と、思わず唸ってしまう疫学調査が発表された。。。。機序の解明はこれからになるが、もっとも簡単なところから解説すると、、、、
---太った男は SEX に興味がなくなる---
SEX しなきゃ子供は出来ない!これ、当然の事だ。
私は、日本男児の“女性化”が性欲減退の原因で、その女性化はメタゲノムの影響だと認識しており、政治家や行政が頓珍漢な対策を声高に叫んでいるのを笑っている一人だが、これを読んで、この自分のイメージしている“メタゲノム”のなかに“メタボリックシンドローム”すなわち“食い過ぎ”を加えなきゃならないと直感した。そして、それなら、『食いすぎんなよ!!そこのバカ!食いすぎは愚か者の行為なんだよ!』っていう主旨の行政指導の意味はあると思い直した。
食欲が常に満たされた状態では、性欲が減退する、これは、食欲が満たされない場合を考えれば納得できる。食欲が満たされない、すなわち“飢餓感”を感じている状態では、生存本能が強く発現するはずだ!その生存本能の一つに、“子孫を残す”という本能、すなわち“性欲”も含まれるのは当然で、『我が身が滅びても、わが子孫の繁栄を望む』ってのは、どの動物にも備わっている。
だとすれば、本当は、痩せている人(ハングリーな人)ほど性欲は強かったのに、その醸し出すイメージだけで“太って脂ぎっている”人が“性欲絶倫”だと誤解され、その為に、そのことに気付かなかったのではないか?
灯台下暗し・・・・だ。
本気で少子化に歯止めをかけたい政治家や行政は、本質(肥満が性欲減退)に対する対策を立てなきゃならないんじゃないの??
『SEX っていう単語を国会で出しづらい』なんて言ってる場合じゃないんじゃない?
そして、マスコミも!大真面目で取り上げて欲しい!胡散臭い表現や笑いを取ろうとせずに!
肥満のカップルで妊娠率低下のリスク提供:WebMD
研究でパートナー両方の体重が妊娠に影響を及ぼす可能性が示される
Salynn Boyles
WebMD Medical NewsReviewed By Louise Chang, MD
【3月7日】妊娠を試みるカップルが男女ともに体重超過または肥満である場合、通常よりも妊娠が困難である可能性があることが新たな研究で示唆されている。デンマークの研究に参加した肥満のカップルでは、妊娠が成立するまでに1年以上を要する割合が正常体重のカップルと比較してほぼ3倍高かった。
以前の研究で、体重が女性の妊娠率に影響を及ぼす可能性があることが示されたが、このデンマークの研究ではカップルの体重超過または肥満の影響がはじめて検討された。
今回の知見からパートナー両者の体重超過と妊娠率低下との因果関係が強力に示唆されるが、証明されたわけではないと研究者のCecilia Ramlau-Hansen氏はWebMDに語る。
「研究デザインのために、余分な体脂肪によって妊娠率が低下すると断言することはできないが、確かにおそらくそのような状況なのだろう」とRamlau-Hansenは述べる。「体重超過で、子供を望むカップルは2人揃って減量を試みることが有益であるかもしれない」。
体重減量によって妊娠までの期間が短くなる研究者らは、デンマークにおける妊娠結果に関する全国的研究に参加したカップル47,835組のデータを分析した。研究に参加した女性を対象として、2年間にわたり4回の面接が実施され、自分自身とそのパートナーの体重、身長、妊娠歴、喫煙、社会経済的地位についての情報が収集された。
この知見は雑誌『Human Reproduction』3月号に公表されている。
全体で本研究に参加した女性の8.2%、男性の6.8%、カップルの1.4%が肥満であった。肥満の定義は肥満度指数(BMI)30以上とされた。BMIは身長に対する体重の割合に注目したもので、体脂肪の指標として用いられる。
BMIで評価した場合、5フィート2インチ(約157.5cm)で体重が165ポンド(約74.8kg)以上の人は肥満とみなされ、同様に6フィート(約182.9cm)の人は220ポンド(99.8kg)以上で肥満とみなされる。
本研究では男性の半数超および女性の3分の2が正常体重であった。
オーフス大学(デンマーク)のRamlau-Hansen氏らは、カップルが妊娠するまでの期間を評価した。生殖能力低下(sub-fertility)とは、妊娠を目的として避妊手段をとらない性交を開始してから1年以上妊娠が成立しない場合と定義された。
肥満の女性では生殖能力低下リスクが正常体重の女性よりも78%高く、肥満男性では生殖能力低下リスクが正常体重の男性よりも49%高かった。
パートナーが両者とも肥満である場合、妊娠成立までに1年以上要するリスクは正常体重のカップルと比べ2.74倍高かった。
研究者らはさらに2回以上妊娠したカップル2,374組について検討した。女性が妊娠するまでに要した時間の長さを日数に換算した場合、体重超過または肥満女性では2.2ポンド(約1kg)の体重低下ごとに妊娠までの期間が平均5.5日短くなると研究者らは結論した。
体重が重い男性ほど性交の回数が少ない男性の場合はその影響は小さいが、男女とも体重低下によって妊娠率が上昇するという指摘は、公衆衛生上、重要な意味があるかもしれないと疫学者である米国立環境衛生科学研究所(NIEHS)のDonna Baird, PhDは述べる。
Baird博士は、男性における肥満と不妊症との関連を示した2006 NIEHS studyの共同著者であり、この研究では、3単位のBMIの増加によって不妊症のリスクが約10%上昇すると結論された。
少なくとも別の1つの研究でも、男性の肥満と精子の質の低下との関連が明らかにされている。しかし、男性における体重と不妊症との関連を確かめるにはさらなる研究が必要であるとBaird博士は述べる。
またBaird博士は、体重超過および肥満の男性における生殖能力の低下は精子の質よりも性機能によるところが大きい可能性があると付言する。
「まだわれわれの知らないことがたくさんある」とBaird博士はWebMDに語る。「男性の性交頻度に関するデータはなかったが、肥満が確かに性機能に影響を及ぼすことはわかっている。例えば、性欲減退と勃起機能不全は肥満男性にはるかに多い」。
Ramlau-Hansen, C.H. Human Reproduction, March 2007; online edition. Cecilia Ramlau-Hansen, doctoral student, department of occupational medicine, Aarhus University Hospital, Denmark; visiting scholar, University of California at Los Angeles. Donna Baird, PhD, epidemiologist, National Institute of Enviromental Health Sciences, National Institutes of Health, Bethesda, Md. “Reduced Fertility Among Overweight and Obese Men,” Epidemiology, September 2006; vol 17: pp 520-523.(C)2007 WebMD Inc. All rights reserved.
さて、私は少子化と年金の問題を切り離してもらえれば、日本の人口が減る事は、良い事だと考えているので、こんな対策には荷担したくはないのが本音だ。
一定の物理的な空間で、それ以上個体数が増えない事は、生物学のセオリーだ。シャーレで培養する細菌は、一層にならび数を増やすが、壁に触れるとそれ以上個体数を増やさない。三次元的に無軌道に数を増やすのは“がん細胞”だけだ。
日本の国土で、他の生物(動物・植物)と共存して生活出来るヒト個体数は、すでに超えてしまっていると考えている。森林を切り開き開拓してはいけないのだ。個体数が多くなりすぎれば、種の本能が働き、個体数を減らそうとする。人間が意識(認識)出来るその現われが心理的ストレスだろう。
私には、高層マンションなどに暮らす事は、すなわち、シャーレの中の“がん細胞”に見えてしまう。
そして、『眺めがよい』などの宣伝文句で購入させられるも、その後の生活にストレスが昂じる事までは説明がない。一定空間に存在できる個体数の上限値が、遺伝子に刻まれているとも知らないのだろう。
本来の『眺めがよい』場所に暮らすというのは、“小高い丘”以外にはありえない。地面に足がついている状態で、下々を睥睨する、、、快感はこれに尽きるのである。古代ローマの時代から、丘には貴族や元老院などの“金持ち”がこぞって住みたがった事をみれば、明らかだ。(ヒトは密集すると、他と自己を比べる)
平地に高い建物を建てて、そこに暮らす・・・・、貧乏人のあさましさなのか??まさに、古代ローマでも同じなのが、興味深い。
ところで、庶民にこのような感情を植え付けたのは、マスコミ以外にはない。マスコミの情報伝達の片手落ちは、今に始った事ではないが、ここのところ、毎日、それを感じてしまう。
昨日から『タミフルの市販後調査』の中心となっている大学(教授)に中外製薬が寄付していたと報じてたいたが、日本の健康保険で使用できる医薬品は、全て製薬メーカーが自分のお金で臨床試験を大学病院やその他の病院に依頼している。日本の薬物療法の根幹をなす制度が、すでに民間の一企業の利益がらみの中で行われているのである。
疑えばきりがない、、、というか、『タミフルの市販後調査』を疑うのなら、日本の厚生労働省が認可した全ての薬を疑って欲しいもんだ。特に、コレステロールを下げる薬や高血圧の薬なんて、怪しさの“大魔王”級なんだからさぁ!
タミフルというキーワードが“売れる”と感じるマスコミの嗅覚は、まるで“ハゲタカ”級だ。“エイズ”が売れると思えば、血液製剤の認可で不正が注目され『震撼』の文字を使ったキャッチコピーが紙面を踊る。
かと思えば、吉野家の牛丼に危険部位の“骨”が混入して、それを吉野屋も認めているにもかかわらず、“狂牛病”では売れないと感じたら、そんなことは報道もしない。(だから、いまだに吉野屋の牛丼を食べる愚か者が存在する)
腐ってるよな!マスコミの体質。この体質は、マスコミの一部のお偉いさんたちの体質なんだろう。若い現場の記者さん達は、そんな“毒”にやられて行くのを見ることは忍びない。
さて、最後に、またまた裁判ネタになってしまうが、マスコミはどのように扱うのか、マスコミの論調は?って気になる裁判の判決が、本日、出るので興味津々になっているのを紹介して終わりにしたいと思う。
日経メディカルオンラインからの引用です。
小児科医過労死裁判、労災認定をめぐり14日判決妻・中原のり子氏が語る遺族の想い
1999年8月16日、小児科医の中原利郎氏(44歳)が勤務先の病院屋上から投身自殺した。その死が小児医療という業務に起因する過労死であり、小児医療の現状を改善していくことを目指して、遺族は裁判を提起していた。そして今年3月、国を相手取った労災不認定取り消し訴訟の判決が14日、病院を相手取った損害賠償請求訴訟の判決が29日に、相次いで東京地裁で言い渡される。判決を前に、遺族の中原のり子氏に、これまでの経緯と現在の心境を語ってもらった。
「医師不足で労働環境が悪化、それに耐えかねて医師が職場から去る、という悪循環を断ち切らないといけない」と語る中原のり子氏
8月16日のあの朝、病院からの電話を受けたときは、夫に何かあったと直感しました。脳卒中か、心臓発作かと--。しかし病院に駆けつけて自死と聞き、「あり得ないこと」だと思いました。確かに、つらそうな様子ではありましたが、まさか自死するような、おろかな人ではないと信じていました。実は、夫婦の間では、病院勤務を辞めて開業すると決めていて、その朝も「今日こそ、辞めることを事務の方に伝えてほしい」と夫を送り出していたのです。
その年の1月末に小児科部長が定年退職し、後任に夫が昇格しました。そして3月末に2人の医師が退職し、6人在籍していた小児科常勤医が3人になっていました。そのため夫は、3月には8回の当直をこなし、当直明けの休みも1回も取っていませんでした。5月には常勤医が1人、補充されましたが、疲れきっていました。当時は労働災害がどういうものなのか詳しくは知りませんでしたが、夫の死は業務によるものであり「これは労災なんだ」と強く思いました。そして1週間後には弁護士事務所に駆け込んだのです。
実際、労災保険法に基づく遺族補償給付を新宿労働基準監督署に申請したのは、夫の死から2年以上たった2001年9月。
なぜ2年以上たってしまったかというと、まずは私と子供の生活基盤を整えなければならなかったからです。ただ、その間も毎月、弁護士事務所には足を運んでいました。
その労災申請の前に、夫が勤務していた病院に、書類への押印を依頼しに行きました。しかし病院側に押印を拒否されたのです。その理由を尋ねると「詐欺罪に関与したくないから」との答えでした。労災認定が詐欺だと思っているのか、私が詐欺をしているというのか。もともと、病院は非協力的だろうと感じていましたが、この答えを聞いて、闘うことを心に決めたのです。このとき、病院側が労災認定に協力してくれたり、遺族をフォローしてくれていれば、もしかしたら民事裁判を起こさなかったのでは、と思います。
「当直は勤務時間とカウントしない」と言われて
2002年12月26日に、病院を相手取り、損害賠償請求訴訟を提起しました。そして2003年3月、新宿労基署から遺族補償の不支給決定の通知を受けました。長女と弁護士さんと、不支給の説明を受けるため、新宿労基署に足を運びました。そこで聞いたのが「当直は勤務時間とカウントしない。中原さんの場合、長時間でも過重労働でもなかった」という言葉でした。「では、月何回以上当直したら過重労働になるのか」と質問しましたが、返事はありませんでした。この決定に納得できず、東京労働局に不支給取り消しを求めて審査請求しました。しかし東京労働局も「新宿労基署の決定を覆す、決定的な理由はない」として、審査請求を棄却したのです。そのため2004年5月、労働行政の手続きの中では最終的な段階となる労働保険審査会に再審査請求を行いました。
労働保険審査会に再審査請求して3カ月以上経過すると、行政裁判を起こすことができるので、私はその年の12月、国を相手取り、労災不認定取り消し訴訟を提起しました。行政訴訟は、民事訴訟の調書が上がっているので、証人尋問は原告である私と同僚だった医師の2人だけでした。
この行政裁判の判決が、今年3月14日に言い渡されます。そして同じ3月の29日に、民事裁判の判決も出ることになりました。厳しい判決も覚悟しています。たとえ今回の行政裁判で勝訴したとしても、控訴されるでしょう。でも、私は最後まで闘うつもりです。
中原の裁判が悪循環を断つきっかけになれば
私は、夫だけ労災認定されることを望んでいるわけではありません。オウム真理教の強制捜査の際に、先頭に立った機動隊員がサリンガスを感知するためにカナリアの入った鳥かごを持っていました。このカナリアが「一番弱い者が先に倒れる」という象徴であるとして、「中原は医療界のカナリアとなってしまった」と言われたことがあります。
現在、医師不足が叫ばれ、現場の労働環境はさらに悪化していると聞きます。第2、第3の中原が出る可能性があるのです。人並みの休息なくして、患者によい医療を提供できるのでしょうか。医療者は、もっと強く訴えてもよいのではないでしょうか。
医師不足でさらに労働環境が悪化、それに耐えかねて医師が職場から去る、という悪循環を、どこかで断ち切らないといけないと思います。中原の裁判が、悪循環を断つきっかけになればと思っています。(談)