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2009年12月 アーカイブ

2009年12月09日

不景気をポジティブにとらえよう!

20091209_Mus_musculus.jpgはじめに、コンピュータネタで。

私は自前で Web サーバを構築してるのだが、Linux の勉強不足のため、仕方ナシに Windows で運用している。そして、先日、perl で作った自前の cgi で、サーバを何度もダウンさせてしまい、、

いや、自分が原因だと気づくまで、丸一日要したのだが、、、、

はじめは、どこからかのアタックだと勘違いして、アクセスログをつぶさに調べまくって、、、、疲れ果て、ONU【光回線終端装置】から LAN ケーブルを引っこ抜き、ローカル・ループバック・アドレスにアクセスして、その cgi が動くのかどうかを調べたら・・・・・

あら、びっくり、ミルミルとメモリを使い果たし、、、perl が異常終了のメッセージ、、、、もっと、ページファイルを増やせと Windows から怒られ・・・・・。

スクリプトを見直してみたら、、、、、、いました、いました、虫が。

巷では、圧倒的に Linux + Apache HTTP Server だ。

私も、Windows じゃかっこ悪いから Linux で、、、とか思ってたんだけど、もしかしたら、ダウンさせない為のメモリ管理が、しっかりしているのかも!? Linux は。

とはいえ、 Linux サーバを買う余裕もないし、 Linux の勉強をする余裕もない。。。


というわけで、、、、開き直り、、、、自分のフィールドに引っ張り込もう!!うひょひょ。


不景気でお嘆きの貴方!ここはひとつ“健康にとって良い時代”だと、捉えようじゃありませんか!

病院に行って、薬もらって、飲むだけが“健康になる手段”じゃないんですよ!!

って、なにか怪しい“教祖”様のようだけど、、、、、私が書くんだから、人道的でいい子ちゃんな内容なワケはないジャン!

(だけど、私の給料とボーナスは薬をジャンジャン使ってくれて売り上げが伸びたほうがいいんだから、考えようによっちゃ、私の行為は自虐的で、利他主義で、、、、と思ってくれる人は・・・・・・いねぇだろうなぁ)

不景気で、懐がさびしくなったなら、食費を削る、、、、これ、健康になる基本!

世界の一流医学誌にさえ、食事制限による“長寿”の研究成果が掲載されているご時勢。ネズミちゃんなどでは『平均寿命が倍に伸びる。伸びるだけじゃなく、人間で言うところの生活習慣病の類の発病もない』と、、、、いい事尽くめなのだ!

ネズミの話しだからなぁ・・・・・なんて言ってるあなた!最近じゃ、霊長類でも確認されたんですぜ!


というわけで、この辺の最新のホットな情報をお届けしましょう!!

医学:Foxa2が肥満を防止する可能性

Nature 462, 7273 (Dec 2009)

インスリンが、飢餓および摂食に応答して、代謝と行動を調節する新規な機構が発見された。

神経ペプチドであるオレキシンやMCH(メラニン凝集ホルモン)は、絶食時に脳の古典的な「摂食中枢」である視床下部外側野で放出され、動機付けられた行動を誘発し、食物摂取を促進する。

今回マウスを使った研究で、オレキシンやMCHの発現は、転写因子Foxa2による調節を受けていることが示された。

摂食後には、インスリンシグナル伝達がFoxa2の影響を無効にし、オレキシンやMCHの産生が止まる。

Foxa2が恒常的に「オン(活性型)」になっているマウスは、オレキシンやMCHの量が多く、摂食量も増え、身体の動きも活発で、インスリン感受性も改善されていた。

肥満マウスでFoxa2を「オン」にすると、除脂肪体重が増加し、脂肪量が減少する。

したがって、Foxa2のリン酸化の薬理学的阻害は、身体活動のレベル上昇につながり、健康全般が改善される可能性がある。

Letters to Nature p.646


いきなり「薬に頼れるようになる」って“まとめ”じゃ、せっかくの『懐が寂しい時代には食費を削ることが賢い』っていう言葉も、根拠が薄れちゃう。。。。

だけど、「ほんとに食事制限すると、寿命が伸びで病気が減るのか??」って誰しもが思っていることだろう。メタボ対策が巧くいかない厚労省は、言うに事欠いて「小太りが長生き」とか言い出す始末だし。。。。(アメリカじゃ、老化を抑えるのはカロリー制限しかないって言ってるのに)

ん、まぁ、全ての医学的疫学(臨床試験の類)は、個人の未来を予測する為には、なんら、機能を果たさないけど、ヒトという種に対する“恩恵”をあぶりだすには有効なのである。。。。で、ヒトという種に対する“恩恵”がわかったところで、なにかに役立つかと言うと・・・・・・私にはよくわからない。。。。
~( ̄~ ̄)ξ

ところで、ネズミちゃんでの実験結果に騙される医療従事者も多い事だから、一般の人は、それ以上に、“科学的な実験”“科学的な論証”に騙されやすいのも無理もないだろう!

昨日、某製薬カーカーの薬の説明会で、「マウスが100%致死になる量のインフルエンザウイルスを暴露させても、○○○○の前投与で50%抑制できた」とか言ってた。

「おいおい、人間さまが、エボラ出血熱でも致死率80%程度なのが何故だか知らんのか??遺伝的多様性を知らないのか?」と突っ込んだ・・・・・ワケがない(早く終わらせで昼飯にありつきたいからね)が、マウスちゃんたちはクローンだから、ヒトという種に対する恩恵の証左にすらなりえない。。。。

まったく、よく考えれば“非科学的”なのだが、「実験では・・・・」とやられると「科学的」って考えちゃうのは、、、、、、。

はっ!!これは、小学校、中学校での科学的教育の不足が原因かもしれない!もっともっとも実験を一杯やっていれば、「実験では・・・・」では、騙されないだろうに!?


閑話休題。肥満がその人にとって、メリットがあるのかデメリットしかないのかは、現代の最新医学を用いても、わからない。

それに、現代の長生きの指標は、単に誕生日に1歳ずつ歳をとる年齢だけである。身体機能の“年齢”ではない。

歳を重ねる事が目的ではなく、老化を遅らせることが目的で、その結果多くの年月を生きた・・・・・って事が、全て人の願いの筈だ。

例えば、「喫煙は寿命を縮める」を考えてみよう。

喫煙は直接的に寿命を縮めているわけじゃない。喫煙により肺がんなんどの疾患に罹患した結果、寿命が縮まるのだ。逆に言えば、喫煙で発病しない体質(遺伝子)の人は、寿命は縮まらない。

世の中には、エボラウイルスで死ぬ人と死なない人がいるように、喫煙で病気になる人とならない人がいる。十羽一絡げで、平均値を取るから、『喫煙は寿命を縮める』という事実を示したかのような結果になるわけだが、個人にとって実態をあらわしているとは言いがたい。世の中の一般人は、喫煙者全員が平等に喫煙本数に応じて寿命が縮むって思ってるみたいだが、勘違いも甚だしいのである。まぁ、こんな勘違いを訂正する必要もないし、かえって勘違いしていてくれた方がありがたいかもしれないが。


食事制限は、地球上に人類(生命)が誕生してから、厳しい食事環境を生き抜く(子孫を残す)為に獲得した機能の一つである“代謝速度を落とす”を発動する(と思われる。食べ物を探す為の活動は増えるんだろうけど・・・)。

代謝速度ってのは、「もう、お腹が減った」みたいな事じゃなくって、生化学反応全部の事だ。熊の冬眠をイメージしてもらえればいいのかも。新陳代謝が速ければ老化も速いって思えば、当たらずとも遠からず・・・だろう。

ネズミちゃんたちや霊長類で食事制限したら、成人病にならず長生きしたってのは、簡単に言えば、そういうことだ。

だから、人間様で、節食が長生きの秘訣になるのかどうかは、人によりけりってことになる。だけど、これやって、デメリットは無いんだから、やるだけやってみる価値はあると思う。薬にはデメリットは必ずあるんだからね。


さて、MT Pro(メディカル・トリビューンプロの略なのか?)で、『心不全について僕が語ること』ってブログを連載中の加藤真帆人氏が、臨時で“AHA2009参加レポート”を書いている。氏はハーバードの一員として、AHA2009 で発表しているみたいだ。
『心不全について僕が語ること』は、氏のスマート(知的)でウイットに富んだ語り口に、一発でファンになってしまって、第1話から読み続けているであった。

で、その AHA2009参加レポートに、意外な事が書いてあった。

「死」=「医療の敗北」
 という考え方は米国には根強く残っているようです。僕はそうは思いません。僕の意見は,
「すべての国民に安らかな死を!」
 なのですが,果たしてそういう時代が来るのでしょうか?

私は、日本でこそ、「死」=「医療の敗北」が蔓延していて、アメリカでは宗教があるからこんな事にはなっていないとおもっていたんだけど、、、、。

そして私自身も、「すべての国民に安らかな死を!」です。(長さより質です)

2009年12月11日

MRI装置の多い地域で腰部手術が過剰傾向に

20091211_intelligence_1.jpgこれって、なにもMRIだけの話じゃない。

検査、検診、、、早期発見の言葉に釣られて調べてみれば、、、、にも当てはまる。
腰痛に関しては、既に手術が患者の転帰の改善につながらないのはわかっている、、、、すなわち、手術してもしなくても、腰痛が治る人は治るし治らない人は治らない、と。

私は、2000年10月に椎間板ヘルニアに罹患した。MRI撮影してもらい、L5-S1 にはみ出したところが確認できたのだが、医師から「手術してもしなくても、あまり変わらない」と説明を受け、神経ブロック(2回)だけで、現在に至っている。

結局、洋の東西を問わず、医療がビジネスになると、、、ということだろう。両刃の刃だ。報酬というインセンテイブで競争させれば医療技術の進歩は得られるけれど、無益な医療も同時に横行する。。。。。(「手術してもしなくても、あまり変わらない」という結果を得る為には手術が必要だったから、過去の例は無駄ではないが)


誰が見ても、両者は不可分だ。(共産圏では可能)

あとは、受ける側の人生の哲学っていうか、、、、ファストライフを是とするか、スローライフを是とするかの人生観だけである。科学の進歩を是とするかどうか・・・・にも繋がる。金儲けの“カモ”にされる事を、良い医療を受けるための“必要悪”だと考えるかどうか、と言い換えてもよい。気づいてない(実態を知らない)なら、知らぬが仏。


政府が、健康診断に関するエビデンスを得ることに積極的ではない、いや、なおざりにしている現状に対する答えとして、私が考える唯一、腑に落ちる理由は“経済効果”だ。

医療に“合理性”を持ち込むと、税収が落ち込む。失業者が溢れる。だから、健康診断に必然性があるのかどうかを調べようとしない。なにも、医療だけではない。無駄で成り立っている国だから。。。。行政刷新会議をみれば歴然。随分と高額な“潤滑油”がかなり存在する。車で言えば“モチュール”みたい?(小澤征爾 も言っている。「(補助金の受け皿の)財団、国立劇場には音楽が分からない役人がいっぱいいる。それこそ無駄だ」と)

結局、第二次大戦後、枢軸三国の歩み方の違い、特に、イタリアと日本の違いに喩えるとわかりやすいと、最近、思うようになった。日本は大量に作って大量に消費する事を是として、これを医療にも持ち込んだのである。

そして、私は、イタリアに憧れている。スローなライフと人生観。

早すぎるMRI撮影が関連

〔米カリフォルニア州スタンフォード〕スタンフォード大学のLaurence Baker教授らは、MRI装置の普及率が平均より高い地域で腰痛患者が治療を受けると、手術を受ける確率が通常より高くなるとHealth Affairs(2009; 28: 1133-1140)に発表した。腰痛に関しては、既に手術率の上昇が患者の転帰の改善につながらないことが明らかにされていることから、今回の報告は患者にとっては悪いニュースと考えられる。


検査や手術の増加でコスト増

 米国では、腰痛は医師の診察を受ける理由として5番目に多く、成人の26.4%が2002年の3か月間に1日以上の腰痛を報告している。腰痛の80%超は腰部挫傷や腰部捻挫、退行性椎間板変性症、脊椎不安定症などを含む非特異的腰痛と診断されている。

 MRIの施行により身体の内部構造が視覚化され、その情報をもとに医師らは腰痛に特異的な原因をいくつか除外できる。しかし、Baker教授らは「MRIで腰痛とは無関係な異常が検出されることもあり、患者にとって必ずしも必要ではない手術が行われる可能性がある」と見ている。

 このような懸念が指摘されているなか、2000~05年に、米国内のMRI普及率は100万人当たり7.6台から26.6台へと3倍超上昇した。MRI装置の価格は1台200万ドルを超え、1回の腰部検査には1,500ドルの費用がかかる。同教授らは「検査率と手術率の上昇は、腰痛治療コストを引き上げている」と指摘している。

 同教授らはMRI技術が患者の治療に及ぼす影響を検証するために、1998~2005年に非特異的腰痛の治療を受けた既存のメディケア患者に関するデータを収集した。患者のデータを地域のMRI設置台数に応じて分類し、さらに地域をMRI普及率の高さに応じて4群に分け、各群におけるMRI検査の実施率と手術実施率を求めた。

 その結果、MRI装置の普及数が多い地域では、新たな腰痛患者に対してMRI検査を実施する率が高いことが明らかになった。さらに、MRIの利用率が高いと腰部手術率も高かった。

MRI普及率が過剰医療や質に影響

 また、腰痛を新規に発症した全メディケア患者がMRIの普及率の最も低い地域に居住していたならば、2004年の腰部MRI実施率は5.4%低く、また腰部手術の実施率は9%低かったであろうとも推定された。

 MRI普及率の上昇が寄与したと考えられるMRI検査のうちの3分の2は、腰痛発症から最初の1か月以内に実施された。しかし、実際は4週間のうちにほとんどの腰痛患者で自然軽快が認められるため、臨床ガイドラインでは、腰痛発症後4週間までMRIの使用を遅らせるよう推奨している。Baker教授らは「MRI普及率の高い地域の患者はMRIの受検者数が多いだけでなく、検査のタイミングも早すぎる」と述べている。

 同教授らは「手術から恩恵が得られる患者は少なく、手術増加の流れは心配だ」と述べ、「政策立案者は医療施設のインフラ整備の重要性と、地域におけるMRI装置数が患者の受ける医療の質や過剰医療として影響を及ぼしうることのバランスを認識することが重要だ」と述べている。

 MRIのようなハイテク医療機器の使用に際して、医師や患者は困難な決断を迫られる。同教授らは「高度な医療技術を活用するに当たって、無駄な検査や、患者の健康をかえって害することがないように注意しながら、新技術の恩恵を得られるよう工夫することが大きな課題である」と指摘している。

 ミシガン大学(ミシガン州アナーバー)のJohn Birkmeyer教授は、今回の研究について、MRI技術へのアクセスの増加が腰部手術を増やすと言われてきた懸念を確認するものだとし、「結果的に、患者にとって不要な手術の増加、そして国民レベルではコストの上昇をもたらしている」と述べている。


話は変わるが、もう、今年も残り少なくなってきた。2009年、自分が一番『おっおぉ~~~~っ』ってなったのは、コレ!(まだ、あるかもしれないけど・・・)
発生:巻貝の巻型を逆転させる

Nature 462, 7274 (Dec 2009)

巻貝の貝殻には右巻と左巻があり、これらは鏡像を重ね合わすことができないキラルな関係にある。

この巻型は単一遺伝子座により遺伝的に決定され、母性遺伝するが、これにかかわる遺伝子自体はまだ同定されていない。

黒田玲子(東京大学およびJST ERATO-SORST)たちは今回、ヨーロッパモノアラガイ(Lymnaea stagnalis)で8細胞期胚の細胞に単純な操作を加えると、成体の巻型を逆転できることを見いだした。

注目されるのは、細胞の配置変化によって、多くの動物種で左右非対称性にかかわる遺伝子nodalの発現が左右逆転したことである。

さらに、巻型を決定する単一あるいは複数の遺伝子と、優性型の割球配置を生み出す第3卵割期のキラルな細胞骨格動態との間に、強い遺伝学的関連性があることも明らかになった。

このような操作しやすい実験系が登場したことで、左右対称性の機構研究が行いやすくなるだろう。


「第3卵割期のキラルな細胞骨格動態との間に、強い遺伝学的関連性がある」って、漠然とそうなんだろうなぁ!って思ってた。私は、第3卵割期よりも前の段階、すなわち、4つに分割された時に、既に、東西南北と上下に、入れ替われない配位があるから、これが、それぞれの細胞で遺伝子の発現が変化する最初だと考えていた。

自分で考えていた事が、実験で確認されると、、、うれしい!

「・・・・・、うん、で?」

「いや、それだけです。ハイ」
「これが、何に利用できるのか、私には、全くわかりません」


いや、コレだけじゃなく、私にとって世の中にはわからないことが多い。例えば、、

どうして、心神喪失者は人を殺しても罪に問われないのか?
どうして、子供が酒やタバコをやってはいけないのか?
どうして、麻薬を使ってはいけないのか?

罪を問う意味が無いとか体を壊すからだとかなんとか、善人ぶった理由は聞いてもショウガナイ。体を壊して死ぬのも本人の自由なんだから、好きにやらせてあげればいいのに。
そして『麻薬や覚せい剤使用者は健康保険使えません』『タバコを吸っている人は、健康保険の自己負担額は5割です』ってすればいい。

「勝手に死ねばぁ?」って、どうして言っちゃいけないのだろう?

そうすりゃ、増税がどうのこうのなんて、ちまちました文句もいわれないで済む、高校球児が酒飲んだって、ダルビッシュに庇ってもらわなくても済む。

そして、最近、特にわからなくなってきたのはコレ。民主党が、国債を乱発しようとしていること。

誰か、教えて欲しいのだが、国債を発行しまくり、国民への借金を増やして、、、、で、一体、将来どうなるの??

将来、返済を迫ることがあるの?国が国民に?

返さなくていい借金なら、どんどんすればいいんじゃないの?

でも、本能的に「ヤバイ」って感じてるんだよね?亀井大臣が「ケチな事、言わねぇでばら撒け」って言ってるのに、嫌悪するんだから。

「えっ?生理的な嫌悪??」(爆笑)

本能的に「ヤバイ」って感じる事は、、、、やらない方が良いに決まっている。一時の快楽の為にって意味でも、国債と麻薬は似てるんじゃない??


その昔、アルプスを越えたハンニバルは、兵士たちに「焚き火で温めた体に油を塗っておけ」と命じた。

温めた体に油を塗ってどうなるのか、私にはわからないが、疑問を呈する兵士はいなかった。最後にはスキピオ・アフリカヌスに負けるにしても、それまでは連戦連勝。兵士のモチベーションは高かった(らしい)。(この時、ハンニバルが兵士を鼓舞する為に取った演説と行動は、ズゴイ!の一語に尽きる。ローマ側執政官の綺麗事な演説とは対照的だ)


戦後、朝日新聞を頭に、自虐的歴史観を背景に“反省しまくる”ことがカッコイイみたいな価値観が生まれた。労働者の中でもインテリ層に多かった。このハンニバルに言われた「油を塗れ」に逆らって「アルコールで脱脂」するような行為が、カッコイイと思われたのだ。

この場合、労働者ってのは、賃金で雇われたサラリーマンのことで、自営業や農業などの第一次産業従事者の事じゃないのだが、何故か、労働者と十把一絡げでいうことが多い。恣意がみえる。

それはいいとして、この反保守の人達は、保守あっての反保守なのに、それを自覚できていなかったみたいだ。最後に責任を取る“誰か”がいることが前提で、なんだのかんだのと“正論(だと思っている)”をぶちまけていた。まるで、子供みたいだが、当人たちは自覚はない。ロマンチストと言い換えても良い。


20090911_intelligence_2.jpgそして、ついに、最近、歴史的な政権交代が実現し、インテリ労働者の代表者たちが政府になった。

かれらは、インテリ労働者同様、自分で自分のケツを拭く事を知らない。駄々っ子のように持論を展開しても、最後には、誰かが「まぁまぁ」とやって、落とし所を見つけてくれると思っている。

現実は、オバマ米大統領のように、『平和の為には戦争もあり』なのだが、お子ちゃまでロマンチストの彼らには、理解不能だろう。(沖縄基地問題や核兵器搭載をばらしちゃった問題などなど、日米関係、最悪のシナリオが待っている?)


結局、労働者の間のインテリ(ゲンチア)ってのは、インテリジェンスのことじゃなく、知識はあっても知恵じゃなかったってことだろう。英語なら「Book Smart;頭でっかち」って事。

その支持を得て政治家になった連中も、行政刷新会議で神の裁きのように予算を切ったのはいいけど、猛反発を食らう。。。。のは、知識すら上っ面のものでしかないからだ。その職域の塩梅を深く知っているわけじゃない。まぁ、科学技術に無知なのは、今回で露呈したわけじゃないし、インテリ労働者に専門家(プロ:スペシャリスト)は少ないからショウガナイのかも。(雇用問題を真剣に考えるなら、金を配るんじゃなくって、自衛隊で雇えばいい。どこの国だって雇用調整に使ってる。それを削るって・・・)

彼らのイデオロギーに“知恵”を感じないのは、その資料(reference)が、朝日新聞の論説や自虐的歴史観の小説や雑誌だからじゃないかな!?


「Book Smart」が支持する政党が政権取ったら、、、、、これだもんねぇ。カッコだけで自虐的歴史観を持っていた人は懲りたんじゃないの?


さっき、お昼のワイドショーでこんなことやってた。。。「冬のボーナスでません。公務員は出たそうですが、うらやましいですね」「公務員の1人勝ちですね」・・・・。

自分で選んだサラリーマン人生なのに、思いどうりにならないと、愚痴が出る。。。

・・・・・カッコ悪いねぇ!自分で自分の身の処し方に責任取れない人って。

2009年12月14日

「タミフルに新たな疑惑(New doubts over Tamiflu)」

20091214_Tamiflu.jpgイタリア・コクランコラボレーションのTom Jefferson氏らが BMJ 12月8日オンライン版(2009; 339: b5106)にノイラミニダーゼ(NA)阻害薬に関するシステマティックレビューを発表。

その際、同氏らに製薬企業とレビューの対象となった論文の著者から一部のデータ提供が行われなかったことなどを、BMJが同レビューの公表日にあわせ、英テレビ局channel 4との連名で調査・独占報道を行い、明らかにした。

---えっ?情報操作?---

NA阻害薬の予防、治療ならびに有害事象を検証した20の論文を集めて行われた今回のシステマティックレビューは「有効性不十分とするデータ(paucity of good data)が、オセルタミビルはインフルエンザ合併症を予防するという論文の下に埋められて(undermined)しまった。

---なんだぁ?効かないデータは隠蔽したの??---

---ロシュは何て言ってんだぁ???---

BMJ はRocheのタミフル国際医薬部門トップJames Smith氏がJefferson氏、同誌それぞれに出した回答をあわせて公開した。

Jefferson氏への回答によると、提供されなかったとされるデータについて、実施当時(同社は1999~2003年と表記)は、現在と違って試験プロトコルの標準化やレポートの自動公開は一般的でなかったとコメント。さらにJefferson氏が以前に共同で研究していた同社社員は多くおり、直接問い合わせることが可能にもかかわらず、BMJやテレビを通じた追求を行う理由こそ明らかにすべきだと反論。

また、BMJへの回答として、提供されなかった8件は「データが明らかに不完全」であり、データへのあらゆるアクセスは英国政府ならびに監督官庁により認可されていると同社は指摘している。


・・・・・・なんだよ!シドロモドロじゃん。ロシュ!!!そもそも、試験のプロトコルがどうのこうの、解析法がどうのこうの言う薬じゃねぇだろ!罹患したら飲む。短期決戦、エンドポイントはハッキリしてるだろ?効くか効かないか、どっちだよって薬だろ?(心不全の時の利尿剤・強心薬やβブロッカーのようなものを試験してんじゃねぇんだよ)

解明され公表されている作用機序は、単に増殖したインフルエンザウイルスが細胞から離れるのを阻害するだけ。一方、発熱をみてから病院に行って、タミフルを服用する頃には、大多数の症例ではウイルス量は減少し始める時期だ。

だから、『タミフルが効く』って言ってる事が、私にはピンとこないのだが、解明されていない作用機序による効果もあるかもしれないから、いわゆる臨床試験によって効果が証明できれば、その効果は認めている。私は、作用機序だけを妄信する Book Smart じゃないからね(ちょっと前までは漢方薬も馬鹿にしていた“頭でっかち”なのに、偉そうにしてゴメン)。


しかし、、、、その臨床試験による“効果判定”もが、疑問だらけだとしたら、とんでもない薬ジャン、タミフル!!


岩田健太郎氏(神戸大学都市安全研究センター、医学研究科微生物感染症学講座教授)が「今、新型インフルエンザにどう対応すべきか」で語られていた事の中に、タミフルの性質をよく示すエピソードがある。

ある、日本のドクターのコメント

「新型インフルエンザなんて怖くないよ。タミフル出したら、みんな2,3日で良くなったよ」

ある、香港の家庭医のコメント

「新型インフルエンザはそんなに怖がっていません。タミフルを出さない人が7割くらいですが、みんな2、3日で良くなっています」


サスガですね!岩田教授。


話は変わって、読売新聞、昨日の朝刊一面、『年金「4年で全件照合」断念、半分以下に後退』には、笑った。爆笑。。。

やっぱり、理想主義者、ロマンチストに政治は無理なんだよね。そして、理想主義者かどうかの“見分け方”は、抽象的だけど『戦争を反対』を唱えるかどうかに尽きるんじゃないかな。(芸術家や音楽家、小説家なんかは、理想主義者・ロマンチスト、ゼンゼンOK、、っていうか、ロマンチストじゃないとね。でも、政治家はイケマセンって)

誰だって、戦場に立ちたいなんて思わない。「起こってしまうのはショウガナイ」じゃん。(生き物の本能だもん)

なのに、声にして叫んで、武器を捨てれば、あるいは、軍事力を悪者、軍事力を統率する人間を悪者にして排除すれば、平和が得られるなんて思ってる。(とにかく、悪者を作って、それを叩けば問題解決なんて思っているヤツ等は、全員、無責任だね。小泉元首相を、生理的に嫌いって言うなら良いんだけど、理屈をつけてこき下ろす奴に、責任感のあるヤツはイナイ)


医療においても、全く同様の事が言える。

複雑でシステマチックな問題に、簡単に答えを出したがる・・・・これが、理想主義者、ロマンチストなのだ。


こういう輩には、制度としての医療を良くする事は不可能だろうね。


またまた、話は変わって、インフルエンザワクチンの話題。受験生に優先枠をとかなんとか。

ただ、なにか、寒いものを感じるのは私だけだろうか??

日本人、、、、、馬鹿?   って。


日経メディカルオンラインで 佐野 潔 氏が執筆しているコラム「Famry Doc.」が、医療に関する国民気質を知る上で、とても、参考になる。

 私は日本、アメリカ、フランスで家庭医として働いてきましたが、それぞれの国で、患者に対して異なるアプローチが必要でした。そして、それは医療に関する知識量の差と、それによって生まれる受診態度の違いによるものであることに気付きました。

 一般的に、日本人は、加齢とともに受診経験が増えても、医療情報にアクセスしやすくなっても、医療に関する知識はなかなか増えないように思います。これは、患者に対して医療教育・指導が十分でないことが原因ではないでしょうか。

 アメリカでは、医師と患者がほぼ対等な立場で医療の話をするといわれています。医師はあくまでも“アドバイザー”であり、意見を提示することで患者の意思決定を援助するのが本来の仕事です。対等な立場なので、医師と患者のコミュニケーションがオープンかつリラックスしたものになります。

 アメリカでは、医師は様々な説明資料を用意して、ときには患者を教育しながら、医療行為を決定していきます。これがインフォームドコンセントです。インフォームドコンセントによって、医師と患者の信頼関係が構築され、よりよい医療が行ないやすくなるメリットがあります。そして、医師の知識・技術レベルの標準化、すなわち医療の標準化につながっていくのです。

 患者に医療知識がないと、ちょっと熱が出ただけでもすぐ病院に駆け込んだり、皮膚がかゆいのは癌のせいか、鼻水が黄色いのは蓄膿かと、いたずらに不安を抱いてしまうからです。その結果、昼も夜も関係なく医療施設に人があふれるようになってしまいます。小児救急ではこの傾向がより顕著で、夜間救急当直を担当すると、赤ちゃんが夜中にミルクを飲んで吐いたから、咳の音が少し変わったから、と受診してくるケースにたびたび遭遇します。これは日本に限ったことではなく、フランスでもそうですし、中国やロシアといった社会主義国家では特にその傾向が強いようです。

 また、患者に正しい教育が行われないと、最新の機器を使う最先端医療を、やたらと要求することも起こりがちです。「頭痛がするからMRI」「咳が出るから肺癌かもしれない、CTでチェックしてほしい」「友人が心臓発作で死んだから、念のため自分も心臓の精密検査をしてほしい」など…。

 私は、こうした患者を責める気は毛頭ありません。なぜならば、正しい教育を受けていないからです。責任は、患者を教育しないかかりつけ医と、その国の無責任な医療保険制度にあると思っています。

これ、医療費抑制にとっても、何が有効か・・・・・わかると思うんですけど。

ねぇ、民主党の議員の先生?
 
 
 
(と、今回は、かなり、引用ばかりの手抜きのエントリーでした。。。。ゴメン)

2009年12月15日

新型インフルエンザ感染者2割が症状なし

20091215_ski.jpg80年代は、何か特別だ。70年代、60年代、、、、90年代すら、80年代と比べると色あせる。80年代は、女性の肩が怒っている。女性の眉が太い。マイケルジャクソンが活躍した。バブルがあった。

小林克也も言っている。コンピレーションアルバムも際立って面白い・・と。(言ってねぇかっ?)
(。_゜)☆\(ーー;)バキッ

昨夜、『私をスキーに連れてって』を観た。ちょっと前に、WOWOW でもやっていたんだけど、録画し損ねて見られなかった。その時に観たのは、『バブルへGO』『彼女が水着にきがえたら』『波の数だけ抱きしめて』。

今の若者に、80年代って、こんな時代なんだよって説明するのに、この映画は適当なのだろうか??

1963年生まれの私にとって、80年代は、『思い出が一杯』だ。でも、これらのなんか映画は違うんだよね。

ホイチョイ・プロダクションが作った映画は、当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだった“業界”の人達のライフスタイルだったんじゃないのかなぁ?彼らの目に映ったのがアレ。それにハッキリ言って、今、見ると、恥ずかしいんだよね。当時はカッコ良かったのかも知れないけど・・・。

だから、80年代の記憶を、現代の若者に伝えるのに、『私をスキーに連れてって』『バブルへGO』『彼女が水着にきがえたら』『波の数だけ抱きしめて』を観てってやられたら、ちょっとどころじゃなく違和感あるよなぁ・・・・。

まぁ、そんな事は、どうでもいいんだけど、音楽には、今思うと、顔が火照るような恥ずかしい思い出が一杯ある。

大滝詠一の、、、、、、、、、、。渚をすべるディンギーで、、、、、。リック・スプリングフィールドの“ジェシーズ・ガール”を、、、、で、ファースト・キッス。ユーロ・ビートでは、スチュワーデスの、、、、、、、。ユーアー・ライク・ア・ドール・ベイビーは、自分の力量も考えず無謀にも、、、、。

・・・雨の中のドライブが好きだ。土砂降りで前後が見えなくなるらいの。外界と遮断される感覚が心地よい。都会や自宅の近くではなくて、伊豆の135号線に限る。一瞬の降水量が違うから、、、、。

車と音楽はいつも一緒だ。だけど、そんな時の音楽は、、特別、関連付けられている記憶が無い。放心している?何も考えていない?良くわからないけど、外からの干渉を一切排除できる感覚に麻痺しているのかも知れない。落ち着く、心の平静を保てる、、、何も考えなくてもよい時間、、、、。大好き。

こういう、空間に、車と土砂降りと音楽は連れて行ってくれる。音楽だけじゃなくて、映画もそうだけど、、、、、、、でも、映像は、解釈が主観的になるところが惜しいところ。

ダンス・ウィズ・ウルブスが好きな映画の筆頭なのは、押し付けがましいところがないからだ。逆に、007シリーズのような娯楽では、はなからそんな事は期待していないから、あれはアレでイイ。

小説も同様。想像の空間に連れて行ってくれるようなモノは好きだ。価値観を押し付けられるのはゴメン。ストーリーが面白ければ、それはそれでいいけど。
 
 
 
さてさて、巷では、天皇を政治利用したとかなんとか、騒いでいる。なんか、違和感を感じるのは、天皇の存在を腫れ物のように扱っているところ。どっちの側も。

天皇を奉ると、戦争に突入するって言っている人達がいるから、扱いがセンシティブになるんだろうな。私には雲の上のような存在の天皇を好きとか嫌いとかの対象にする事自体、違和感を感じるんだけど、本人たちは、大真面目なんだろう。もしかしたら、“スター”を友達・知り合い感覚にする現代の若者のスタイルの先取りかもしれない。どんなに立派な理屈を捏ね回しても、案外、そんな動機だったりするんだよね。

でも、一つだけハッキリしていることは、天皇を敬う事を忌避する人達がいても、日本以外の国の人達は、日本の天皇に一目を置いているってこと。

天皇を存在を蔑ろにすればするほど、その人は、日本以外の人からは笑われるんだよね。

もし、天皇と軍事力が結びつくと戦争が起こるっていうのなら、実験すればいい。。。

でも、天皇と軍事力が結びつく事と戦争が勃発する事の関係は交絡因子だったことが証明されるだけなんじゃないかな。それが恐いから、天皇を忌避する人達は、『人道的に』なんて理由をつけてやらないんだろうけどさっ。

なんか自虐的歴史観を持っている人って、子供の頃、クラスに1人はいた“偏屈な彼”みたいな存在に感じる。せっかく歴史を勉強したのに、そこにロマンも感じないで、天皇と軍隊の、軍事力の批判をして、、、、、勿体無い。ひねくれ者なのかなぁ。。。。不思議。。。。歴史はロマンと文化、精神の遊び場のはずなのに、、、、、。


そして、彼らは反省が大好きみたいだけど、反省するなら『もっとも、生活に密着する部分に対してしなさい』って言いたい。
 
 
 
生活に密着するって言えば、ウイルス感染症。(だけじゃなくって、細菌も)

(ふぅ~っ。やっとたどり着いたぜ。回りくどいねぇ、俺も。)

【関西大倉中・高、新型インフルエンザ感染者2割が症状なし】

2009年12月12日 提供:毎日新聞社

新型インフルエンザ:関西大倉中・高、感染者2割が症状なし

 ◇大阪府研究所「季節性と同程度」

 大阪府茨木市の関西大倉中学・高校で5月に起きた新型インフルエンザ集団感染で、18人がウイルスに感染しながら発症しない不顕性感染だったことが11日、府立公衆衛生研究所が発表した血清疫学調査で分かった。季節性インフルエンザでは一定の割合で不顕性感染が生じるが、新型で確認されたのは初めて。

 生徒や教職員647人から8月下旬に採血した。新型に対する中和抗体価を調べたところ、10倍未満が334人、10-160倍未満が211人、160倍以上が102人だった。感染が確実な160倍以上の人たちに5-8月の自覚症状を聞くと、症状の有無が確認できた98人中18人は症状がなかった。一方、中和抗体価が160倍以上でも、採血後に発症した人が3人いた。

 調査を担当した高橋和郎副所長は「季節性ウイルスでの不顕性感染の割合は正確なデータがなく比較が難しいが、同程度と考えられる。また抗体を得ても感染する可能性があることもわかった」と話した。


知っている人は、『いまごろ、何言ってんの?』って類の事でも、知らない人にとっては青天の霹靂なんじゃない? 

---新型インフルエンザ感染者2割が症状なし---

これこそ、知らなかったことを反省すべきだな。

ウイルスに感染しても発症しない人もいるっていう、人間の多様性を無視するかのような空港での検疫なんて、大衆の無知に迎合しなくちゃならなくなった結果でしょ?

新聞では『新型では初めて』とか書いちゃってるけど、この記事書いた人って、バリバリの文系の人なのかもね。

初めてもクソもないんだよね!微生物と人との関わりには。これが基本なの!個別の関係は無いんだよ。100%発症・致死のウイルスは存在できないんだよ。宿主があっての微生物なんだから100%殺しちゃったら、自分も存在できなくなるでしょ。女がいなくなったら、やがて男も死に絶えるのと同じ事。

こういう“言い回し”をひねり出し、もっともらしく使いところが、生物学に無知な文系の証明なんだよね。でも、食物連鎖は知ってるんだよね。この程度の人でも。だから、病原微生物学も、食物連鎖並みにしちゃえばいいんだよ。教育で。

教育といえば、歴史を斜め読みして悦に入ってる“勘違い”な人達にも、将来を見据える為に、歴史を用いると、概ね、エピメテウス(下衆の後知恵)になってしまうってのを、理系的に証明しておこう。

ある日、庶民の代表、鳥山夕紀夫氏は風邪を引いた原因を考えているとする。

一昨日、電車の中で咳き込んでいる人と一緒だった事を思い出した。
「うん、あれだっ!」
昨日、外出先から帰って手洗いとうがいを忘れたのを思い出した。
「うん、それだっ!」
そういえば、昨夜、夜中にトイレに起きた時、寒かった。
「あれ、これも怪しいぞっ!」

2週間後、退院した友人からお見舞いのお礼の連絡があった。友人は虫垂炎で入院していたのだった。その時、思い出した。
「あっ!そういえば、あいつ、入院してたんだっけ。俺も風邪引いて辛かったから、忘れてた」

鳥山夕紀夫氏は、臓器移植を受けており、免疫抑制剤を服用中だ。

歴史家が結果に対する原因を推測する時、同様の事をやってる。鳥山夕紀夫氏の情報として『電車の中で咳き込んでいる人と一緒だった事』しか得られなかった場合、コレが原因ではないと否定できないので、『これが原因だ』ってなっちゃう。結局、自分の知る範囲の事象を原因として扱うことになるのだ。これはこれで、合理的な推測だし、鳥山夕紀夫氏の場合はさておき、実際、これで風邪を引く人もいるだろうから。

で、さらに、電車の中で感染したを裏付けるような、偶然、同じ電車に乗り合わせ、風邪を引いた知り合いなどが見つかれば、確信になってしまう。。。。

『電車の中で咳き込んでいる人と一緒だった事』しか得られないなんて事は、ないんじゃない?って疑問には、80年代の私の印象とホイチョイ・プロダクションの映画のズレを指摘しておこう。悪い意味じゃなくって、人間の観察の限界。時代の印象は十人十色。まして、何が重要なのか、重要な役割を果たしたのかなんて、言葉で表現は不可能なんだよね。


小説家は、自分に見えたものから信念が芽生え、膨大な資料から、このような事例を積み上げ、小説に信憑性を持たせる。

歴史家は、自分が合理的と判断した資料から信念が芽生え、別な資料からこのような事例を積み上げ、自説に信憑性を持たせる。この場合、他の歴史家が異説を唱えることが多いが、どれが、合理的かの判断基準が各人各様だからである。


歴史からイデオロギーをひねり出した人達の「天皇の政治利用」に関しての愚な議論を、私は、こんな風に感じている。

中国との関係が良くなるんなら、逢えばいいじゃん。天皇陛下。(って、もう、逢ったみたいだけど)

そもそも、政治的って言葉の定義すら曖昧なんだから、議論する事すら愚。宗教も同様だけど、政教分離とか天皇は政治的じゃダメとか言っている人って、現実が見えてないんじゃない。言葉遊びが好きなロマンチストなんだろうけど。「外交と政治は別」とか言っちゃってさ。

結局、戦争を人質に取ってるヤツ等に反論すると「戦争賛成論者」ってレッテルを貼られるから、ビビってるんでしょ?だから、ビシッと言い返せない。政治献金と一緒で、「現実を直視して何が悪い」って言ってやればいいんだよね。戦争を人質に取るような“卑怯”なヤツ等には。

これって、今の後期高齢者医療制度下に「年寄りは、死ねって事か?」って言うのと同じくらい、卑怯なんだよね、高齢者医療制を否定すれば、年よりは死ねって事になっちゃうから。でも、当人たちは気づいてない・・・・っ。トホホだね。卑怯な人は、自分は卑怯だとは思っていない・・・・・正義の味方だとは思ってる。。。。

小沢一郎は、よく言った。あれが政治家の姿だ。政治家は正義の味方である必要は無いからね。でも、内容がショボイ。政治献金、何故、悪い?って言って欲しかったなぁ。


マスコミ批判に持っていくなら、この記事を書いた人の無知を指摘し、こんな“悪貨”が“良貨(無垢な庶民の感覚)”を駆逐するのだ!ってやるんだけど、マスコミ批判、最近、飽きたから、やんない・・・

2009年12月19日

喫煙15本ごとに肺がん関連の遺伝子変異が発生

20091219_quit_smoking.jpg今回は、『マリンパのお仕事』と同じネタで思ったことを書いてみる。いちおう、あっちは、お仕事モードだから、言葉もそれなりなのだが、こっちは、基本的に藪睨みだから・・・・・すき放題。。。。


タバコでは“がん”になる人とならない人がいる。

理不尽だけど、しょうがない。でも、もし、地球上にヒトが誕生して以来、子供のときから全員がタバコを吸っていたとしたら、タバコで命を落とす遺伝子タイプのヒトは淘汰され、今のヒト達は、全員、タバコで“がん”などにはならなかったはずだ。

もし、今、地球上からタバコを一掃し、誰もタバコを吸わなくなったらどうなるのだろう?

タバコで淘汰できた遺伝子が、後世に繋がる事になる。これがよい事なのか悪いことなのかはわからないけど、タバコを断った未来には、これが災いして、環境因子の何かが、別の病気の脆弱なターゲットとなるかもしれない。

じゃ、タバコは止めなくてもいいのか?

いや、そんな事はない。個人としてのメリット・デメリットと、全体としてのそれは、意味が違うのだから。そして、全体としてのメリット・デメリットは、個の積み上げが正しいと思うし。進化ってそういうもんだし。

喫煙者を擁護するつもりは、さらさら、ない。でも、他の人に影響を与えないところで喫煙する事は、問題ないんじゃない?

歩きタバコをしたり、公共の場所でタバコを吸うのは厳禁、規則を破ったら懲役刑でもイイと思うけど、閉鎖された空間で、個人的に喫煙を楽しむのは、なんら問題ないんじゃない?家庭に於いても、書斎のような空間で、タバコを楽しむ・・・・、良いんじゃない?

今の世の中の雰囲気は、喫煙者と喫煙と言う行為そのものを軽蔑する方向に向かってるって感じる。

彼らは、未来の私たちの子孫に、“強い遺伝子”を残してくれる人達なんだから、、、、蔑視はかわいそうなんじゃないかな?

いや、かわいそうな対象は“他人に迷惑をかけない喫煙者”に限るけどね。火の付いたタバコを手に持ちながら“歩きタバコ”しているヤツは、後ろからバットで頭を殴っても許されていいと思うし。

だから、禁煙活動は、ほどほどがいいと思っている。

でも、喫煙者の罹病率は非喫煙者より高いんだから、健康保険料やその他諸々の社会保障制度は差別されるべきだとも思っている。


タバコを吸うのは、あくまで、自己責任で。。。

私は、こんな世の中になればいいと、いつも思っているのだが、、、、あいまいな日本人は、ルールを決めることも、消極的・・・・腰が引けてる。。。。

英国のがん遺伝子研究で判明

 世界におけるがん死亡は2004年で年間740万人に達し、全死因の13%。そのなかでもトップなのが肺がんで、年間死亡者数は130万人となっている。こうしたなか、英ウェルカム・トラスト・サンガー研究所のPeter J. Campbell氏らは、肺小細胞がん患者らを対象とした研究で遺伝子変異ががん発症に関与していることを発見。たばこ15本を喫煙するごとに1つの遺伝子変異が発生することも見出し、Nature12月16日オンライン版に報告した。


紫外線と皮膚がんとの関連も確認

 Campbell氏らは、肺小細胞がん患者の肺組織から得られた通常細胞と腫瘍細胞を比較。60回にわたるゲノム配列を行った結果、たばこに含まれる化学物質に起因する2万2,910の遺伝子変異を確認した。この変異は直接的にがん細胞を発生させないものの、組み合わさることで細胞のがん化を促すという。

 変異は全ゲノム領域を通して均一ではなく、ほとんどが遺伝子コード領域の外で認められた。これは重要な領域で傷害を受けたDNAが修復されたことを示唆しているが、重要な領域で発生した少数の変異は細胞のがん化を促進することになる。

 また、発がん物質が直接の遺伝子変異を引き起こすか、がんそのものがDNA修復機能を阻害することによって変異に関与するのかで意見が分かれていたが、同氏は今回の発見が前者を支持すると結論した。

 同氏らは、15本喫煙するごとに1つの遺伝子が変異すると推計。そのため、Nature Newsに対して「たばこ1箱を吸うごとに、ロシアンルーレットをしているようなもの」と語っている。

 今回の研究では皮膚がん患者の細胞も検討しており、紫外線による3万3,345の遺伝子変異が確認された。こちらも肺がんと同様、発がん因子が直接の遺伝子変異を引き起こすことを示したという。

 今回の研究について、同氏らは「肺がんおよび皮膚がんを予防できるということを裏づけた」としたうえで、薬剤療法の標的となる遺伝子の特定に役立つことを期待している。


タバコだけじゃなく、『あぁ~あ、こういうこと、誰も言いだしっぺになりたがらないんだよなぁ』って感じたのが、川崎市のK病院での安楽死に関する最高裁の上告棄却。

最初に、ルールを決めればいいだけなのに、誰も、最初の線引きをしたがらない。

最高裁は、棄却した理由について、、、、

 「被害者が気管支ぜん息の重積発作を起こして入院した後、本件抜管時までに、同人の余命等を判断するために必要とされる脳波等の検査は実施されておらず、発症からいまだ2週間の時点でもあり、その回復可能性や余命について的確な判断を下せる状況にはなかったものと認められる。

 そして、被害者は、本件時、こん睡状態にあったものであるところ、本件気管内チューブの抜管は、被害者の回復をあきらめた家族からの要請に基づき行われたものであるが、その要請は上記の状況から認められるとおり被害者の病状等について適切な情報が伝えられた上でされたものではなく、上記抜管行為が被害者の推定的意思に基づくということもできない。以上によれば、上記抜管行為は、法律上許容される治療中止には当たらないというべきである」


ということらしい。

最高裁なのに、あいまいな『発症からいまだ2週間の時点でもあり』とか言っている。だったら、一体、どれくらい待ったら、『良しっ!』て言ってくれるんだろう?というより、時間の問題なのか?

『同人の余命等を判断するために必要とされる脳波等の検査は実施されておらず』とか言っているが、医師が診て、言葉は悪いが『いつまで待っても、結果は同じ』って感じたんだろうから、その判断を尊重すべきなんじゃないの?そして、家族が「もい、いいっ」って言ってるんだし。

殺人事件が匂うのなら、話は別だけど、これじゃ、医師の感覚っていうか、プロとしての医師の能力と経験を全く信用してないんじゃない?

時期を決めておけば、信用する・しないなんて、そんな問題にすらならないって思うんだけどなぁ。

たとえば、自動車運転免許を取得する条件に、安楽死を望むかどうか、臓器提供するかどうかの意思表示を必須にする。教習所に通い始めてから、かなり時間があるんだから決められるはず。そうすりゃ、安楽死を望む人でも、2週間はさせない・・・とかに変わるんだけどなぁ・・・。

でも、誰も言い出さない。後になって、責任を取らされたくない・・・。っていうか、安楽死そのものを、議論の俎上にのせようすらしない。。。


信用って言葉が出たから、もう一つ、書いておくけど、、、、

政府のジェネリック使用促進対策のひとつに、「10mgの錠剤がなければ、5mgの錠剤を2錠使ってもよい」と言うものがある。昼飯時に業界の新聞を読みながら、ぼやいていたら、それを聞いていた職場の同僚(薬局の仕事は知らない)が、、、

「えっ?いままで、出来なかったの?」とビックリした。
「えっ、一回に飲む量は同じなんだよねぇ?」
「もしかして、10mgの錠剤1錠と、5mgの錠剤2錠に何か違いがあるの?」と、矢継ぎ早に、後から後から疑問が沸いてきていたみたいだ。

そう、薬剤師には、こんな事すらまかされていないのだ。

例えば、10mgの錠剤は大きくて飲みづらい。薬剤師の判断で5mgの小さいのを2つ・・・なんてやっちゃいけないのだ。こんな些細な事すら、いちいち、処方医へ変更の確認の連絡をして許可してもらってからでなくては、出来ない事になっているのだ。時間がかかるもんだから・・・・患者さんに「もう、いいよっ!急いでんだからっ」と。

「アホくさっ!」
「それって、2千円払う時、1000円札2枚と2千円札1枚で払うのは、別だって言ってるみたいジャン。へんなの」

でも、出来ない理由は、別なところにある。ゆがんだ医療法・・・・・。10mg1錠と5mg2錠の値段が違うのだ。さらに、2種類の錠剤を各1錠ずつアサ・バン飲んでいた人が、状態がよくなって一つがアサだけの服用に減ると・・・・金額が高くなる。

「えっ、なに、それぇ~」

薬剤師は、まったく信用されていないのである。


おっと、こりゃ、タバコと関係ねぇなっ。

話を元に戻して、私は、禁煙して、丸 7 年になる。

やめて良かったのかどうかは、まったく、わからない。けど、公共の場所で“白い目”で見られないですむのだけは、善かったと思っている。

結局、このように、誰かが厳格な取決めをせず、なんとなぁ~く、、、、だったり、そのテーマそのものが“飽きちゃう”のを、、、、じぃ~っと、待ちながら、、、、、。安楽死を選ぶ間に、自然に死ぬのを待つ・・・・。裁判長の時間をかけてってのも、そういうことなのだろう。。。。

って、、、、日本人だから、それしかないのかも。

2009年12月24日

ドラマと小説が日本人の歴史観に与える影響を潜在連合テストでみる?

20091221_one-77.jpg鳩山-友愛-由紀夫総理のおかげで、アメリカが“おかんむり”のご様子。どんな結末が待っているのかワクワクしながら待っているが、こうなった以上、中国と仲良くしなければかなぁ~り“ヤバイ”のは、幼稚園生でもわかること。憲法第9条を改正すればいいんだけど、これは現実的なオプションじゃないから(みずほたんがいる)、おいといて。

どの民族も、自分たちの出自っていうか“歴史”が好きで、歴史を美化するという共通点がある。

そして、外交にも微妙に、あるいは、顕著に影響を与えることがある。

ちょっと前、新聞に日本と中国が合同で近代の歴史的認識のすり合わせを行ったことが書いてあった。歩み寄った部分もあったらしいが、“南京大虐殺”に関しては、双方が歩み寄る事は無かったとか・・・・。

中国の“反日感情”を煽るプロパガンダはあからさまだが、日本では中国人に対する“印象操作”はないのだろうか?

一般論として、中国人に対する感情は、悪いはずだ。夫婦間やごく親しい友達だけで話している時、誰でも中国人を悪く言うはずだ(女性はけっこう正直)。中国人の●●さんなどという具体的な話じゃなく、あくまで、イメージとしての中国人に対してなんだけど。中国のギョーザ以前から、そういう傾向はあったんじゃないかな。

アンケートや世論調査みたいな形でする意識調査では、みんな“イイ子ちゃん”になったり、あるいは社会的に望ましい方向に歪むから、“本性”は見えてこない。潜在的意識を調査するには、回答者が、自分の答えの意味するところをわからないようにしなくちゃならない。

『特に、“自虐的歴史観”のある人達に、潜在連合テストを試みたいね』などの嫌味は、今回は無しにして話を進める。。。。

と言っても、私には、どんな設問をしてようやら、良くわからない。ドラマと小説に何を選ぶのかは、決まっているけど。

もちろん、坂の上の雲!

音声なしでもテレビにより人種的偏見が伝わる

サイエンス 2009年 12月 18日 号より

Even on Mute, TV Can Perpetuate Race Bias

あからさまな人種差別的中傷や性差別的発言をテレビで聞くことはあまりないが、テレビで描き出される非言語的ふるまいや行動が、視聴者の人種的偏見に継続的な影響を及ぼしていることが研究者らによって報告された。

最近の研究では Max Weisbuch らが、テレビにみられる白人の登場人物によってとられた非言語的で否定的な行動が、白人視聴者の実生活における黒人の見方を形成するのに深く関わっていることを明らかにした。

この結果は、非言語的な情報伝達が我々の思考や行動にほぼ無意識のうちに巧妙に影響していることを強調するものである。

研究者らはこの結論に至るのに、人気番組から集めた複数の場面を編集し、特定の登場人物を一場面から取り除いて、その場面の他の登場人物がまだ見ぬその登場人物にどの程度好意的に接しているかを評価するよう大学生のグループに指示した。

学生らは、ゴールデンタイムに放送される人気番組11本の登場人物について、否定的な非言語的行動が白人よりも黒人に対して示されていると評価した。

Weisbuchらは次に、その番組を常に視聴している別の学生グループを対象に潜在意識下の偏見を評価するのに広く用いられている潜在連合テスト(implicit association test:IAT)を実施した。

その結果、このテレビ番組を学生がみる頻度(テレビで描き出される非言語的偏見への曝露量)と学生個人の偏見に直接的相関が認められることがわかった。

PerspectiveではJohn Dovidioがテレビにおけるこの隠された非言語的偏見のパターンについて詳細に考察している。

"The Subtle Transmission of Race Bias via Televised Nonverbal Behavior," by M. Weisbuch; K. Pauker; N. Ambady at Tufts University in Medford, MA.


ところでNHKドラマ《坂の上の雲》だが、気になるところがチラホラとある。まず、オープニング。「まことに小さな国が・・・・・」と始まるところ。私は、アレを聞くたび、まるで、当時の日本は槍を持って草原を走り回っていたかのような印象を受ける。そんな事は無いのだが。

そして、以前にも指摘した、正岡子規と夏目漱石の親交ぶり。原作にはない。第4回では、正岡子規と森林太郎(森鴎外)とのやり取り。これも原作にはない。しかも、日清戦争における戦死者(陸軍)の内訳(2/3は病死)まで披露させている。もちろん、原作にはない(小説では兵士の死は一貫して指揮官の愚策によるとされている)。


ドラマ【坂の上の雲】を、サイエンス誌の論文にあるテレビドラマのように、登場人物を編集カットして、、、なんて使い方は出来ないだろう。だって、その内容は、かなりの人が知っているはずだから。そこで、、、、


小説を読んだだけでドラマを見てないグループと、ドラマだけを見たグループと、小説を読んでドラマを見たグループに分け、小説にはなくドラマだけに付加されているエピソードによって、中国観やロシア観がどう変化するかをみるってのは、どうだろう?

っていっても、中国を好きになる嫌いなるなんて事がわかっちゃうような設問じゃマズイんだよねぇ。なんか、良いアイデアはないかなぁ・・・・・。(関係ないけど、映画《評決のとき》でマシュー・マコノヒー演じるジェイク・ブリガンス弁護士の最終弁論を思い出しちゃった)


日中関係を良くする事が、日本の、日本人の利益、将来の日本人(我々の子供たち)の利益になるなら、中国と仲良くしなくっちゃね。。。。

オイオイ、鳩山さん、もしかして、ダメ総理を演じて、国民一人ひとりに危機感を持たせる作戦なの?大石内蔵助の“昼行灯ぶり”を真似てるのかな?


※今回は、エントリーの内容とは全く関係のない写真(アストン・マーチンone-77)を挿入してみました。アクセスビリティ効果による潜在意識のプライミングを狙ってます。。。が、たいした意図はないです。いつもの方が、より、含みは大きいです。

2009年12月26日

ねたみ、そねみ、ひがみ、やっかみなどの感情

20091226_good_and_bad.jpgねたみ、そねみ、ひがみ、やっかみなどの感情は、恥ずかしい。

日本人の誰しもが感じているんだと思う。

その証拠に、鳩山-友愛-由紀夫総理が、お母ちゃんからお小遣いをもらったことを、ねたみ、そねみ、ひがみ、やっかみんでいることが、ばれないように、みんなで、よってたかって“悪行”ということにしてしまった。

政治をやる為にはお金がかかる。

政治にお金がかかるのは、医療にお金がかかるのと同じだ。

医療にお金をかけることを悪く言う庶民はいない。政治にお金がかかることは悪い事だという。


戦争に“善悪”の価値観を持ち込んだのは誰だろう?

戦争を“善悪”の価値観から俯瞰するようになったのは、2~300年前からだと思っている。それ以前は、戦争には“勝敗”しかなかった。

「勝てば官軍」という言葉は、日本の戦国時代にはなかった。いや、あったのかも知れないが、現代人が“官軍”に感じる“正義”という感覚はない。現代人が歴史を振り返る時、間違った解釈をしてしまう原因のひつとだろう。ローマの時代、中世、近世のヨーロッパに目を向けるときも、同様だ。そもそも、“善悪”の価値観で考えてなかった時代なのだから。

ものごとを“善悪”で考えると、皆にとって最大の利益が得られるのだろうか?それとも、精神的な満足感だけで終わるのだろうか?

“善悪”で考えると、単純化出来て、誰にでも意見が言えるという点では、メリットがありそうだ。それに、ねたみ、そねみ、ひがみ、やっかみなどの感情が溜まった時、“ガス抜き”にはなるし。

身の回りのことを考えるとき、“善悪”の判断は大切だ。いつの時代も親から躾けられる。身の回りのことなら、“善悪”での判断は、自分の利益に繋がりそうだ。

と言う事は、現代人にとっては、戦争も政治も身の回りのことになったということなのだうか?それにしては、日本人は選挙にも行かないし、政府と議会の区別も付いてないように思えるし、戦争や軍隊は話すら“タブー”みたいなのだが。。。

戦争に行って死にたくないのなら、「戦争に行って死にたくない」って言えばいい。どうして、戦争そのものを“悪”にするんだろう?確かに「戦争に行って死にたくない」じゃ、子供みたいでかっこ悪い。カッコイイ言い訳は、戦争=悪で、戦争を起こした人=悪人が簡単でいい。「戦争に行って死にたくない」は「私は、悪に手を染めない」になる。


---う~ん、カッコイイ---


善悪で考えると、帝国主義は、多くの日本人にとって“悪”になるのだろう。

独裁者に良いイメージもない。だが、日本の諺には「船頭多くして船山に登る」がある。問題が発生した時、強力なリーダーシップが必要だった証拠だろう。

現代人は、経験もしてないのに、強力なリーダーシップを嫌うのは何故だろう?誰かに“洗脳”されたのかな?思い当たるふしはあるけど。


ちょっと前に、舛添前厚労相が、『強力なリーダーがいないと、今を乗り切れない』みたいなこと言っていた。(新党結成する気かっ?なんてネタにされている)

野党になると、当たり前の事を言えるようになるのかな?私のイメージは、与党はリアリスト、野党はロマンストだったんだけど、舛添さんは、野党になっても責任感があるんだね。舛添さんが新党を作ったら、応援したいなぁ。


ところで、現代人は、今、自分たちが感じている“善悪”の価値観が、過去から一貫して同じものだと勘違いしているのかも知れない。

ギリシャ神話の時代の“善悪”を現代に持ち込むと、全知全能の神ゼウスは、とんでもない我侭で、気分次第で、思いつきで、スケベで、、、、と、とても“善”とは言えない。自分で作った人間が増えすぎたから、戦争でも起こして間引くかぁ!だもん。

イエスの生きた時代も、同様だ。イエスなんか、自分を生んでくれた母親に向かって、、、、母がイエスに『ぶどう酒がなくなりました』と言った時に、『婦人よ、わたしとどんなかかわりがあるのです。わたしの時はまだ来ていません。』だもんね。これは、善悪とは関係ないけど、価値観の違いは、大きい。

世の中に絶対の善は存在しないし、絶対の悪も存在しない。たとえば、、、

肉親を殺された人は、殺した人を“悪人”って考えるけど、別に悪じゃない。憎しみだ。殺された側は“不利益”を被った。だから、殺したヤツに同等に不利益をもたらせねばならない。バランスを取ろうとする“脳”の働きがある。平等に反応するコラムだ。(それ故、私は、jury nullification を肯定する。感情による裁きを

それを悪人と言う言葉で表している。“悪”にすると、自分と同じ価値観を簡単に多くの人に共有してもらえる。(近代文学・思想と共に善悪観は発展した?)

個人対個人の殺し合いは、例外なく双方に不利益しかもたらさない。まれに、利益がある場合もあるけど。

戦争の場合は、勝者は莫大な利益が得られる。だから、人類の間から無くならない。

倫理的、道徳的な理屈を付けても、生き物の本能が戦争を起こすのだから、ものを食べて“うんこ”するのと同じだ。

アイドルは“うんこ”しないって、ロマンチストは思うだろうけど、リアリストは「アイドルだってうんこする」って言うのに似ている。かなりかけ離れているけど。

共和制、民主制、君主制、、、、究極の政体は存在しないのと同じともいえる。歴史が語るのは、状況(環境:エンベロープ)に応じて、やり方を変えないと、滅びるってことだ。

というか、人間は安定するとそれを維持したがるから、環境に適応できなくなる。状況に応じて、やり方を変えれば滅びない。自然の摂理。(やり方を変える事自体が、《滅びる》に見えることもある)

今の日本は、民意を反映・・・なんてやってる場合じゃないって事だ。

独裁が悪いとか、国民の総意が善とか言っている場合じゃないんだよね。

強力なリーダーが出現する事が“適応的な時”に、「独裁はいかんよ、ちみぃ~」なんてやってると、日本は倒産するって事だろう。


私は、「戦争に行って死にたくない」って言っておきます。でも、どっちにしても死ぬんだったら、行きます。それだけ。だって、映画アルマゲドンで泣くタイプですから。

地球規模の--友愛--を頭に描ける人は別にして、日本人にとっての公共の利益は、日本の利益以外にあるという人はいないでしょう。いたら、腑に落ちるような説明をしてもらいたものてす。ハイ。

そして、食料の需給バランスが破綻するほど地球上の人口が増えた時に、どうするのかを説明してもらいたいです。ってゆーか、借金しながら、あと、何年、日本は倒産しないで済むのか、誰か、教えて欲しい。


※注意:戦争という言葉はメタファーです。増税と置き換えてもイイです。なんにしても、ロマンチストが“悪”と決め付けているものは何でもイイです。わはははは。

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