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ひどい上司を持つと心臓に悪い

20081205_becoming_a_donor.jpg心臓病のリスクが上昇するくらい“ぐうたらな上司”に対して不満が鬱積するなんて、スウェーデンの労働者はみんな上昇志向が強いのだろうか??

スウェーデンという国の文化や国民性がわからないので、なんともいえない調査結果だけど、一つだけ感じるのは『科学雑誌も大衆迎合しなきゃならない時代なのだなぁ』と。

この調査結果を評価した研究者達によれば、上司たるもの、最初からやる気の無い社員をも“やる気を出させる”くらいでなければいけないらしい。そして、やる気の無い社員(日本では“シュガー社員”とか言うらしいが)達に対しては、そのモチベーションとの因果関係を考察することすらしていない。猛烈上司の下での“シュガー社員”もストレスで心臓病のリスクが増大しそうなものだけど・・・・。


ところで“シュガー社員”、名付け親は社会保険労務士の田北百樹子氏で、『シュガー社員が会社を溶かす』(ブックマン社)という本で初めて使った言葉だとか。私は読んでいないのだが、内容はなんとなくわかるような気がする。

提供:WebMD

無能な上司の下で働くと心臓病のリスクが上昇することが分かった。

Bill Hendrick
WebMD Medical News

【11月24日】自分の上司は不公平だ、気まぐれだ、思いやりがない、全体的に管理能力に欠けると考えている人は、心臓発作などの心臓病になるリスクが高いことをスウェーデンの新たな研究が明らかにした。

また、ひどい管理者のせいで一般社員がストレスを感じている場合、心臓病の長期リスクがさらに上昇する、と研究者らは11月24日発行の『Occupational and Environmental Medicine』に報告している。

この研究でスウェーデンの科学者らは、1992年から1995年の間に男性一般社員3000人以上の心臓の健康状態を追跡した。次に、2003年までに虚血性心疾患により入院、死亡した患者に関する全国患者登録データとこの職業的健康記録を照らし合わせてみた。

およそ10年間にわたる調査期間で、心臓発作、不安定狭心症、心停止などの致死的および非致死的心臓疾患イベントが74例認められた。部下が管理者を有能と評価すればするほど、重篤な心臓病のリスクは低くなった。

管理者のリーダーシップに対する認識と部下の重篤な心臓病リスクの関連性は、部下の勤続年数が長いほど高かった。つまり、ひどい上司によるストレスは時間とともに増大することが示された。

社員の重篤な心臓病を予防するため、会社は部下の評価に基づいて管理者の不足能力を改善する手だてをとるべきだ、と研究者らは言う。

「存在感があり意欲的な管理者とは、体制をつくり、情報を提供し、社員を支えてくれる管理者であって、部署が悪い方向にいかないよう対策を講じる。それによって、ストレスによる部下の生理的変化を悪化させるのではなく、むしろその再生を促すのではないか」とカロリンスカ研究所およびストックホルム大学ストレス研究所のAnna Nyberg氏は書く。

上司を評価する

参加者らは、ある評価体系を使って、コミュニケーションやフィードバック能力の高さ、変化対応時の成果、目標設定能力、部下に任せた仕事の量などに関し、上級管理者を評価した。

その結果、リーダーシップスコアが高ければ高いほど心臓病のリスクが低下した。この関連性のロバスト性は「教育、社会的階級、収入、監督的立場、仕事時に感じる身体的負荷、喫煙、運動、[BMI]、脂質、フィブリノゲン、糖尿病を補正の上で」確認された。

つまり、ひどい上司はその下で働く人の健康や寿命にまでも悪影響を及ぼす可能性があることが分かったのである。

最近行われた別の研究で、身体的・精神的に有害だと思う職場環境にさらされている社員の心血管疾患リスクは50%も高かったという。この研究結果について研究者らは、「特に職場の心理社会的ストレッサーは比較的多いので、臨床的意味は大きい」と書く。

また、管理者の行動の質に対する認識が部下の健康に影響するとのエビデンスは増えていると研究者らは言う。部下が意識的にみている点は、上司の「思いやりある行動」、どれだけ上手く部下に知的刺激を与えられるか、部下とのコミュニケーション能力であった。

上司の評価に使われた質問には、「私が何か失敗すると上司にかなりきついことを言われる」といったものや、管理者がいかに上手く期待していることを伝えられるかについて聞くものもあった。

ここではっきりしたのは、情報伝達に難がある(単に否定的意味でなく)と思われている上司の部下は心臓病を発症するリスクが高い、ということである。まず手始めに管理者の仕事能力を高める訓練をしてみてはどうか、と研究者らは勧めている。


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不況による社員解雇の“ニュース”としての取り上げ方は、至極マスコミらしいので、いまさら何も言うことは無いのだが、科学(医学)雑誌に投稿される“論文”にまで十把一絡げで『弱者は皆、正しい』とのニュアンスで文章を書かざるを得ないとしたら、『ちょっと、マズイんじゃない?』と感じたもんで、エントリーを追加した次第だ。(『Occupational and Environmental Medicine』って雑誌にそんな意図はないとおもうんだけど・・・)

簡単なことだけど、自動車産業やコンピュータ産業などは、銀行のように“大赤字”を出しても、税金を投入して救ってもらえない。(アメリカじゃ交渉してるみたいだけど。)日本の企業すべてが赤字を出したら国が救済してくれるのなら、どの企業も社員解雇なんてするわけは無い。解雇しなきゃ会社が潰れるから解雇する。少ない犠牲で多数を救う。自然の摂理だ。

解雇される人間と残る人間の線引きに不公平あるって論調でマスコミは伝えているが、この場合、何か“妙案”があるのなら、マスコミは示すべきだ。


それはさておき、私は、“機会”の平等は守られねばならないと思うけど、“結果”の平等は守れるものじゃないと思っている。“結果の平等”は絵に描いた餅で、絶対、食べられない。(上のイメージ写真も、『チャンスは誰にでもある』って言っているよ。後は貴方次第っだって!)

世の中、マスコミのおかげで『結果の平等もありなんじゃないのか』と勘違いしている人が非常に増えたみたいだけど、現実は、それほど“シュガー”ではない。

っていうか、マスコミが作り上げた虚像の(シュガーな)世界は、マスコミが守るべき“弱者”を作り出すための作戦だったのだろう。それが証拠に、“弱者”が淘汰されていく現実を映像化して視聴率を稼ごうとしている。そして、それだけじゃなく、『セレブな生活は幸せだ』『セレブのような生活が出来ないのは不幸だ』『不幸と感じられないのは間違っている』のような価値観を植えつける低俗な番組を垂れ流しつつ、そのセレブな生活を送っている人達の血のにじむような努力は見せようとはしない。

これじゃ、勘違いして不幸になる人が後を絶たないよなっ。

マスコミが本気でこのような“勘違いして生きてきた結果、不幸になる庶民”の数を減らしたいのなら、世の中は甘くないという現実を認識させるような“論調”こそが、平時(不況のこと。戦時という意味じゃない)から必要ではないのか?


努力する・しないは個人の自由だ。

だから、努力しなかった人は、それなりの生活をすればよい。本来、努力した人と比較するから“不幸”になるわけで、最初ら比較しなければ『こんなもんでしょ』と自らの環境を不遇と感じることも無い。解雇されない人間はそれなりの理由があるわけで、それと自分を比較して不幸だと感じる事もないわけだ。


テレビは、『解雇されたら、路上生活者になってしまう・・・・』なんて訴えている人を映している。マスコミの言いたい事はミエミエだが、、、、、

新聞に折り込まれてくる求人広告やハローワークでの求人が全く無いのなら、『解雇されたら、路上生活者になってしまう・・・・』って訴えも、切実に聞こえるけれど、現実は、かなりの求人がある。

そういうと、『自分の希望職じゃない・・・・・』

こんな映像を流す前に、すべての日本人が自分の理想としている職を得られているのか?とマスコミには聞きたい。

そもそも、希望する職種が、当人に合っているかどうかも問題だ。注意力散漫でケアレスミスの多い人が希望しても、パイロットにはしたくないと誰でも思うし、医療職にはしたくないって思うが如くだ。


そんな“シュガー”な労働者に『ダメな上司』って言われても、、、

『不公平だ』、、、、だって、出来の良い社員と出来の悪い社員を平等の評価をしたら、出来の良い社員から『不平等だ』っていわれちゃう。。。。

『気まぐれだ』、、、、上司の言うことをボケェ~ってしたりイヤホンしたりで聞いてなかったり、意図を理解できなかったりして『気まぐれだ』って言われても。。。。

『思いやりがない』、、、、社員の不始末を不問にふすことが『思いやり』ではないことを祈るしかない・・・・かっ。。。。


まぁ、なんにせよ、引用中に【参加者らは、ある評価体系を使って、コミュニケーションやフィードバック能力の高さ、変化対応時の成果、目標設定能力、部下に任せた仕事の量などに関し、上級管理者を評価した。】ってあるけど、日本で求められる“理想の上司像”は、野球の星野仙一氏のような“友達感覚”の上司であり、決して、この評価体系を使って優秀なスコアを獲得する上司ではないような気がするのだが・・・・・・・。


というわけで、日本の企業では、スウェーデンと違って、出来の悪い部下が御しやすい友達感覚の(ぐうたら)上司が職場ストレスをなくすのには、一番・・・・・・って事なんだろうか??

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2008年12月05日 13:43に投稿されたエントリーのページです。

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