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男性の新生児の包皮環状切除術:明確な推奨の時?

20100309_phimosis.jpg一般的な日本男児は、週刊誌などで見かける“包茎手術”の広告で、「自然にムケない人もいるんだぁ」と知る事になる。。。。

私自身は二次性徴が始まった頃から、だんだんとムケ始めたのだが、それは、何かイケナイ事、悪い事、病気なんじゃないのかという不安を伴っていた。

そして、奈良林祥氏の『HOW TO SEX』で、ズルムケることは病気でも異常でもないことを知り、安心する事になる。。。。

日本人にとっては、陰部の事は“秘め事”だから、なかなか恥ずかしくて聞けないのだ。

『HOW TO SEX』により、一皮向けた(恥ずかしを克服した)私は、啓蒙活動に励む事になる。(なんのこっちゃ)

まぁ、そんな事は、どうでもいいのだが、諸外国では、赤ちゃんの時から、皮を切っちゃうって事を知った時は、もっと、ショックだった。

それには、複雑な宗教的な問題が含んでいるという事を知って、ショックから興味に変わった。中でも強烈に印象に残っているのは、ユダヤ教徒だったパウロが自ら割礼を施しているにも関わらず、「そんな事を強要したら、イエスの教えは広まらない」とした事だ。

今でも、割礼は、クリスチャンには、野蛮な行為として蔑まれている。

2000年の時を経て、エイズの多いアフリカ。割礼の習慣がある地域での感染の少ない事が注目され始める。

Neonatal Male Circumcision: Time for a Clear Recommendation?

2010 February 18

米国小児科学会(American Academy of Pediatrics)による男性の包皮環状切除術(割礼)に対する2005年の方針では、新生児にルーティンに包皮環状切除術を行うことを支持する健康上の利益のデータは不十分であるとされている。2005年以降に入手されたデータは、包皮環状切除術の健康上の利益を明らかにするのに役立つ。

アフリカのHIV陰性の男性約10,000人(年齢範囲18~49歳)を対象とした最近のランダム化臨床試験3件では、平均で1.5~2年のフォローアップ期間中、包皮環状切除術は、包皮切除していない男性と比較して、男性の異性との性交によるHIV疾患の獲得を53~60%減少させた(日本語版Journal Watch Mar 13 2007)。2つの試験では、包皮環状切除術は、単純ヘルペスウイルス2型の感染獲得を28~34%、ペニスのヒトパピローマウイルス感染の獲得を32~35%減少させた。いくつかのエビデンスから、男性の包皮環状切除術による女性の利益としては、細菌性膣疾患、トリコモナス症、およびHIVの伝播の減少があることが示唆される。

- Howard Bauchner, MD

Published in Journal Watch Pediatrics and Adolescent Medicine February 17, 2010

Citation(s):

Tobian AAR et al. Male circumcision for the prevention of acquisition and transmission of sexually transmitted infections: The case for neonatal circumcision. Arch Pediatr Adolesc Med 2010 Jan; 164:78.
Original article (Subscription may be required)
Medline abstract (Free)

Brady MT. Newborn circumcision: Routine or not routine, that is the question. Arch Pediatr Adolesc Med 2010 Jan; 164:94.
Original article (Subscription may be required)
Medline abstract (Free)


上は、そろそろ、みんなで意識を変えようよ!って事なんだけど、、、、前にも書いてるけど、的を絞ったほうが、、、エイズ一本にしたほうが、コンセンサスは得られやすいんじゃないのかなぁ。アレにもコレにも効果があるよってのは、なんだか、、、、なぁ。

まぁ、HPV に関しては、サーバリックスのおかげで、市民権を得た感があるから良いのかも知れないけど、細菌性膣疾患、トリコモナス症など、性感染症の予防は、ちょっとねぇ・・・?


さて、『ロスト・シンボル』を読んでると、“古の知恵”って言葉がよく出てくる。作品中に、具体的に科学的な実証をしている部分があるわけじゃないんだけど、“割礼”なんかも、現代科学のフィルターを通すと“古の知恵”に見えてくるから不思議だ。単なる“宗教的儀式”にしては、4000年も続いた必然性に欠ける・・・とかなんとか、言ってみれば、ますます、“古の知恵”っぽい。

ダン・ブラウンの次回作のネタとしては、こういった、宗教的儀式と現代医療のつながり・・・・なんてね。ヒロインは新進気鋭の女性医学者で。そうすると、ラングドン教授の専門分野、象徴学にナゾを隠さなくてはならない・・・。医療と宗教的儀式は、もともと、同根だから、違和感はなくなるかも。あとは、象徴だ。

ギリシャ神話では、アスクレピオスとその杖。その父のアポロン、お師匠さんのケイロンなどにまつわるものから。史実として、ヒポクラテスの時代の地中海世界の遺跡。

探せば、イロイロと出てきそうじゃん!!さらに、信憑性を担保する為に、ルネサンス以降、近代に名を馳せた医学者(ハーベイだとかパスツールだとかの時代に。このちょっと前、近代ってのがポイント)の中に秘密結社のメンバーを探したりして、、、、、ダヴィンチは解剖学者だったし。。。


何年後かわからないけど、もし、予想が当たったら、誰か、何かご褒美ください!!

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2010年03月09日 11:35に投稿されたエントリーのページです。

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