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道徳的嫌悪感は原始的感情と関連

20090309a_sense_of_incongruity.jpg「我々に何か有毒なものを拒絶させる感情は、社会的判断の際にも働くよう選択されていたという考え方は、確かに興味をそそる」と博士は述べている。「この研究はこれを証明するわけではないが、道徳的な状況で感じる嫌悪感が単なる比喩以上のものであるという考え方のかなり強力なエビデンスになる」。

『・・・この研究はこれを証明するわけではないが、、、、』と言っているので、じゃ、嫌悪感を感じる行動を野放しにしてみて、我々にとって、利益が無いのなら、証明できるんじゃない?

私がよく感じる“嫌悪感”・・・・を例に出す前に、一般的な嫌悪感を例に出してみよう。この場合は、宗教的な洗脳や自分では嫌悪を感じないのに『嫌悪を感じるのが人として当然』と言ったようなお仕着せの“道徳観”などは除外するよ。

例えば、政治家の不正。立場を利用して美味しい目にあっており、そのおかげで、庶民に不利益がもたらされる場合、誰もがその政治家に嫌悪を感じる。

例えば、学校での身体的ではないイジメ。

例えば、スクールゾーンに指定されて進入禁止になっている道路に通勤車で入ってくるヤツ。

例えば、見てみぬ振り。横断歩道をヨチヨチ歩いている老人や幼児を無視する人に対して感じる嫌悪感。

例えば、強姦。姦淫。

法律で禁止されている・いないにかかわらず、これらを野放しにしてみると・・・・・。

集団=公共の利益は損なわれる。


当然、このような行為は、マスコミの格好に餌食にもなる。

2009年3月6日 提供:WebMD

我々のもつ善悪の感覚は古代人の生存本能に起源があることを示す研究

Salynn Boyles


【2月26日】新規研究が、我々のもつ現代的な道徳的嫌悪感の古来の起源を洞察している。

善悪の感覚は、我々の大昔の祖先に嫌な味のする有毒な食べ物を本当に嫌だと感じさせた原始的な生存本能と直接関連するように思われると、トロント大学の研究は示唆している。

研究は『Science』2月27日号に掲載された。

「これらの結果は、道徳性の起源を異なる観点から見直し、我々のもつ道徳的基準は、複雑な思考のみによって導かれるのではなく、毒かもしれないものを避けることに関連する、より原始的な本能によっても導かれることを示唆している」と、首席治験責任医師のAdam K. Anderson, PhDはニュースリリースで述べている。


道徳性と嫌悪感

道徳性は、進化の観点から言うと、我々の論理的思考能力と密接に結びついた、ある程度、最近の現象であると広く考えられてきた。一方で嫌悪感は、食べると死んでしまうものを古代人が食べないようにさせた、古来の原始的な感情だと考えられている。

Anderson博士と研究の筆頭著者であるHanah Chapman博士らのグループは、道徳性と嫌悪感が、専門家がこれまで考えていたよりも密接に関連するかどうかを明らかにするため、一連の実験を行った。

「道徳的に不快なことについて話すときに使う『後味が悪かった』という表現が本当かどうか調べたいと、我々は考えた」と、Chapman博士はWebMDに語った。

「それは冷蔵庫に長く入れたままになっていたテイクアウトの容器を開けた時、または長いこと清掃されていなかった地下鉄のトイレに入った時にわき上がる感情と、何か関係があるのだろうか?」

研究者らは、筋肉の運動を導く電気的活動を記録する筋電図検査という技法を用いた。

検査では、人間が嫌悪感を示すときの表情に特徴的な、上唇を引き上げ鼻にしわを寄せるという動きに関係する、上唇挙筋という1つの特定の筋肉に焦点を合わせた。


「単なる比喩にはとどまらない」

最も基本的な原始的な形の嫌悪感を呼び起こすために行ったある実験では、被験者らにまずく苦い液体を飲ませた。別の実験では、不潔なトイレのように、本当に嫌なものだと一般的に認識されているものの絵を見せた。

道徳的嫌悪感を測定した最後の実験では、古典的な心理学実験で被験者らに不当な扱いをした。

3種類のすべての状況において被験者らの上唇挙筋の活性化が認められたことから、まずいものの味見をしたとき、本当に嫌なものを見たとき、および不当な扱いを受けたときの反応はすべて、同様の嫌悪感と関係することが示唆された。

「人々は道徳性を、ヒトの進化と発達の頂点と考えている」とChapman博士は述べている。「しかし我々は、この非常に古くからある原始的な反応も重要な役割を果たしていることを明らかにした」。

Harvard大学の研究者であるJoshua D. Greene, PhDは、本研究は、博士がこれまでに行った、感情が道徳的判断において重要な役割を果たすことを示唆する研究と合致すると、WebMDに述べている。

「我々に何か有毒なものを拒絶させる感情は、社会的判断の際にも働くよう選択されていたという考え方は、確かに興味をそそる」と博士は述べている。「この研究はこれを証明するわけではないが、道徳的な状況で感じる嫌悪感が単なる比喩以上のものであるという考え方のかなり強力なエビデンスになる」。


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さて、私の番である。私は以下のような行為にも、ものすごく嫌悪感を感じる。

2009年3月6日の毎日新聞社のニュースそのものが、それに該当する行為なのだが!

島根県では医師の卵達に貸し付けた奨学金、410万円が未回収になっているという。当然、悪いのは“借りた金を返さない人間”であるべきなのに、借金返済をしなかった医師を糾弾するのではなく、それを回収しなかった件の職員を糾弾しているのだ。

『県医療対策課によると、約15年にわたって未処理だったのは14人分で計5136万円。』だそうだ。で、その結果を取り上げて“職務怠慢”だと糾弾しているのだ。

もし、県職員が職務意識に燃えて、医師になった後の職場にまで押しかけて、借金の督促をしていたらどうだろう?新聞は、『やり過ぎの職員』と糾弾するんじゃないの?

私は、こういう姿勢に、生理的に“嫌悪”を感じるのだ。


マスコミって、いつも、すべてこうじゃない??


多分、マスコミ=記者も“借金を踏み倒した行為”にプリミティブに嫌悪を感じたはずなのだ。

それなのに、それを生理的な嫌悪=低レベルなリアクションとして軽視し、いや軽視するだけではなく、そういうプリミティブな感情に従って新聞記事を書く事を“かっこ悪い”或いは“軽薄だ”なんて評価を食らうことを恐れているとしか考えられない行為に出るのだ。あるいは、医師個人を悪者にして糾弾するより、“県”というでかい相手を悪者にした方が、インパクトが大きいという“スケベ根性”もあるのだろう。(これは今回は置いといて)

税金で賄った借金が回収できなかったら、それは社会の不利益である。これに異論のある人はいない筈だ。


借金回収にプライオリティを置くなら、取り立て方法に口を出すのは、履行の妨げ以外のなにものにもならない。職員は『やりすぎ』とマスコミに糾弾されるのを恐れて尻込みしちゃうのだから。

一方、借金取り立て方法を“生ぬるく”すれば、100%借金回収という“理想”は実現しない。ましてこの場合、相手は医師だ。返す金が無いわけがない。

このように、社会の利益、公共の利益が達成されるのを妨げる行為に対して、私が嫌悪感を感じるのは、その結果が社会の不利益になることからも、正しい感覚だといえる。


従って、嫌悪感を感じる行動(=借金を踏み倒す)を野放しにしてみて(=野放しにせざるを得ない状況を作り出す行為=マスコミの独善的な価値観の押し付け)、我々にとって、利益が無い事が証明できた訳だ。


だから、「我々に何か有毒なものを拒絶させる感情は、社会的判断の際にも働くよう選択されていたという考え方は、正しい」と言って差し支えない。


私は最近の新しい進化論を知るに付け、このようなプリミティブな感覚は大事にしなくてはならないなと思っている。

そして、殆どの場合、これは正しいと思っている。

その現象に遭遇した時、まず、沸き起こる感情、、、これは、理屈をこねくり回すより、遥かに正確なのだ。我々の利益にとってね。


島根県の職員が“職務怠慢”かどうかをハッキリさせる為にも、彼らの怠慢をマスコミのせいにさせない為にも、マスコミは借金回収方法に口を出さない方が良い。借金を回収する行為に、なんら制限がかからない状況を作ってあれば、怠慢に“グーの根”も出ず、即刻懲戒免職に出来るし。

ほんとにお金に困っている人に対しては、他の社会保障を考えれば良いんだからね。例えば、医学生の頃お金を借りたんだけど病気で働けない・・・・なんて場合には、免除、或いは行政の借金の肩代わりとかね。


現代において、世の中の道徳的善悪の感覚が“狂った”のは、このようなマスコミの“考えすぎ”で“独善的”な影響が大きいと思うのだが、いかが??

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2009年03月09日 12:24に投稿されたエントリーのページです。

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