生物はあらゆる環境に対応できるようにする為、多様性を維持する。なんとなく解ったような気にさせてくれる理屈だけど、その時々で一つの形質に優位に働く環境はあるはずだから、うまく適応できないタイプは淘汰される。
でも、淘汰されるほどじゃないならば、逆に共存共栄出来る・・・っていうか、お互いに生存に有利になる?・・・・という事だろうか?
それとも、共存は“仕方なく”やってるだけでホントはライバルは居ない方が良い?のだろうか?動物では実験できるだろうけど、人間ではどうなのかな?
Nature vol.447 (7141), (10 May 2007)ショウジョウバエでは、食物が乏しい状況での行動が対照的な「rover」と「sitter」いう一対の表現型がよく知られているが、その背後にあるのはforaging(採餌;for)遺伝子に自然に存在する差異(多型)である。
何十年もの研究にもかかわらず、forの対立遺伝子の差異が維持されている理由は説明できなかったし、安定な多型維持というもっと一般的な問題の原因もわかっていない。
今回、新たな研究により、共存している異なる型の間の競合的相互作用がその説明となりそうなことが明らかになった。
一方の型が多数派になると、もう一方がどっと増え、その逆も同様であるため、「sitter」型(あまり動かずにたくさん食べる不活発なタイプ)の幼虫と「rover」型(よく動き、あまり食べないタイプ)の共存が確保されるのである。
『・・・一方の型が多数派になると、もう一方がどっと増え・・・』ってのが、イマイチ、よく理解できないけど、こういう間柄なら、上手に行く・・・っていうか、そういう間柄が選択されたってことなのだろうか!?
今、『キケロ - もうひとつのローマ史』を読み始めたところなのだが、意外だった事が、共和制ローマが滅んだのは“共和制”故にだったってところだ。決して、権力志向の大魔王が顕れて、強引なやり方で・・・って事じゃない。(これが歴史家のコンセンサスが得られた見解なのかどうか、私にはわからない。)
いろんな意見があるのは“良し”なんだけど、行き過ぎれば“収集がつかなくなる”であり、王制(すなわち、権力の集中)を忌み嫌ったが為に、行き過ぎな程の“拒否権”が共和制崩壊の原因だったと。そういう状況が解決の一つとして生み出した必然が“カエサル”だったんだ、と認識を新たにさせられたのだけど。。。。(ローマ市民が王制アレルギーの原因となった言い伝えが、にわかには信じられないのだが・・・。)
マスコミは、対立が激しければ激しいほど、面白い番組が作れるから、これを煽るんだけど、対立が激しすぎれば、何も決まらない・・・・。力が拮抗していればいる程、お互いに妥協するところを見出さないと、ほんとに何も決まらなくなる。
お互いが適応的であれば、共存を目指す。生物は進化の過程で、この智慧を獲得したのだろう。
結局、あたかも淘汰されるべくその特徴が環境に適応できずに極端なら、共存なとさせない厳しさが自然にはあるが、ほどほどに適応しているなら、その多様性は“唯我独尊”に走らず共存の道を探った方が、自分の為にもなるってことなのだろう。
民主党しかり、朝青龍をコテンパンに罵っているマスコミしかりである。
マスコミは、始めに“朝青龍=悪役”でキャンペーンを張っちゃったから、引っ込みが付かなくなってしまったのだろう。いまだに、何だのカンだのと説得力の無い理由で朝青龍を悪者にしようとしているけれど、もう、いいんじゃないのか?見ていて、気分が悪い!
マスコミがこの件で正義漢ぶればぶるほど、マスコミ自身が『じゃ、おめぇらは、生まれてこの方、一回もずる休みもしたことねぇんだな?』って反論に苦しむ事になるだろう。朝青龍が殺人でも犯したのなら、『横綱としての品格・・・』『相撲道の~~』『子供達の夢・・・』云々を理由に、“朝青龍=悪役”で攻め立てるのも道理だと思うけど、たかが、地方巡業一回サボリくらいで、人格まで否定されちゃったんじゃ、人間、やってられませんって。(身内=相撲協会が厳しいのは当然だけど、外野が罵声を浴びせるのはお門違いのケースだと思うぞ!)
それに、そんなこと帳消しにしてあまりあるくらい、日本の相撲に貢献してるし、努力だってしてるんじゃないの?朝青龍は。ボンスが嫌いなアメリカの野球ファンは、ハンク・アーロンの記録に並んだ時は、拍手したって言うぜ!
もしかして、モンゴル人っていう人種差別をしたい鬱憤が、今回、爆発したって事??えっ!マスコミさんよぉ?
民主党は一度廃案になった法案を、再度、参院で通して衆院にプレッシャーをかけるという、子供のイジメのような意地の悪い喧嘩を売っている。“年金保険料流用禁止法”って名前からすれば、当たり前のような事だと思うのだが、廃案になるくらいだから、現実的ではなかったのだろう。運用して利益を出さなきゃ年金給付できないしね。
自民党が反対する事がわかりきっている法案で、『国民の真意を問う』とかなんとか・・・?
イラク特措法だって、対決する為に反対する・・・・って。バカじゃねぇの?昔は賛成だったのに!
朝青龍の件は、あまり共存共栄とは関係ないように思うかもしれないが、マスコミにとっては朝青龍はニュースソースの提供者だ。そういう意味で共存共栄を量った方が自分達の為なんじゃないのか?って事だ。逆に、光市母子殺人事件犯人の元少年こそ、適応不能の個体なんだから、環境から排除したって良いんじゃない?こんなのこそ、連日、断罪すべき対象だと思うんだけどね。
まっ、これらも、収拾可能な範囲というのなら、私がとやかく言うことでもないが、どちらも、自分達こそが正義であり、正しいと主張しているところが気分悪い。