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「タミフルに新たな疑惑(New doubts over Tamiflu)」

20091214_Tamiflu.jpgイタリア・コクランコラボレーションのTom Jefferson氏らが BMJ 12月8日オンライン版(2009; 339: b5106)にノイラミニダーゼ(NA)阻害薬に関するシステマティックレビューを発表。

その際、同氏らに製薬企業とレビューの対象となった論文の著者から一部のデータ提供が行われなかったことなどを、BMJが同レビューの公表日にあわせ、英テレビ局channel 4との連名で調査・独占報道を行い、明らかにした。

---えっ?情報操作?---

NA阻害薬の予防、治療ならびに有害事象を検証した20の論文を集めて行われた今回のシステマティックレビューは「有効性不十分とするデータ(paucity of good data)が、オセルタミビルはインフルエンザ合併症を予防するという論文の下に埋められて(undermined)しまった。

---なんだぁ?効かないデータは隠蔽したの??---

---ロシュは何て言ってんだぁ???---

BMJ はRocheのタミフル国際医薬部門トップJames Smith氏がJefferson氏、同誌それぞれに出した回答をあわせて公開した。

Jefferson氏への回答によると、提供されなかったとされるデータについて、実施当時(同社は1999~2003年と表記)は、現在と違って試験プロトコルの標準化やレポートの自動公開は一般的でなかったとコメント。さらにJefferson氏が以前に共同で研究していた同社社員は多くおり、直接問い合わせることが可能にもかかわらず、BMJやテレビを通じた追求を行う理由こそ明らかにすべきだと反論。

また、BMJへの回答として、提供されなかった8件は「データが明らかに不完全」であり、データへのあらゆるアクセスは英国政府ならびに監督官庁により認可されていると同社は指摘している。


・・・・・・なんだよ!シドロモドロじゃん。ロシュ!!!そもそも、試験のプロトコルがどうのこうの、解析法がどうのこうの言う薬じゃねぇだろ!罹患したら飲む。短期決戦、エンドポイントはハッキリしてるだろ?効くか効かないか、どっちだよって薬だろ?(心不全の時の利尿剤・強心薬やβブロッカーのようなものを試験してんじゃねぇんだよ)

解明され公表されている作用機序は、単に増殖したインフルエンザウイルスが細胞から離れるのを阻害するだけ。一方、発熱をみてから病院に行って、タミフルを服用する頃には、大多数の症例ではウイルス量は減少し始める時期だ。

だから、『タミフルが効く』って言ってる事が、私にはピンとこないのだが、解明されていない作用機序による効果もあるかもしれないから、いわゆる臨床試験によって効果が証明できれば、その効果は認めている。私は、作用機序だけを妄信する Book Smart じゃないからね(ちょっと前までは漢方薬も馬鹿にしていた“頭でっかち”なのに、偉そうにしてゴメン)。


しかし、、、、その臨床試験による“効果判定”もが、疑問だらけだとしたら、とんでもない薬ジャン、タミフル!!


岩田健太郎氏(神戸大学都市安全研究センター、医学研究科微生物感染症学講座教授)が「今、新型インフルエンザにどう対応すべきか」で語られていた事の中に、タミフルの性質をよく示すエピソードがある。

ある、日本のドクターのコメント

「新型インフルエンザなんて怖くないよ。タミフル出したら、みんな2,3日で良くなったよ」

ある、香港の家庭医のコメント

「新型インフルエンザはそんなに怖がっていません。タミフルを出さない人が7割くらいですが、みんな2、3日で良くなっています」


サスガですね!岩田教授。


話は変わって、読売新聞、昨日の朝刊一面、『年金「4年で全件照合」断念、半分以下に後退』には、笑った。爆笑。。。

やっぱり、理想主義者、ロマンチストに政治は無理なんだよね。そして、理想主義者かどうかの“見分け方”は、抽象的だけど『戦争を反対』を唱えるかどうかに尽きるんじゃないかな。(芸術家や音楽家、小説家なんかは、理想主義者・ロマンチスト、ゼンゼンOK、、っていうか、ロマンチストじゃないとね。でも、政治家はイケマセンって)

誰だって、戦場に立ちたいなんて思わない。「起こってしまうのはショウガナイ」じゃん。(生き物の本能だもん)

なのに、声にして叫んで、武器を捨てれば、あるいは、軍事力を悪者、軍事力を統率する人間を悪者にして排除すれば、平和が得られるなんて思ってる。(とにかく、悪者を作って、それを叩けば問題解決なんて思っているヤツ等は、全員、無責任だね。小泉元首相を、生理的に嫌いって言うなら良いんだけど、理屈をつけてこき下ろす奴に、責任感のあるヤツはイナイ)


医療においても、全く同様の事が言える。

複雑でシステマチックな問題に、簡単に答えを出したがる・・・・これが、理想主義者、ロマンチストなのだ。


こういう輩には、制度としての医療を良くする事は不可能だろうね。


またまた、話は変わって、インフルエンザワクチンの話題。受験生に優先枠をとかなんとか。

ただ、なにか、寒いものを感じるのは私だけだろうか??

日本人、、、、、馬鹿?   って。


日経メディカルオンラインで 佐野 潔 氏が執筆しているコラム「Famry Doc.」が、医療に関する国民気質を知る上で、とても、参考になる。

 私は日本、アメリカ、フランスで家庭医として働いてきましたが、それぞれの国で、患者に対して異なるアプローチが必要でした。そして、それは医療に関する知識量の差と、それによって生まれる受診態度の違いによるものであることに気付きました。

 一般的に、日本人は、加齢とともに受診経験が増えても、医療情報にアクセスしやすくなっても、医療に関する知識はなかなか増えないように思います。これは、患者に対して医療教育・指導が十分でないことが原因ではないでしょうか。

 アメリカでは、医師と患者がほぼ対等な立場で医療の話をするといわれています。医師はあくまでも“アドバイザー”であり、意見を提示することで患者の意思決定を援助するのが本来の仕事です。対等な立場なので、医師と患者のコミュニケーションがオープンかつリラックスしたものになります。

 アメリカでは、医師は様々な説明資料を用意して、ときには患者を教育しながら、医療行為を決定していきます。これがインフォームドコンセントです。インフォームドコンセントによって、医師と患者の信頼関係が構築され、よりよい医療が行ないやすくなるメリットがあります。そして、医師の知識・技術レベルの標準化、すなわち医療の標準化につながっていくのです。

 患者に医療知識がないと、ちょっと熱が出ただけでもすぐ病院に駆け込んだり、皮膚がかゆいのは癌のせいか、鼻水が黄色いのは蓄膿かと、いたずらに不安を抱いてしまうからです。その結果、昼も夜も関係なく医療施設に人があふれるようになってしまいます。小児救急ではこの傾向がより顕著で、夜間救急当直を担当すると、赤ちゃんが夜中にミルクを飲んで吐いたから、咳の音が少し変わったから、と受診してくるケースにたびたび遭遇します。これは日本に限ったことではなく、フランスでもそうですし、中国やロシアといった社会主義国家では特にその傾向が強いようです。

 また、患者に正しい教育が行われないと、最新の機器を使う最先端医療を、やたらと要求することも起こりがちです。「頭痛がするからMRI」「咳が出るから肺癌かもしれない、CTでチェックしてほしい」「友人が心臓発作で死んだから、念のため自分も心臓の精密検査をしてほしい」など…。

 私は、こうした患者を責める気は毛頭ありません。なぜならば、正しい教育を受けていないからです。責任は、患者を教育しないかかりつけ医と、その国の無責任な医療保険制度にあると思っています。

これ、医療費抑制にとっても、何が有効か・・・・・わかると思うんですけど。

ねぇ、民主党の議員の先生?
 
 
 
(と、今回は、かなり、引用ばかりの手抜きのエントリーでした。。。。ゴメン)

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2009年12月14日 11:27に投稿されたエントリーのページです。

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