落ちて・・・・・傷心なフリしつつ浪人、、、、車の免許を取得して、せっせと“遊び”に励みはじめた。
バイクは持っていたけど、浪人生がバイクじゃ子供っぽい・・・・、バイクじゃ音楽が聴けない・・・・、おしゃれな女の子に相手にされない・・・・・等など。
悪友によると、大瀧詠一の『A LONG VACATION』がイイらしい。
カセットテープに吹き込んで、海に出かけ・・・・・・、効果を試す・・・・。
---イケル---
こりゃ、不良っぽいカッコも言動も卒業しなきゃ・・・・・って。
でも、一曲だけ、妙に心に“グサッ”って来る曲があった。それが、「恋するカレン」だ。
「ふと、眼があうたび、せつない色のまぶたをふせて、頬は彼の肩の上」
この“コーダ”ってゆーか“リフ”にヤラレタ。
メロディー重視だった私の脳に、歌詞の“凄さ”というくさびを打ち込んだのが、この「恋するカレン」だった。
そんなこんなで大学に入り、カラオケなんぞで『A LONG VACATION』の曲を歌いまくったりした。
「あんめぇ~はこぉ~われたぴ~あ~のぉ~さぁ~」なんて。
でも、「恋するカレン」は、なんか、妙な気持ちになり、避ける事が多かった。
そして、すっかり、忘れていった・・・・・・。
NHK 音楽のチカラと前後して、SONGS では松田聖子を特集してた。その流れがあったのかどうか、松本隆をフィーチャーした番組では、大瀧詠一は登場しなかった。
KinKi Kids, 薬師丸ひろ子, 綾瀬はるか, 近藤真彦, 寺尾聰, アグネス・チャン, 太田裕美, 原田真二, 森進一, YMO, イモ欽トリオ, 中山美穂・・・・・。
まぁ、しょうがないけど、、、、
でも、松本隆の曲の「恋するカレン」をはずしたのは、、、、納得がいかない・・・・のだ。松田聖子は松本隆を「天才です」って言ってた。それに異存はないけど「恋するカレン」に言及しなかったのは、減点だ。
松田聖子を「好きだ」というと怪訝な顔をされる事が多いが、松田聖子を好きになったのは、新宿カンタベリーハウス“ギリシャ館”で「青いサンゴ礁」を聞いてから。
『えっ?「アップサイド・ダウン」の後にこんな曲かかるのぉ?』って。
アイドルとして好きと言うワケじゃなく、オリビア・ニュートンジョン&ELOの「ザナドゥ」路線として、好きになった。
聞いてるうちに、松本隆、大瀧詠一コンビの楽曲になり、ハマった。松任谷由実の時代になると、義務感っぽかったけど。
というわけで、隠れ松田聖子ファンを Coming out してしまったが、彼女が「恋するカレン」を評価してないのは、、、、残念だ。
というわけで、「恋するカレン」、、、私みたいに、思い入れのある人、いると思うんだけどなぁ?
p.s.あの番組を見てから、GT-Rで流すときの BGM はもちろん、『A LONG VACATION』だ。黒い R35 GT-R の中で、眉を寄せ、口をすぼめて歌っている運転手の姿を見かけたら、笑ってやってください。