新約聖書の冒頭は、『マタイの福音書』から始まる。
アブラハムから始まって、イサク、ヤコブ・・・・・・と繋がり、ダビデ、ソロモンを経て、イエスの母であるマリアの夫ヨセフが生まれたのだと、その系譜を辿るのである。
キリスト教の経典は上下2冊の聖書である。いわゆる旧約聖書と新約聖書。その新しい方の冒頭で、これをおさらいしておくのは順当なことなんだろう。
そして旧約聖書の預言では、救世主はダビデの血筋から現れると。
ん?なぁ~んか、ひっかかるけど何だろ?
でも、まぁいいか!イエス・キリストはダビデの血筋から生まれたし・・・・・。
って、生まれてねぇじゃん!!
マリアは処女受胎したんじゃん!!夫ヨセフの精子をもらってないじゃん!!(処女受胎なんてあるわきゃないじゃん!)
・・・・・
でも、その辺の辻褄が合わないことに関しては、新約聖書にはなぁ~んにも書いてない。(イエスの正当性を直接証明出来る系譜じゃないのに、記しておく事で勘違いを惹起させる?)
しかし、信者にとっては、そんなことは瑣末な問題だ。DNA は受け継がなくっても、イスラエルの民の救世主は、(なんとなく)その血筋から現れ、そして、それは神との接点でもあったと理解している(と思う)。イエスをイスラエルの民の裔と考えるから、マタイの福音書でアブラハム以来の血統書をあらわしているんだろう。なんたって、この血筋は、一人で200年とか300年とか生きちゃうんだから、神だったのかもしれないし。信ずれば救われる・・・し。
さて、イエスが救世主(=キリスト)だったと言うエビデンスはあいまいな形で『マタイの福音書』で述べられているんだけど、まぁ、なんだか良くわかんないけど、“救われたい人”にとってみれば、整合性よりご都合(自分勝手な解釈)と言うことなのだと思う。これは、2000年前も現代も変わっていない。
英で癌患者の10年生存率が46%に2020年に向けた癌撲滅の目標打ち出す
〔ロンドン〕 ロンドン大学衛生学・熱帯医学部のMichel Coleman教授らは、英国癌研究所(ロンドン)がまとめた新しい癌統計から、同国ではあらゆる癌種の全体的な10年生存率が、30年前と比べてほぼ倍増の46.2%にまで上昇したことが明らかになったと発表した。また同研究所は、2020年までに達成すべき10項目の野心的な新目標を設定した。これらの目標は、現在までのさまざまな進歩を踏まえた癌撲滅のビジョンに基づいており、その目標の 1 つは、全体的な癌の 5 年生存率を2020年までに66.6%以上に引き上げることである。
乳癌の生存率が大幅に改善今回の統計から、癌の種類により生存率は大幅に異なるが、癌患者の診断後の10年生存率は、平均46.2%であることが示された。ちなみに、30年前の10年生存率は23.6%であった。現在の全体的な 5 年生存率は49.6%である。
全生存率は、1971~2001年の30年間に過去10年間で最も急激に増加している。過去10年間にすべての癌の全体的な10年生存率は35.4%から46.2%と11ポイント近く上昇した。同じ期間の全体的な 5 年生存率は、39.7%から49.6%に上昇した。
あらゆる癌の全体的な 5 年生存率は、30年前が28%、20年前が34%であったが、現在は49.6%にまで増加している。
今回の統計から、5 年生存率は膵癌の2.5%から精巣癌の95%まで幅広く分布していることが示された。
Coleman教授は「自分の生存チャンスを知りたいと願う個々の患者の参考にならないという理由などから、一般に癌には全生存率は用いられない。しかし、われわれが設定した新しい目標は、すべての癌に関連しているため、進展を監視するために単純な基準を定義することが重要であると考えた」と説明している。
同教授は「全体的な数値の背後には、失望と喜びの両方が隠されている。例えば、膵癌と肺癌は生存率が低いままでほとんど改善が認められなかったが、乳癌の生存率は大幅に改善している」と指摘している。新たに乳癌の診断を受けた女性のほぼ 3 例に 2 例は、20年以上生存する確率が高い。また、大腸癌の 5 年生存率は過去10年間に40%から46%近くにまで上昇している。
個々の目標を数値化同研究所が設定した新しい目標は多岐にわたっており、癌罹患率の減少、患者が必要とする情報へのアクセスの確保、最富裕層と最貧困層に見られる罹患率と生存率の格差の縮小が含まれる。
目標を達成するための対策は、同研究所だけが行うのではない。喫煙率の低下、癌リスクを低減できる方法に関する人々の意識の向上、癌の早期発見率の改善などを達成するためには、あらゆる関係団体の協力が必要である。
同研究所のHarpal Kumar所長は「英国の主要な研究団体が率先して立ち上がり、長期的な影響を提示したのは今回が初めてである」と指摘。「われわれの目標は意欲的であると同時に、多岐にわたっている。癌に対する基礎的な生物学的理解をさらに深めるだけでなく、実験室で得られた知見を新しい治療に応用することが重要である」と述べている。
さらに、同所長は「個々の目標について、現在の状況と2020年までに達成したい内容を数値化するように努力している。これにより2020年だけでなく、その途上での進み具合を確認することが可能になる」と付け加えている。
過去30年間に観察された癌管理の改善は、多くの一般的な癌の生存率の有意な改善につながっている。改善点としては、癌の早期発見、癌専門医による外科手術の拡大、癌検診プログラム、化学療法と放射線療法の進歩、癌治療の同意と実施のための総合医療チームの日常的な結集が挙げられる。
研究の進歩として、個々の患者に合わせた免疫療法や遺伝子治療といった新しい治療法が登場している。
同研究所は、恩恵を受ける可能性がある全患者に、最新の技術を利用できるようにすることを目指している。
最低ランクの英国を勇気付ける今回の統計が発表される数日前に、カロリンスカ研究所(スウェーデン・ストックホルム)は抗癌薬に対する世界的なアクセスに関する調査をAnnals of Oncologyに発表した。
この調査では、欧州連合(EU) 5 か国の癌の 5 年生存率を比較した一覧表で、英国が最低にランク付けされた。ただし、その調査報告者は「世界中の国による癌登録が把握しているデータの割合は、4 %から100%まで大幅に変動している。このため、国別の正確な比較は困難である」と指摘している。
一方、英国は欧州諸国のなかで癌研究に対する直接的な資金調達額が第 1 位であると報告されており、特に慈善団体からの寄付金の大きさが特筆されている。
Kumar所長は「欧州における英国の位置付けについては、否定的な話を多く耳にしているので、癌生存率の劇的な改善を示すデータには勇気付けられる。新しい目標を設定することにより、今後さらに前進することが可能になるだろう」とコメントしている。英国癌対策長官のMike Richards教授は「癌の効果的な撲滅には、あらゆる段階での協力体制が不可欠である。英国の研究団体、大学、産業、国民健康保険制度(NHS)はこれまでも互いに協力してきたが、現在の協力体制はかつてないほど緊密になっている。研究室で発見された潜在的に有用性のある治療法が診療現場で応用される可能性は高まっており、臨床試験に参加する患者数も増加している」と指摘している。
新しい目標の設定について英国保健省は、すべての関係者を勇気付け、癌患者、特にアウトカムが劣るとされている癌患者の予後の改善につながる可能性をもたらすものとして歓迎している。
Kumar所長は「英国の研究者と医師、政府、われわれのパートナー、支持者などが結束すれば、癌を撲滅することができるだろう」と期待している。
この類の臨床統計の結果って、私には、新約聖書に見えてショウガナイ!!
ガンで死ぬ人は減っていないにもかかわらず、あたかも、現代医学はがんを克服できているかのような印象を与えている所が、だ。(がんで死ぬ人が減った事の直接の証明じゃないのに、記しておく事で勘違いを惹起させる?そして“救われたい人”にとっては整合性よりご都合=自分勝手な解釈ってのを利用しているところが、だ)
実際は早期発見というか、ほっといても死なない人まで含めて母数にするもんだから、当然“生存率”は上がる。でも日本でもそうだけど、実際はガンで死ぬ人の数は増加している。
人口の増加があるから死ぬ人の数が増えるのは当然。
戦争で人が死なないから、病気で死ぬのは当然。
ガン以外で死ぬ人が少なくなっているから、ガンで死ぬ人が増えるのは当然。
突っ込めば、言い返されそうだ。
30歳台、40歳台、50歳台の人、すなわち、まだまだ子供も小さく一家を支えていかねばならない人にとっては、2年で死ぬことより10年で死ぬことの意味は大きい。
でも、統計ではなく、現実にガンを罹患した患者全ての『あと5年生かして下さい』という願いを叶えてあげられるか?というと、それは“NO”である。
こんな見かけ上の数字を上げるんじゃなく、がんの臨床研究者には全てのがん患者の『あと5年生かして下さい』を実現できるようにしてほしい。そして、これが出来て初めて、『ガンをコントロール出来た』って言えると思う。そうじゃなければ、こんな臨床統計なんて新約聖書そのものだ。
そりゃ、細かいところをみれば、APL に対する ATRA とか、CML に対するグリベックなどは効果を挙げているが、その他のガン全体からしたら、それは少数だ。固形癌に対する薬物治療の成績は惨憺たる結果だし。
宗教には、過大な期待と希望を持たせる事が許される(と思う)。それで救われるなら、良いじゃないか!って理屈だ。(今のキリスト教では)信じることでお金を取られるわけじゃないし。
でも、医療に過大な期待と希望を持たせる事が、果たして良い事なのか?(宗教じゃないんだから、患者=一般人を騙してどうするんだよ?って言いたい)
患者にとっての期待はずれな結果は、医療側の“ミス”ではなく“限界”であることが真実なのにもかかわらず、それに起因する“心理的なこじれ”が原因のトラブルや裁判沙汰が非常に多い。(実際、日本でも患者側の期待と合致しなかった為に、医師や看護師が土下座させられるというトラブルが発生している。カナダでは“コード・ホワイト”と呼ぶ院内放送で、こういう患者を怪我させずに取り押さえる職員が常駐しているんだとか)
薬を飲んでいれば病気を予防できるなども“盲信”とまでは言わなくても、NNT 100以上の薬が汎用されている事実をみれば、明らかに意識のギャップがある証拠だ。
こんな“騙し”をやってるから、“医療は、信じさせて金をむしり取る”みたいに表現は悪いが、これが実態なんじゃないか?と言われるんだよ。期待通りの結果が得られなかった人から。
ところで、地震による原発事故を当事者達は隠したがる。
私にしてみれば、そんなことはショウガナイジャンって思うのだが、そう思わない人もいるようだ。(原発施設を10倍の経費をかけて設計・建築し電気料に上乗せするか、税金を投入すれば地震が来た時の危険度は下がるんだろう。しかし、文系の人は特に根拠のない科学万能の神話に毒されているようだ。あの辛坊さんですら、原発は設計に拠れば安全に出来るって言いきっていたもんなぁ。驚いたけど)
最初から『安全です。絶対大丈夫です、安心してください』って言わなきゃ良いんだよな。『自然相手だから、何が起きるか解りませんが、デメリットよりメリットが大きいので、発電所作ります』とでも言っておけば良いのにね。
ところで、先の聖母マリアの処女受胎の件だが、聖書外伝では、マリアその人、つまりマリアのお父さんがダビデの血を引く血統書付のエリートだと、伝えているらしい。これならば、ダビデの血筋から救世主が・・には合致するけど、それじゃマリアの夫ヨセフが登場する意味がない。っていうか、新約聖書の冒頭で記す理由が見当たらなくなっちゃう。
それに、新約聖書の4つの福音書、すなわちマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネのうち、受胎告知を記しているのはマタイとマルコの2つで、ルカとヨハネは全く処女懐妊には触れてない。
最初にウソをついたために、ウソにウソを重ね、そのウソを証明するために・・・・、全くの話、どれが真実なんだか。でも、聖書と宗教はそれでいいのだろう。(数多くの福音書からこの4つがコンスタンチヌス大帝のローマで選ばれたのは、別な意味で興味深いけど。それに、マリアとやっちゃったのがローマ兵のパンテラなんて作り話・・・・・作り話なのか?)
最初に“ガン(病気)は克服できる”としちゃったから・・・・・・・・。