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イタリア人は8月は仕事をしない?

20060820_Alfa_romeo.jpg定期的に購入している車の雑誌に書いてあったのだが、、、

イタリアにも日本と同様に車の中古業者が存在している。日本と違うところ・・・だらけなのだが、その一つに、絶対納車してくれない(ローマ法王だけは別らしい)というのがある。それから、見積書や諸費用、必要書類一覧などは作成してくれない。そこら辺にあるメモ用紙に殴り書きするらしい(日本なら専用書式のシートが作成してある)。

さらに土曜日の午後と日曜日は休業で、驚くべき事に8月は、ほぼ休業状態が続くらしい(車を売る気があるのか?)。


まぁ、イタリア人だから・・・って言ってしまえばそれまでなんだけど、日本の小学生のような状態なんて、本当なんだろうか??(イタリア人のイイカゲンさは、《フェラーリ ベルリネッタボクサー(FERRARI BB)》で、確認済みだが・・・)

イタリア人気質なんてものを信じ込んでいるから、こんな記事にも、疑いも抱かずに『へぇ~、そうなんだ、イタリア人はうらやましいなぁ』なんて思ってしまうのだが・・・。


なぁ~んて思っていたら、英国ではお盆休みも返上して、Nature誌 は更新されていた。そして、『思い込みで、現象を判断しちゃダメよ』って内容だったので、紹介しておこう。

■思い込み・・・H5N1型鳥インフルエンザウイルスは鳥が死ぬほどの強烈なウイルスでヒトにも危ない
■実は・・・H5N1型鳥インフルエンザの「症候のみられない蔓延」が起こっているらしい。

鳥インフルエンザワクチンの問題点

Nature August 17, 2006

ベトナムなどの国々では、症状の出ない抗原変異株のインフルエンザH5N1亜型ウイルスに感染した家禽や野生鳥類の間で、H5N1型鳥インフルエンザの「症候のみられない蔓延」が起こっているらしい。

このことから、H5N1ウイルスに対するワクチンを家禽に接種してもこれと同様の事態となり、集団発生が発見される前に集団間で感染が起こるリスクを高めてしまいかねないと懸念されている。

数値モデル研究から、この心配がかなり当を得ていることが示唆された。たとえワクチンが個々の鳥には有効であっても、集団のレベルでは予防効果が不十分なため、ワクチン接種をした集団で「無症候性蔓延」が起こる可能性があるというのだ。


ところで、“H5N1型鳥インフルエンザウイルス”が紙上をにぎわせない日は無かった事がウソのように、今は、インフルエンザの“イ”の字も新聞には登場しない。

トリに無症候のウイルスがヒトにも無症候という保証は、全くない。
今までにも幾度となく『怖がりすぎても意味無いし、安心しきってもイケナイ』と言ってきた訳だが、『パニックになって、トリを焼却しても、意味は無い』事が証明されてしまったみたいだ。

パタッと報道しなくなった裏には、日本人の脳からインフルエンザを消去して、また、来シーズンのネタとして、一からはじめる準備をしている訳だ。


---なんだかなぁ、マスコミ---
 
 
 
さらに、Medscape でも、お盆休みは返上でニュースを更新している。

■考え方が一方に偏ってしまうと、エスカレートしてしまう・・・紫外線は皮膚がんの元凶である。
■実は・・・日光浴で16がん腫の発症リスクが低下。

日光浴で16がん腫の発症リスクが低下

提供:Medscape

新しい研究の発表により、日光曝露とがん発症リスクを巡る論争が再燃している。太陽光はビタミンD産生を促進することでがん発症リスクを低下させて患者の役に立っているのだろうか?それとも皮膚がんの発症を増加させることによって、曝露された人々に害を及ぼしているのだろうか?

Allison Gandey
Medscape Medical News

Reviewed by Gary D. Vogin, MD

【8月15日】新しい研究の発表により、日光曝露とがん発症リスクを巡る論争が再燃している。太陽光はビタミンD産生を促進することで、がん発症リスクを低下させて患者の役に立っているのか。それとも、皮膚がんの発症を増加させることによって、曝露された人々に害を及ぼしているのか。専門家らは疑問を呈している。

紫外線(UV-B)がビタミンDの産生を通じて、16がん腫の発症リスク低下に関連していることを、『Anticancer Research』7/8月号で発表された論文が示唆している。発症リスクが低下しているがん腫として、消化器がん6、婦人科がん3、泌尿生殖器がん3、リンパ腫と頭頸部がんが2つずつ含まれる。

「ビタミンDが発がんリスクを低下させるメカニズムについてはよく知られており、細胞間接着、アポトーシス、腫瘍血管新生阻害および転移阻害効果が含まれる」と、論文の筆頭著者であるSunlight, Nutrition, and Health Research Center(SUNARC、カリフォルニア州サンフランシスコ)のWilliam Grant, PhDは述べている。

Medscapeのインタビューに対してGrant博士は、「これまで医師達や日焼け止め剤の業界によって隠されてきたことだが、短時間の日光曝露は重要な健康効果をもたらす」と、述べた。「残念なことだが、皮膚科医は皮膚しか見ない。皮膚科医の視野は狭く、それが問題点の一つであった」と、Grant博士は述べ、色白の人には約15分間の、色黒の人ならその約3倍の日光曝露が非常に有益であるとした。


経口ビタミンD補充が有用な可能性はある

日光曝露よりもさらに重要なのはビタミンDの経口摂取だと、Grant博士は主張する。過去の研究では、一日あたり1,000-1,500国際単位(IU)のビタミンD摂取によりがん発症リスクが低下することが示されたとして、1年分のビタミンD製剤の費用わずか15ドルは投資する価値が十分あるとしている。

一方、ボストン大学(マサチューセッツ州)皮膚科のBarbara Gilchrest, MDは、「これらの研究の多くは二流、三流雑誌で発表されたものであり、交絡変数を考慮できていない」と、述べている。

「残念ながら、これは複雑かつ政治性の強い分野である」と、Gilchrest博士はMedscapeに語った。博士は、経口ビタミンD補充剤はおそらく有用だろうが、現在までのエビデンスの質は低いと述べている。

今回の論文で研究者らは、米国49州にコロンビア特別区を加えた地区の、年齢調整した死亡率のデータを評価する生態学的解析研究を行った。研究者らはその他のがん発症リスクの検討を行い、喫煙(代理指標として肺がんを利用)が10がん腫、以下アルコール摂取9、都市部の居住7、ヒスパニック系6のがん腫発症リスクと関連していることを見出した。

「研究結果は、ビタミンDの合成を通じてUV-B曝露が増えるとがん死亡率が減り、種々のがん発症リスク因子はこの関連性に影響しないという仮説を支持する新たな知見である」と、研究者らは結論づけた。1980年以降、日光浴を避ける習慣変化に加えがん治療の進歩により他の因子の関連が弱まったことによる結果と、研究者らは推測した。


日光曝露が有用だと結論を出すのは時期尚早

それに対し、Gilchrest博士は、そのような大胆な結論を出すのは時期尚早だとMedscapeに語った。「著者らは、広範な地域の平均値を用いて特定の州の日照量とがんの死亡率との統計学的関連を検討している。これは因果関係の確立にはまったく値しない」。

Gilchrest博士は、その論文には理解困難な記述があり、根拠が不十分なデータを提示している上に、参考文献として挙げられた研究は比較試験ではなく、ほとんどが単なる論評だと言う。「研究者らは日焼け止め剤の使用に関するデータを提示しておらず、今年2月の『New England Journal of Medicine』に掲載された、きちんとした比較試験で利益が認められなかったとする論文については言及すらしていない」と語った。

NEJM誌の論文で、筆頭著者であるニューヨーク州立大学バッファロー校のJean Wactawski-Wende, PhDらは、毎日のビタミンD補充が閉経後女性の結腸直腸がんの発生率に影響を与えなかったことを明らかにした。

しかし、Grant博士はMedscapeのインタビューの中で、『New England Journal of Medicine』の論文のような対照研究の多くで、十分量のビタミンDが投与されていなかったと述べた。「十分量のビタミンDを投与せずに、どうしてビタミンDの有効性に関する仮説を検証できるのだろうか」。Grant博士はNEJM誌の研究では推奨量である1,000-1,500IUではなく、わずか4,00IUしか使用していないことに言及した。

通常食事でのビタミンD摂取量は、1日250-300IUと推定されている。ビタミンDに関する論争のいずれ側の提唱者も、更なる研究が必要だとしている。Grant博士らは、「UV-Bについて、ビタミンDに関する指標とがんの発生率、死亡率、および生存率に関するさらなる観察研究と介入研究を行い、検討を進めるべきである」と、述べている。


Anticancer Res. 2006;26:2687-2699.
N Engl J Med. 2006;354:684-696.

Medscape Medical News 2006. (C) 2006 Medscape1

まぁ、Nature や Medscape で記事を更新している人達は、日本人とは違い休暇を取る事に罪悪感を感じている(どこかの世論調査で「罪悪感を感じる」なんてやってたけど、悲しいなぁ、日本人!)とは思えないので、交代で休んでいる事は間違いないはずだが、イタリア人のように、8月一杯仕事しないなんて事は、ありえないだろうなぁ!?


閑話休題

『世界のドキュメンタリー「脳 未知のフロンティア」』では、アインシュタインやモーツァルトなど、天才と呼ばれている人達が実はアスペルガー障害(アスペルガー症候群)であったとの“説”を紹介している。アスペルガー症候群は、簡単に知的障害のない自閉症と言われている。

この天才たちの“脳”の自分の周りの現象の認識方法は“子供”のようなのだという。

簡単な実験で証明しているのだが、『人間万物塞翁が馬』ということわざを、大人に見せると『にんげんばんじさいおうがうま』と読んでしまう。
実は、『人間万事⇒人間万物』とわざと間違えてかいてあるのだが、子供は『にんげんばんぶつさいおうがうま』と正しく(書いてあるとおりに)読んでくれる。(ドイツ制作なので諺は私が適当に置き換えた)

大人は成長しながら正しい事を覚え、問題を解決する(この場合は文字を読む)する時、左脳を使って、無意識に間違いを訂正して読む事をしてしまう。
子供は、これをしないのだ。

誰でも初めての問題を解決するときは“右脳”を使って対応するのだが、だんだん慣れてくると合理的な対応、すなわち“左脳”を使って対応するものらしい。

天才たちは、これをしない為に、つねに常識に縛られずに物事を考えられるのだそうだ。

というわけで、Nature や Medscape の論文は、私に、慣れてしまって無意識に対応してしまいがちな事に対して警告を発していると教えてくれた訳だ。

休みすぎて、かったるい休日最後の晩なのだが、仕事に対して気合を入れなおすのに丁度良い“刺激”だったようだ。


さて、イタリア人の行動に対する認識を“先入観”だけで判断してしまうのは、もしかしたら間違いかもしれない。こっちも、安直に考えないようにしなくっちゃイケナイな。
ドイツ人が『今度はイタリア抜きでやろう』って言ってたらしいが、『今度もイタリアと一緒にやったら、今度は違うかも?』って、これはふざけ過ぎたようだ!!

p.s. 『脳の中の幽霊、ふたたび』ラマチャンドラン著 を本日図書館から借りてきた。『脳の中の幽霊』は読んでいるので、こっちでも新しい症例を知ることが出来そうで、明日からの通勤電車が楽しみである。ローマ人~はしばらく、お休みだ!!多分、関連してエントリーを追加する事だろう。

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2006年08月20日 21:37に投稿されたエントリーのページです。

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