進化に守られ、癌で異変
ヒトゲノムのドラフトシーケンスを手中に収め、がん遺伝子、癌抑制遺伝子の半分以上を釣り上げたと思い込んでいた我々は、これで、また、混沌に陥ってしまうのだろう。
p53 遺伝子診断保険適応が来年にも実現するわけだが、大喜びしていた人達は、その喜び方を少し“下げた”方がいい。これだけじゃ、予測がつかない事も大いに有り得、がん患者にぬか喜びをさせかねないからだ。
要するに、今、“遺伝子の異常ががんの本態”と言えなくなってしまっており、遺伝子そのものの定義をしなおさなければならない時期にきているといえる。
『第6染色体の○○~○○までのシーケエンスが、○○の遺伝子です』という言い方は間違いではないけれど、その発現には全ゲノムが影響を与えるわけで、その時点での蛋白質(遺伝子の翻訳物)がどれ位の量と範囲で存在するのかは、単純に上流のプロモーター、エンハンサーへの修飾状態だけで規定されるものではないことが、だんだんと解明されつつあるからだ。
すなわち、これ、混沌(カオス)。なんだけれども、その中から生まれる秩序があるわけで、(遺伝子の)表現形は、まさにその“混沌の中の秩序”であると考えなきゃならない時代に突入したと・・・・。
遺伝学 : 進化に守られ、癌で異変Nature Reviews Cancer 7(11), (Nov 2007)
ゲノムには、ヒトでもマウスでもラットでも一切変わらない領域があり、それに重要な機能があることがうかがえる。新たな試験では、このいわゆる超保存領域(UCR)の発現が変化を来すと、さまざまな癌が生じることが明らかになった。
最近のいくつかの試験からは、古典的な癌遺伝子および腫瘍抑制因子のほか、マイクロRNA(miRNA)にも、癌で果たす役割があることがわかっている。しかし、非コードRNAの種類はこれだけではない。タンパク質をコードしていなくても、ゲノムのほかの多くの部分が発現され、機能的に重要とみられる。UCRは、その一種であり、機能的な重要性がマウスを用いた欠失実験により明らかにされている。
G A Calinらは、正常組織のUCRをマイクロアレイプロファイリングし、転写されたもの、すなわちT-UCRを特定した。定量的PCRおよびノーザンブロット法を用いてさらに詳細に検討したところ、正常リンパ球と慢性リンパ球性白血病細胞との間で発現が有意に異なる特定のT-UCRが2つあった。さらに、T-UCR発現シグネチャによって、多岐にわたる正常細胞と癌細胞とを区別できるかどうかを探った。癌検体133個および対応する正常対照40個のパネルを用いたところ、8~61個のT-UCRシグネチャによって、対応する正常細胞から特異的な癌細胞が識別された。
では、このT-UCRの働きは何であり、発現の変化は癌とどう関連するのだろうか。この著者らはまず、脆弱部位、増幅領域およびヘテロ接合性のない領域など、癌との関係が既に明らかにされている領域と、T-UCRの位置とが相関していることを明らかにした。ある症例では、この領域のタンパク質コード遺伝子に変異が全く認められず、T-UCRの変化が癌感受性を助長するものであることがわかる。次に、いくつかのT-UCRの発現が特定のmiRNAの発現と負の相関関係にあること、いくつかのmiRNA-T-UCR対の間に有意なアンチセンス相補性があることを明らかにし、機能的なつながりを示唆している。上記の相互作用は4例のin vitroレポーター系で確認されており、いくつかはin vivoで機能することが観察されている。
最後にこの著者らは、あるT-UCRの発癌可能性を明らかにしている。結腸癌でのアップレギュレートが最も著明なT-UCRの1つを選択し、短い2本鎖RNAを用いてそれをダウンレギュレートした。これにより増殖は低下し、アポトーシスが増大した。
癌で果たすT-UCRの役割は、まだ探索が始まったばかりで、それが腫瘍形成での役割を担う最新の要素である可能性は低い。ゲノムについてますます詳しいことがわかってくる中で、遺伝学者が機能性の高い要素を見つけるため、癌生物学者は、その多くに癌遺伝子および腫瘍抑制因子としての役割を期待することができる。
さて、この生命現象の秩序を規定する因子の混沌ぶりを見ていると、大連立を画策しそして果てた今この瞬間の日本の政治を想像してしまう。党議党則やマニフェストを遺伝子に喩えれば、それを実現する手段(遺伝子を発現する機構)には、数え切れないほどの“影響(因子)”が働くんだなぁと感じるわけだ。
さて、その当の本人である小沢一郎氏は『もう、疲れたよ』との事らしい。
民主党の枝野議員が『党首失格』と言った事に対して、たいそうご立腹だったらしいが、やっぱり、小沢一郎、私の思った通り、つまんねぇ事(馬鹿な国民を釣るのにちょうど良いエサ)で国民を釣り上げた後に、何かをやらかすつもりだったんだ。
国の為に政治を為さなきゃならないとの思いが、こんなところで証明されるとは・・・。
“国の為”とか言うと“国民の為”じゃないのかなんて短絡的な反応が返ってきそうだが、今の私には、国の為を考える事が回りまわって国民の為になると確信している。何でそうなるのか?っていうめんどくさい説明は省略するが、結局、一人の力では何も出来ない、なるようにしかならないと言う事だけは、確実なことらしい。
私は、大連立は大賛成だ(韻を踏んでみました・・・・って面白くも無いけれど・・・・・これを大政翼賛会とか言っちゃう人は、きっと、風邪は万病の元だから入院して ICU で治療しなきゃならないとか言うんだろうね)。
憲法改正が確実になるという点だけでなく、日本人には似合っていると思うからだ(注1)。というわけで、今回のは小沢氏のシナリオにどっちに転んでもおいしい福田さんが乗ったってのが、実情なんじゃないかな。
連立に失敗したのは少し残念だけど、ねじれ国会が始まってから理想的には混沌からの秩序が芽生える事を期待していたので、すこし回り道になるけれど、魑魅魍魎と老獪を残して日本を考える人たちが自民党から飛び出し、民主党もぶっ壊れて、政界再編ってシナリオにも期待をしていた。今まで小沢氏の事をこき下ろしていたけれど、やっぱり小沢氏は、私の好きな小沢さんだったみたいだ。
でも、なるようにしかならないのは、生命現象に限った事ではないからなぁ!信じるものは救われるってことだよなぁ?!(これからが面白くなりそう・・・・なのか?)
注1)何故なら・・・・
世界地図のどこかにある8つの美しい無人島に、下記の人々が流れ着いた。
それぞれの国民は男性2名と女子1名の組み合わせであった。
イタリア人、フランス人、ドイツ人、ギリシャ人、イギリス人、日本人、アイルランド人、オーストラリア人。
一ヶ月後それぞれの島では次のような暮らしをしていた。
1.イタリア人の男性は一人のイタリア人女性をめぐってもう一人の男性を殺してしまい二人で暮らしていた。[女に情熱的なイタリア人]
2.フランス人の男性二人は一人のフランス人女性を共有し、幸せな三角関係で暮らしていた。[愛を求めるフランス人]
3.ドイツ人男性二人は交替でドイツ人女性の相手をしており、きっちり一週間交替のルールを守っていた。[規則好きなドイツ人]
4.ギリシャ人男性二人はねんごろの中になり、残ったギリシャ人女性は炊事洗濯の係を勤めた。[男色好きなギリシャ人]
5.イギリス人男性二人はこのイギリス人女性を正式に紹介してくれる人をずっと待っていた。[気取った礼儀にこだわり融通がきかないイギリス人]
6.日本人男性二人は日本人女性をどう扱ったらよいか、腕時計に付いているファックスを使って東京の本社に指示を仰ぎ、未だにその回答を待っている。[何でも上司の指示で動く日本人]
7.アイルランド人男性二人は島を北アイルランドと南アイルランドの二つに分割し、ウイスキー醸造所をひとつ設立した。この二人は最初のココナツウイスキーを数リットル飲んで以来ずっとボーっとした状態なので、アイルランド人女性とセックスしたのが現実の出来事だったかどうかハッキリしない。しかし二人は この島には少なくともイギリス人が住んでいないので満足している。[酒好きでイギリス人嫌いなアイルランド人]
8.オーストラリア人男性一人がオーストラリア人女性とセックスをして、もう一人のオーストラリア人男性は相手になる羊を島中探し回っている。[羊とセックスをするオーストラリア人]