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遺伝子発現に差が出る仕組み

20100219_twins.jpg遺伝的に全く同一の生物個体が、全く同一の環境下にあっても、異なった特徴を示す場合があるのは、身近に一卵性双生児がいる人は、気づいている事かも知れない。

Nature 463, 7283 (Feb 2010) で、この現象を生命のロバスト性と結びつけて考える事に、ちょっと、興奮してしまった。(写真の双子に興奮したわけじゃありません)

Science February 12 2010, Vol.327 には『DNAなしでの進化』が掲載されており、クローン化されたプリオン集団は変異性のイベントによって多様になり、選択的増幅を行うのだそうだ。

・・・・・スゲェ!


テレビからは、「生物多様性条約第10回締約国会議がどうたら、こうたら・・・・」と流れてくる。別にうさんくさいものじゃないんだろうけど、人が出てきて具体的に話し始めると偽善的な匂いが漂ってくる。

「みんなで、善い事しようよ」みたいな雰囲気が漂ってくる。或いは、誰かを悪者にしていつものアレ。

こんな奴等の話を聞くより、マイケルジャクソンの「This is it」を観たほうがいい※。私が感じるマイケルジャクソンの凄い所は、悪者を作らず、善い事をしようなんて言わない所だ。怒っている時には、その“怒り”をストレートに表す。偽善者の常がそうであるように冷静を装う事をしない。

もうひとつを挙げるとすれば、ジェームズ・キャメロン監督の【アバター】。

コレ、説明は要らないんじゃないかな。感じるか感じないかは人それぞれ。意識の違いを炙り出す映画だと思う。

※「This is it」。私は映画館で2回、自宅でDVDを5回以上は観ているニワカマイケルファンです。音楽だけじゃなく、生き方と表現方法にも強烈にシビレテます。

Nature 463, 7283 (Feb 2010)

1925年に、Timofeeff-RessovskyとRomaschoffは別々に、同一の変異対立遺伝子をもつ個体でも、表現型が変異体になる場合と野生型になる場合があることに気づいた。

この現象は不完全浸透とよばれている。

その後、遺伝的に全く同一の生物個体が、全く同一の環境下にあっても、異なった特徴を示す場合があるのが明らかになり、遺伝子発現には確率的要素があることがわかってきた。

近年、このような「ノイズの多い」遺伝子発現の定量的研究が、微生物で行われてきている。

今回A van Oudenaardenたちは、このような定量的研究を多細胞生物の線虫にまで拡大した。

彼らは、mRNA分子を1個ずつ数えるという方法を使って、同一の遺伝子型と固定した環境条件下でも、胚での腸細胞の形成を制御する遺伝子の変異によって、ほかの遺伝子の発現レベル、ひいては表現型に大きなばらつきが生じることを明らかにしている。

また、遺伝子調節ネットワークが変異に対する個体のロバストさを進化させる仕組みも示唆されている。

Articles p.913
News and Views p.891


DNAなしでの進化(DNA-less Evolution)

Science February 12 2010, Vol.327

プリオンは、ヒツジのスクレイピーやウシにおけるいわゆる狂牛病など、種々の神経変性疾患に関与しているタンパク質性感染要素である。

このたび Li たちは、組織培養細胞中で増殖すると、クローン化されたプリオン集団は変異性のイベントによって多様になり、選択的増幅を行うようになる、ということを示している(p. 869、12月31日号電子版)。

つまり、コーディングゲノムを欠いている場合ですら、特定の選択条件の下で増殖する場合には、プリオンは急速な進化を起こしうる、ということである。

Darwinian Evolution of Prions in Cell Culture
p. 869-872.


米国のテレビドラマや映画からでさえ感じられる事だと思うが、日本で生活していると、知らず知らずのうち、『大きな事、難しい事、大変な事は、ぜんぶ国や、企業、大組織がやってくれる。自分たちは、それに対して“文句”を言うだけ』ということに至ってしまう。

でも、アメリカ人って、なんか違う。前にも書いたような気がするけど(確定申告の時期だから)『アルマゲドン』の掘削のプロ達が、報酬と条件に「一生、免税にしてくれ」って要求するシーンに、その違いが凝縮されているような気がしてならない。

彼らは、自分の事は自分でやる。

自分の周り(環境)は自分達で変えていく。

要するに、一人ひとりが主人公のように振舞うのだ。日本では、大事な人生も、自分の生活環境も人任せ。他人事。


これも、ある意味、遺伝子発現の“差”なのかな?


今、ポッポ鳩山のことを糞みそにこき下ろすのがトレンドのようだが、温室ガス削減25%は、日本人の一人一人が考えなきゃならないことなんじゃないかな?

政治家同士や評論家がこき下ろすのは、それが仕事だからいいんだけど、一般庶民まで、彼を糞みそに言うのは、なんだか、カッコ悪ぅ!頭、悪そう!小泉首相をこき下ろしていた一般庶民と同レベルだ。ポッポ鳩山が嫌いなら、「嫌い」っていえばいい。羨ましいなら正直に言えばいい。“悪者”にする事はない。

「納税する気がうせる!!」とか言ってるヤツが、一体、どれほど払ってるんだか・・・?(爆笑)

文句を言うなら、自分のケツは自分でふいてから・・・・って事だね。

あっ、遺伝子発現の差なら、日本人には、遺伝子治療できるじゃん!!こりゃ、良いアイデアだっな!!(自画自賛)

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2010年02月19日 16:19に投稿されたエントリーのページです。

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