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ティーンエージャーの喫煙防止と連れション

20080621_urinate.jpgイングランドとウェールズの中学校で行った『ティーンエージャーの喫煙防止に有効な方法は?』の実験結果が Lancet誌 に示された。

要旨は、『ティーンエージャーの喫煙防止を目的として、訓練を受けた生徒が、教室外で同級生に喫煙防止を働き掛ける方法の効果を2年間にわたって調べた結果、喫煙者の増加を有意に抑制できることが示された。』と。この論文の原題は「An informal school-based peer-led intervention for smoking prevention in adolescence (ASSIST): a cluster randomised trial」。興味があればリンクを辿ってくだされ。

欧米では、学校での取り組みの一つに、同年代または少し年長の生徒が、他の生徒に介入する「ピアプログラム」ってものがあるらしい。(随分前にイギリスの学校での"イジメ"を取材した番組を見たことがある。その時は別の事も感じたんだけど)

たとえば、同級生や先輩が喫煙の害などについて教えるわけだ。

これを読んでいたら、がっかりしたっていうか脱力したっていうか、日本の子供達、子供だけじゃなくって大人も含めて、やっぱり全然違うんだよなぁって感じた。

日本で、「ピアプログラム」を実践しようものなら、確実に"いじめ"が増えるだろう。

『なに、まじめくさってんだよ』
『うぜぇなぁ~』
『かっこつけてんじゃねぇ~よ』

反応が目に見えるし、仲間ハズレにされないために、こんな役回りを引き受ける生徒は、おそらく皆無だろう。

前回は、無差別殺傷事件現場の"記念撮影"をネタにして、日本人の"気質"に触れてみたんだけど、子供達の喫煙防止プログラムひとつとってみても、同じホモサピエンスとは思えないくらい、脳機能の違いに、今回あらためて打ちのめされた。

日本人は子供でも大人でも、他人に介入する事を極端に嫌っている。

子供達が学校で出来ないように、大人達は職場で"Peer Review"出来ない。

最近、強く感じる事なんだけど、日本人って"蚊帳の外"が好きなんだよなぁ。読んで字の如くの状態なんだけど、出来事そのものは知ることが出来る距離に居る(居たい)んだけど、その中心には居たくないっていう感覚。

核心に触れる事は怖くて出来ない。だから他人に意見するにしても、例えば生命に直結しない、あるいは因果関係のはっきりしない分野が大好き。(不躾なのやイタズラも含めて脂質代謝系のエントリーに付くコメントは多い)


また、価値観の多様性を論じる場合でも、『洋式便器で男が小便をする時、立ったままか座るか』みたいな事で、侃侃諤諤、喧喧囂囂しちゃう。。。。(ってゆーか、マジだと議論な出来ない)

話は変わるが、この洋式便器での小便の仕方について、おもしろい意見があった。子供の教育にまで言及しているのだが、男の子が立小便が出来ないと、イジメの対象になる。まして、小便し終わった後、紙で拭くなんざぁ、もってのほか。ブルンブルンして小便をきらないといけない・・・・と。

連れションのルーツはここにあったのだ。連れションは日本の文化だったのだ。

一人だけ『公道での立小便はいけないんだぞぉ』なんて言おうもんなら、小便をひっかけられて『あっちへいけ』って言われちゃう。

人と違う事をしたり言ったりしてはいけない・・・・、こんな小便の仕方一つとっても、日本人は、みんな一緒に(結果も平等に)・・・って刷り込まれていくのだ。(だから日本で「ピアプログラム」なんてのは夢のまた夢)
 
 
 

こんな事を書いている私も、実は、当事者になったらどうするだろう?って考えたら、答えが出せなかった。私の子供は女の子だから、洋式便器では座るか立つかについて悩む事はないんだけど、男の子だったらどうするだろうか?・・・と。

立ってすればトイレを汚すから掃除が大変。だけど、それが元でイジメられたり仲間ハズレにされたりしたらどうしよう・・・・と。

自分だったら、そんなぐたらん事で仲間ハズレにされるのなら、そんな奴らは仲間じゃないって言い切れるんだけど、子供の事になると、、、自信がなくなる。
 
 
 
ところで、『座って小便するなんざぁ、男が女っぽくなった現象の一つで、人間の本能が文明にダメにされ、すなわちこれ"少子化"に繋がっている』なんてロジックには、飛躍だよって一笑にふせないものも感じてしまうのだが、他の方のご意見は如何?

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2008年06月21日 13:04に投稿されたエントリーのページです。

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