読売新聞 11月6日 朝刊に興味深いグラフが掲載されていた。ソースは全米テレビの出口調査、CNNからの頂いたデータだと記してあった。
わざわざ、これを自分でスキャナーで取り込むまでして、エントリーしたかったのは、まさに Science 誌 September 19 2008, Vol.321 に掲載された論文の主旨を裏付けるようなデータだったからだ。
(っていうか、【政治的立場(Political Baggage)】で、『つまり、これは、、、、周りの状況(環境)に対して、生存本能が刺激されるかどうか?危機意識が刺激されるか?って言葉に置き換えられるのかな??』って思い付いた事を裏付けてくれるデータだったから?だ)
■あなたは・・・
軍隊経験ありの人は共和党支持が多く、なしの人は民主党支持が多い
■家に銃がある・・・
ある人は共和党支持が多く、なしの人は民主党支持が多い
■前回の大統領選挙で投票しなかった人の多くが・・・
民主党支持(現在の米国の最重要問題を“経済”と認識している)
■米国でのテロを心配していない約3割の人の中では・・・
民主党支持が多い
■オバマが勝利したら増税はある?にないと答えた約3割の人の中では・・・
民主党支持が多い
■イラク戦争について反対している人の中では・・・
民主党支持が多い
アメリカの共和党と民主党の考え方の差がどれほどなのか、私には肌で感じることが出来ない。移民の国で、人種差別の国で、自分たちの利益を最大限優先する正直な(動物的な)行動をし、自由を武力で勝ち取った人たちの末裔で、同朋意識を高める事ですごい力を発揮し、、、、、たとえば白人でなく差別されていた人が、ベトナム帰りというだけでコミュニティに受け入れられ、、、、って。
だが、理解できる範囲で解釈してみると、民主党支持者は、危機意識が希薄だと言えそうだ。多分“眼球の上をクモが動き回る絵”を見ても動じないんだろう。まぁ、もともと自分の身の安全は自分で守るを当たり前の事としていた人達だから、“日本人の危機意識がない”なんてのと比べたら失礼かもしれないが・・・。
余談だが、昨日は、買ったまま、まだ見ていなかった 500円 DVD 「荒野の決闘」を見ていた。ワイアット・アープ、ドク・ホリデーが悪党どもとOK牧場で決闘し、「オーマイ ダーリン クレメンタイン♪」ってヤツだ。皆さんも、良くご存知だと思う。
この時代がアメリカ人気質を良く表し、保守的と呼ばれる人たちの心意気なのだろう。アープが弟二人を殺されて、町の人から『何か出来ることは?』に『これは自分の問題だから』と断るところなんぞ、アメリカ人には普通に感じるんだろうけど、日本人の私にはなにやら意味深げで・・・・。
クリント・イーストウッド監督の『父親達の星条旗』を見ても、アメリカ人気質ってのが見えてくるような気がする。不思議なのは『硫黄島からの手紙』が日本人の私にも感情移入できることだ。私にとって、ハリー・キャラハンや夕陽のガンマンのイメージが強いクリント・イーストウッドの違う一面を見せられたような気もする。
閑話休題。アメリカ人の動物的な、飾らない、脳で理論武装しない、本能むき出しの気質(、、、ヨーロッパの国々から馬鹿にされる)を、私は、結構、好きだ。ヨーロッパだって、ほんの少し前まで同じ事やってたんだからね。
ただ、ヨーロッパの人たちは、アメリカ人より、ちょっとだけ早く、このような行為・行動を“野蛮”だと感じるようになったのだろう。
リベラルな考えを持つ人が、押しなべてインテリ(風)な事からも、野蛮というだけでこういう行為を恥じて、嫌っただけかもしれない。
もともと、危機意識は高い人達なんだから、危機意識がない=民主党、野蛮=共和党と、単純ではなさそうだ。どうでもいいけど、戦後、欧米のこんな風潮を浅慮に取り入れ、気取っているのが日本のリベラル派なのだろうね・・・戦前の日本を侵略国家だって言って、野蛮な自分達を恥じてるだけ?・・・・プ。医療の世界で医師のサボタージュが始まったように、軍人さんたちが『けっ、やってられっかよ』ってなっちゃったら、どうするんだろうね??
だが、自分の思い付きが証明された?興奮も薄らいで、冷静にみてみると、結局、出口調査なんだから、投票に行った人がサンプルなわけで、全アメリカ人が対象じゃないわけだ。
政治には全く関心がない、その他大勢の人でどうなるかはわからない。
今年の9月10日から、スイスとフランスの国境をまたいで始まった、大規模な物理学の実験が、日本のマスコミや一般庶民の関心を呼ばなかったことが、またまた、興味深い。
周囲27キロの巨大なトンネルが地下100メートルに設置され、このトンネルの中を陽子のビームが一周したのだが、このファーストビームをウェブキャストで見た人の数たるや、、、なんと1億件ものアクセスがあり、気楽に構えていた人達は、サーバがダウンしちゃって、おちおち見ていられなかったのだそうだ。
アカデミックからのアクセスは、多くて1割、いやもっと少ないだろう。世界中の素粒子物理学者が100万人もいるとは考えられないからね。多くは、政府機関、防衛・国防の関係者、はたまた、軍事産業のシンクタンク、周辺で経済的な利益が得られそうな産業の人たち、、、、知的好奇心からではなく、軍事的、経済的な興味が大多数なんだろうと思う。
結局、綺麗ごとを言って、過去を総括すれば、戦争を防げると思っているインテリでリベラルな考えの人たち、危機意識から戦争の正当化すら声高に叫ぶ極保守な人たち、、、みんな、政治的に強い信念を持つ人達は、科学の最先端で起きていることを何も知らず自己満足で主義・思想を語り、踊っている・・・・・。
一晩眠って目が覚めたら、自らスキャンしたグラフも、なんか、味気ないものに見えて・・・・・。でも、悔しいから、無理やりエントリーしちゃったりして・・・。
私は、大東亜戦争を『侵略戦争だ、いや違う』なんて議論のネタにすること自体、非常に意味の無い行為だと思っている。関わったひとりひとりにとって、その遭遇した出来事、印象が違うのが真実だ。真実は多数あるということだ。一言で表現できる事が真実だと思っているのなら、愚かなことだ。
数学の定理じゃないんだからね。
それが証拠に、日本、中国、韓国のそれぞれの場所で、それぞれの立場で、違った印象を持つ人が存在する。どれも正しい。その人にとっては間違っていない。
だけど、政治的に総括するためには、どちらかに落とし所をみつけなきゃならないし、敗戦国だから、侵略の汚名を着せられるのは、しょうがない。
そんな中で、現場で働く自衛官が『あれは侵略行為じゃない』と論文を書いたら処分を食らった。政府が言うのは当然だが、新聞・マスコミも『政府見解と違うことが問題だ!』なんて色めき立っている。完璧なシビリアンコントロールを受けている状況下で“思想”を云々しても、意味はないのに。こういう連中は、思想をコントロールすれば戦争を抑制できるとでも思ってるんだろうか?
はっきり言って、戦争は思想でやるんじゃなくって、兵器でやるんだぜ!竹やりの時代ならいざしらず、思想は“エクスキューズ”だ。こいつら、もしかして、平和を願ってるんじゃなくって、理屈で『あれは侵略行為じゃない』をやり込めて悦に浸りたいだけなんじゃねぇ~の??
マスコミは、こんなどうでもいいような事を、ことさら大問題として取り上げているけど、世の中には、素粒子を操れるかどうかに経済的な興味しかない人たちの多い事を、問題にしたほうがいいんじゃないのかなぁ??
『It’s the economy, stupid』
文字通りなら怖くない言葉も、深く考えれば、結構、恐ろしい言葉なんだぜ!