裏磐梯は110cm
中学3年のお正月休み(だったかなぁ?)に初めてスキーを経験した私だが、当時の私にとっては最高の贅沢な娯楽だった。
それから、毎冬スキーに行って、まぁまぁ滑れるようになった頃“私をスキーに連れてって”でスキーブームが到来し、『やっててよかったぁ』って。この頃はスキーに行くのに“車”が必需品!!トヨタセリカ GT-FOUR で『凍ってるね』が最高にカッコ良かった。そして、冬に真っ黒に雪焼けしている肌が“イケテル男”の条件のようなものだった。
朝早く、まだ暗いうちにキャリアーに板を積んで、BGM はお約束のユーミン。♪ぶりざーぁ~ど、ぶりざ~ど・・・・、恋人はサンタクロぉ~ス、背の高いサンタクロぉ~スって。
でも、バブルも中盤以降に突入すると、世の中もスキーブームっていうか、スキーのあるライフスタイルが“カッコイイ”っていう価値観はフェイドアウトして行き、いつのまにか、スキーよりもさらにお金の係る“ゴルフ”がキーワードになっていった。
川奈ホテルでラウンドする事が“カッコイイ”の象徴になって・・・。
そんなこんなで、スキーウェアもサロモンのスキーブーツもブリザードのメーターの板(2メーターと言わず、メーターと言うのがカッコ良かった)も、何もかも、マンションを買って一人暮らしを始める引っ越しを機に捨ててしまった。
それから、スキーとは縁の無い生活を送ってきたわけだが、子供が生まれて、雪遊びをしに苗場に行った時に、なんか、心の中でムズムズするものを感じ始めた。
そして、今年。
一月二日の午前4時起床で、福島県は裏磐梯に向かったのだった。
宿泊する貸し別荘の管理人さんに聞いた所によると、12月30日までは、雪は全く無くスキー場もクローズかと心配していたそうだが、その日のうちに降った雪で、あたりは一面銀世界に変わったとのこと。
1/2~1/4までのスケジュールにしたのは、私の仕事の都合だったのだが、これが幸いして、子供達は大喜びだ。到着するなり、別荘の前の公園ではしゃぎ回ったり、雪だるまを作ったり。チェックインを済ませてグランデコスキーリゾートに到着したのは、午後1時。
子供達をスキー教室に入れて、大人達は滑りたいねって言ってたのだが、何故か、子供達はスキーを拒否し、チビッコゲレンデでソリの滑降をしたいと・・・・・。
・・・2年ぶりのエッジで雪を切る感触を楽しみにしていた私は、ちょっと残念だったが、子供達の大喜びの姿に・・・『まぁ、これも悪くないかな・・・』って。
というわけで、家族揃ってスキーを楽しむのは、もう暫くお預けだけど、楽しみは後にとって置くのも悪くないかなって感じたお正月だった。
1月1日に仕事スケジュールは、私とっては“災い”というほど酷いものではないにせよ、家族にとっては“災い”だろう。だけど、今年は『災い転じて福と為す』で、もし、この日が仕事じゃなければ、予定は前倒しの筈だ。とすればスキー場は“雪無し”で、磐梯に行ったにしても野口英世記念館に行くのが関の山で帰ってくるしかなかった事を思えば、まさに・・・なのである。
後厄の翌年の翌年でもある今年は、全く“厄”とは縁が無く、全てが良い方へ転がる????のかな??