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日本人は地球上で最も進化した人種?

20091016_evolution.jpg加糖飲料への課税が、アメリカで検討されている。

厭世的にみるならば、日本じゃ、こんな制度の導入は、間違っても無理だと思う。

私の経験した範囲での具体例は角が立つので言えないが、日本人は民主主義を履き違えているという事だ。決まる前のみならず、決まった後でも、ごちゃごちゃ言えば道理が引っ込む。

民主党の若手議員は『政治の怠慢だ』と鼻息を荒くしていたが、彼らは、決して、嫌われ者、憎まれる者になる覚悟はないだろう。。。。背中を刺される覚悟で、職務を全うして欲しいものである。(前原大臣を見習え!)

政治家に“イイ人”なんていらないんだよ!


というわけで、NEJM Volume 361:1599-1605 October 15, 2009 Number 16 に掲載されている『The Public Health and Economic Benefits of Taxing Sugar-Sweetened Beverages』によると、、、、

課税は、、、
1.これらの飲料の摂取機会を減らす事
2.それによりヘルスケアの費用を下げること
の目的を達成する為の手段としては、その効果は余りにも小さいけれど、税収入が健康と関連しているプログラムのために、政府が健康 programs のために使用できる収入の手段としては有用である。

そして、連邦政府、いくつかの州および都市および一部の国(例えば、Mexico)は砂糖飲料の税を徴収することを検討している。

課税が、飲料の摂取機会を減らす事やヘルスケアの費用を下げることに寄与しないというのは、“謙遜?”なのか?

タバコへの課税を見れば、効果はある程度、見込めると思うんだけど。。。。(もしかしたら、論文には書いてあるのかもしれないが、私的な英語力の問題もあるため、じっくり読んでないので、頓珍漢だったら、ご容赦くだされ!!)


話はかわるが、、、、、

、、、、、恥ずかしながら、つい最近、知ったのだが、日本人の水疱瘡やおたふくかぜのワクチン接種率は30%なのだそうだ。

これは、第一三共がアクトヒブを発売するに当たって、この接種率を念頭に生産体制を整えたというところから知ったのだが、アクトヒブに関しては、見込みを大幅に上回る需要があり、大衆の意識に変化が現れ始めていると見ることも出来る。

大衆の意識と言う面からは、抗生物質への依存、、、というより、神話も翳りが見え始めているという。

大変、喜ばしい事だ。

上気道感染症で、『念のため』と処方されていた抗生物質にほとんど意味が無いことが、現場の小児科医にも浸透してきたのだと、よしだ小児科クリニックの吉田均医師が業界新聞のインタビュー記事で述べている。

髄膜炎菌に対する経口抗生物質は効果が無いのはわかっていても、その予後の悪さから訴訟リスクが高い為、かぜ患者に紛れ込む細菌性髄膜炎患者の見落としが無いようにと経口の抗生物質を多用してきた・・・・と。

外来小児科学会の調査チームによると、ここ5年間で抗生物質の処方は半減しているのだそうだ。


アクトヒブの接種率は100%が望ましいのだが、今後、どこまで伸びるのかは気になるところだ。


・・・・・が、それにしても、水疱瘡やおたふくかぜのワクチン接種率は30%は、低い・・・・。予防接種が嫌いな人がいるのは知っていたけれど、70~80%の人は、受けているものだと、なんの根拠も無く、思い込んでいたのだ。

医療に携わるようになって、20年以上も知らなかった・・・・・。

それに、海外ではとっくの昔に使用が開始されている髄膜炎菌ワクチンと肺炎球菌ワクチン、先進国の中では唯一、日本だけが導入されてない、、ヒブは2008年12月に導入されたが、それにしても、この違いは、何なのだろう・・・・・?????
 
 
 
前回のエントリーで、私は、『とろい車やミニバンは高速道路では引っ込んでろ』みたいな口調で、嫌みったらしく冒頭に書いた。

当然の事なのだが、不快に感じた人もいるだろう!

でも、そのように不快に感じる性質自体が、ワクチン接種率30%に繋がるんじゃないかと思っている。


要するに、ワクチン接種は一義的には自分の為なのだが、回り回っての因果による“自分の為”と見る事も出来る。

だから、ワクチンを接種するのは、利他行動ともみなせるわけだ。

そういえば、利他行動はチンパンジーも見られる・・・・ってニュースでやってたっけ。あれを自分にメリットのない行為って解釈もできるんだろうけど、チンパンジーは自分がジュースの近くにいた時には、ステッキを差し出してもらえるように・・・・と、未来への投資、、、互恵的な利他行動との解釈も出来るはず。まぁ、それはおいといて・・・・


アウトバーンで追い越し車線を遅い車が走っていたら、猛烈にパッシングと警笛を鳴らされるという。ノソノソしていたら、通り過ぎざまに、中指を立てられる事もあるのだとか。

でも、ヨーロッパの人達は、それに目くじらを立てているわけじゃない。日本のように追いかけて刃物で刺すなんて事件は、聞いたことが無いからね。

多分、彼らの気持ちは、こういうことだろう。

現在の自分は遅い車に乗っている。だけど、将来は速い車に乗るだろう。その時、遅い車に前方を塞がれたら、迷惑だ。自分の不利益だ。

相手の立場に立てば、道を譲ってもらったほうが良い。だから、現在の自分は道を譲ろう。(自分がして欲しい事を他の人にしよう・・・・とは、新約聖書に書いてあるイエスの言葉だ)

道を譲るという現在の自分を犠牲にする行為は、将来の自分の利益に繋がる・・・・。
 
 
 
日本人には、この“互恵的な理知行動”が、おもしろいように見られない。

“互恵的な利他行動”は、生物が進化する過程で獲得した能力だ。

カビにすらみられる。

進化:「高尚な」変異株が不正を打破する

Nature 461, 7266 (Oct 2009)

タマホコリカビ類(Dictyostelium)などの社会性アメーバは、繁殖に際して子実体を形成するために、個体どうしが協力する必要がある。

こういう過程では、ほかのどんな社会でもそうだが、代価を負担せずに恩恵を受ける不正な個体が極めて生じやすい。

しかし、不正を働く個体がいつもいい目を見るとはかぎらない。

不正行為は、血縁識別や不正個体の適応度の低さなど、さまざまな機序によって制限されている。

理論的に、不正個体への抵抗性をもつ変異体も発生することが示唆されており、今回キイロタマホコリカビ(D. discoideum)で、不正個体抵抗性系統が分離された。

抵抗性系統は必ずしもほかの系統から搾取するわけではなく、そのため協力が保たれることから、不正個体への抵抗性は「高尚な」戦略のようにみえる。

Letters to Nature p.980


だから洋の東西を問わず、ヒトに普遍的な行動として確認できてよさそうなものなのだけど。。。。


日本人の、利己主義、自分勝手、自己中心的な振る舞い、モラルのなさ、、、、これは、一体、どうした事なのだろう???

バクテリアにも見られ、カビにも見られ、チンパンジーにも見られ、、、、なのに、日本人は、『保険料払ってんだから、元をとらなきゃ』って病院に来る。。。のに、予防接種は、パス・・・。。。。日本人全部じゃないけど、、、、。

一体、何故???


本来なら、不正をする(自己中)な個体は、村八分にされる。日本でも、昔、そうだった(みたいだ)。でも、ある時、日本人は、自分たちの文化を恥じた。そして、不正を働く個体をも、寛容することが、文化的なんだと、民度が高いんだと思いこんだ。。。

のかもしれない。。。。

いずれにせよ、簡単には解明できる事じゃないだろう。。。。

もし、日本以外には、不正をする(自己中な)個体に、利益享受を阻止するシステム(村八分に限らず)が存在するなら・・・・・


日本人は、もっとも、進化した民族・・・・・?だって、地球上の生物の基本から外れつつある・・・・・。


日本の文化・・・・などと、文化って言葉を安易に使うと、恥をかくかもしれないから、ご注意あれ!!

広まる農民たち(Cultivating Farmers)

Science October 2 2009, Vol.326

現代ヨーロッパ人の祖先は、隣接する文化から農業のやり方を吸収してきた狩猟採集民だったのか、それとも新石器時代初期に近東から移動してきた農民だったのだろうか?

紀元前13,400年から2300年までの骨から得られた古代の狩猟採集民のDNAを分析することによって、Bramantiたちは、ヨーロッパの氷河期の狩猟採集民と、ヨーロッパ最初の農民、そして現代ヨーロッパ人の遺伝的関連を調査した(p. 137,9月3日号電子版)。

その結果は、狩猟採集民と初期の農民との間、また狩猟採集民と現代ヨーロッパ人の間の直接的な連続性を否定するものであった。

ヨーロッパ中央部および北部の主要な部分では、7500年前に入り込んできた農民によってコロニーが形成された。

彼らは、それまでそこに常在していた狩猟採集民の子孫ではなかった。

つまり、文化の拡散ではなく、人の移動こそが、ヨーロッパの農業社会を駆動するものだったのである。

Genetic Discontinuity Between Local Hunter-Gatherers and Central Europe’s First Farmers
p. 137-140.

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2009年10月16日 17:07に投稿されたエントリーのページです。

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