私は、自己矛盾していると自分でも認識しているのだが、ほとんど何もわかっていない生命の仕組みに対する、現代医学の無力さを、こんなところ↓から感じているにも関わらず、、、、
細胞:がん形成を促進する抗酸化物質Nature vol.461 (7260), (Sep 2009)
in vitroおよび動物での実験では、抗酸化物質ががんの発生を抑制することを示唆する結果が得られているが、その効果を臨床的に示す決定的な証拠はほとんどない。
ところが、ちょっと意外なことに、ある条件下では抗酸化物質が、がん細胞の生存と増殖促進を助ける場合があることが明らかになった。
正常な上皮細胞は、その構造を保持する細胞外マトリックスから離脱すると死んでしまうが、乳がんの場合は、腫瘍形成能をもつ離脱細胞にERBB2などの発がん遺伝子が生存シグナルを送ることができる。
Schaferたちは、細胞の離脱はやはり代謝障害を引き起こすが、ERBB2および抗酸化物質のどちらもが障害を救済できることを明らかにしている。
これらは、脂肪酸酸化を介して細胞のエネルギーレベルを上げるように作用しているらしい。
この知見は、マトリックス環境の変化の中で、がん細胞が自らの生存を促進するために利用していると思われる、これまで知られていなかった機序の存在を示している。
Letters to Nature p.109News and Views p.44
この↓ような、自分の知っている分子的な機序が思わぬところで繋がったりすると、ドキドキしてしまう。なんか、生命の不思議に一歩近づけたんじゃないかって。。。。
生命に対する現代医学の姿勢に厭世的なスタンスを取っているにも関わらず、子供のように心が弾んでしまう。。。
Aktの制御(Regulating Akt)Science August 28 2009, Vol.325
タンパク質リン酸化酵素Aktは、シグナル伝達二次メッセンジャー、ホスファチジルイノシトール3,4,5-三リン酸の、受容体によって活性化された産生への応答において活性化され、代謝や細胞生存から転写や腫瘍形成までのさまざまなプロセスの制御において役割を果たしている。
Yangたちは、従来認識されていなかったAktの制御モードについて報告している(p. 1134; またRestucciaとHemmingsによる展望記事参照のこと)。
それは、ユビキチン分子のリジン63へのリンクによるAktの共有結合的修飾である。
Aktのそうしたユビキチン結合は、細胞膜への局在化と、増殖因子で刺激された細胞における結果としての活性化とを促進する。
TRAF6(TNF receptor-associated factor 6: TNF受容体に付随した因子6)がAktのユビキチン結合を仲介するE3ユビキチンリガーゼとして関わっている。
Aktのユビキチン結合は、癌細胞におけるその役割にも影響を与えている可能性がある。
ヒト癌に付随するAktの変異体はユビキチン結合を増加させ、またTRAF6の枯渇がマウス癌モデルにおける前立腺癌細胞株の腫瘍形成能を減少させる、ということが明らかにされた。
The E3 Ligase TRAF6 Regulates Akt Ubiquitination and Activation
p. 1134-1138.
と、まっ、そんなこたぁ、どうでもいいし、このブログで“綺麗”にまとめたって、面白くもなんともないから、、、、、
一個目の Nature vol.461 の方は、まさに、『抗酸化物質』『抗酸化物質』って騒いでいた連中に吠え面かかせるのに、持ってコイだ。
それに、サプリメント信者にも、現代医学で人間の健康を制御しようとする事の限界(現代医学の無力)を知らせるのに持ってコイだろう。信者を騙している業者に天罰を食らわせる材料にもなりそうだ。。。。
“がん”に良かれと思ってたのに、逆に、がん細胞の生存と増殖促進を助長するとは・・・・・、ハッキリいって犯罪だよね。『抗酸化物質』を健康にいいっていってた奴らは。
二個目の Science August 28 2009 の方は、蛋白質分解系・・・・・とシグナル伝達系のクロストークだ。こっちは、必然なのか、偶然なのか、、、シグナルを増強することもあるだろうし、抑制するパターンも考えられるワケで、、、
生命活動にとって、このシグナル増強が、全ての面で利益があるのかどうか、それはわからないけど、影響の総和として“利益”があったから、選択さて、現在まで続いているのだろう。
さて、私は、医療行為すべてに厭世的なスタンスを取ろうとしているわけじゃないんだけど、どう考えても、医療側も嘘をついているってわかる場合もあるから、同業者によるそういう行為に自己嫌悪に似たモノを感じちゃって、私の場合、そのようなエントリーが多いわけだが、、、、
ただ、難しいのは、受益者=患者側もわかっていて、提供側=医療従事者と慰めあっている、、、、医療側は自分たちの無力を、患者側は自分の病気を、、、、それが間違っているからと言って、突きつけてしまっていいのかと言うことだ。(それゆえ、私は、日本の医療を宗教の一つの形として捉えているのだが・・・)
で、中国のやり方は、人道的かどうかはさて置き、この辺、非常にハッキリしている(ように見える)。だから、その点に関して中国のやり方は好きなのだ。
民主党が圧勝した翌日、私は、民主党のマニフェストをダウンロードして隅々まで目を通した。そしたら、ちょうどよい喩えに使えそうなところがあった。それは、、、
『15.全ての人に質の高い教育を提供する』だ。
この約束の実現の為に、教員の資質向上の為、教員免許制度を抜本的に見直す。教員の養成課程は 6 年制(修士)とし、養成と研修の充実を図る。
とある。結構な事だ。私的には、学校の先生は全て“博士”がベターだと思っているので、その第一歩として歓迎だ。今のように、大学全入学時代、学士だらけの世の中で、学校の先生の威厳も、地に落ちる・・・・教育現場の荒廃は、そんな理由もあるだろう。教育学専門大学院を作り、教員免許は博士学位と共に授与するのが、ベストだと思っている。
ただ、教育現場の荒廃は、それだけじゃ、ダメだ。解決できない。
小学1年生の頃から、先生を“ナメ”でいる現状は、大学院出の博士にも、どうにもならない。
それには、柔道部や相撲部出身の、体格で他を圧倒できるパーソナリティーが不可欠だ。怪我をさせずに、相手を押さえ込む、話してわからない子供には、体で立ち向かえる、そんなパーソナリティが不可欠なのだ・・・・。
でも、民主党のマニフェストには、こんな事、どこにも書いてなかった。
多分、体で立ち向かう・・・そう言葉にした瞬間、『きみぃ、暴力はいかんよ、暴力はぁ!』という奴がいることを想定しての対処なのだろう。
悲しい。。。。
医療の世界は専門性が高いため、シロウトにはわかりずらい。言われるがままになされてしまい、それがベターだと思い込んでいる。
何の喩えに丁度良いかというと、医療を良くしようとしている人達は『教員の養成課程は 6 年制(修士)として』しかしようとしていないという実態だ。
柔道部や相撲部出身を教室に配して、先生の言う事を聞かない生徒を圧倒する・・・。これを誰も言い出しさない。
中国の臓器移植に囚人を・・・・と言うような事は、日本では誰も言い出さない。
『効果がある』の言葉の根拠は、医療統計学にあるわけだが、これが一般の感覚とはかけ離れている事を、指摘してくれる人は、、、いない。
教育現場での柔道部や相撲部出身者のように、医療の現場でも、本音の部分が必要なのは、誰でも思うはずなんだけどなぁ。
綺麗事の部分だけゴチャゴチャやってだけで、良くなるのか??
でも、基本的に、良くしちゃうと、おまんま食い上げの医療人もかなりの数に上る・・・・から、良くしたいって言いつつ、本心は、現状を維持したい・・・・のかもしれない。
民主党は、予算の無駄を省くって言ってるけど、ダムとか道路だけじゃないんだよねぇ、無駄なお金使っているのは・・・・。