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医薬・生命科学 アーカイブ

2010年03月10日

カタプレス錠とトゥレット症候群と SLITRK(スリットラック)

20100310_An_Anthropologist%20on%20Mars.jpgスリットラック遺伝子は、理研の有賀らが発見した ZIC 遺伝子に発現制御を受ける。

ZIC 遺伝子は、脳の形成に必須の遺伝子だ。まず、発生期に平たい神経板が作られ、それが、管のよう丸まって神経管と呼ばれる構造を作るのだが、その時、最初に中央が閉じられ、その後、ジッパーのように閉じていき、管として完成するのだそうだ。(ヨックモックのロールクッキーのようなもんだろう。あれは、何重にも巻かれているけど、一重ってことで)

この神経管が先端が次第に成長して脳が形成される。

この ZIC 遺伝子の制御を受けて、スリットラック遺伝子が発動し、細胞膜の内外を貫通する蛋白を作り出す。

2005年、米国の研究グループが、ヒトやマウスにある6つのSLITRK遺伝子のうち、SLITRK1遺伝子がトゥレット症候群と関係がある事を突き止めた。


オリヴァー サックスの著書『火星の人類学者―脳神経科医と7人の奇妙な患者』では、トゥレット症候群の外科医が登場する。私は、この本でトゥレット症候群という病気を始めて知った。この病気は、チックのような、踊るような、、、知らない人が見ると、思わず目を逸らしてしまいそうな不随意の運動発作を起こすのだそうだ。驚いたのは、普段は、頻回に発作を起こすのに、手術中はピタリと止まり、また、この医師は飛行機の操縦免許を有してるのだが、飛行中は発作が出現しないのだそうだ。

日本では保険適応は無いが、トゥレット症候群にはカタプレス錠を治療薬として使う。

カタプレス錠すなわちクロニジンは、私の学生時代の薬理学の教科書にも掲載されている程の古典的な薬である。ちなみに私の教科書も、この辺は手垢で真っ黒になっている。。。にも関わらず、詳細な機序は記載されていない。ただ、『中枢性の降圧薬』なんて丸暗記の世界だ。

イミダゾリン系の薬剤に分類されるが、未だに、詳細な機序は不明とされている。同系統のチザニジンや、市販の点鼻薬に血管収縮薬として配合される成分の仲間だが、他は使われないみたいだから、効果をあげている機序は、不明なのかも知れない。もっとも、中枢のα2受容体を刺激するから、ノルアドレナリンの分泌は抑制されるのだが、これが発作を抑制しているのかどうか・・・・イミダゾリン受容体の効果なのか・・・・。


気になったので、調べてみると、、、、

チザニジンの筋弛緩および痛覚作用におけるイミダゾリン受容体の関与の有無を調べ、運動系および痛覚系におけるイミダゾリン受容体の役割を明らかにする為に、ラット脊髄反射電位を測定しチザニジンの反射抑制作用におけるイミダゾリン受容体の関与を研究した報告があった。

クロニジンは脳幹部のα2アドレナリン受容体へ働き血圧降下作用を示すが、α2受容体以外の受容体、すなわちイミダゾリン受容体へも結合することが明らかとなっている。イミダゾリン類であるチザニジンは中枢性の筋弛緩作用と鎮痛作用を示し、臨床では抗痙縮薬として用いられており、その作用機序は中枢のα2アドレナリン受容体への作用と考えられてきた。

チザニジンはラット(Wistar)において筋弛緩作用を示したが、この筋弛緩作用はα2アドレナリン受容体に選択的な拮抗薬ヨヒンビンによっては影響されず、α2とイミダゾリン受容体に結合する拮抗薬であるイダゾキサンにより抑制された。

マウス(ddy)においてはチザニジンは鎮痛作用は示すが筋弛緩は生じないとされていた。

そこで、5種類のマウス系統を用いて、チザニジンが筋弛緩作用を示す系を探索した。その結果、C57BLにおいて、チザニジンの筋弛緩作用が認められたが、この作用はヨヒンビンとイダゾキサンにより拮抗された。従って、ラットにおけるチザニジンの筋弛緩作用にはにはイミダゾリン受容体が関与することが示唆された。

熱および圧刺激に対する侵害受容閾値はクロニジンにより上昇した。熱刺激に対する鎮痛作用はα2アドレナリン受容体に選択的なヨヒンビンによって部分的に拮抗され、α2アドレナリンおよびイミダゾリン受容体に親和性を示すイダゾキサンとエファロキサンにより完全に拮抗された。

イミダゾリン受容体サブタイプはI1、I2、I3が存在するが、エファロキサンはI1受容体、イダゾキサンはI2受容体への親和性が高いと報告されている。エファロキサンはイダゾキサンよりも強い拮抗作用を示した。圧刺激に対する鎮痛作用はヨヒンビン、イダゾキサン、エファロキサンのいずれによっても拮抗された。

したがって、マウスの熱侵害に対するクロニジンの鎮痛作用にはα2アドレナリン受容体に加えてイミダゾリン受容体が関与することが示された。


ということで、筋弛緩作用と鎮痛作用には違う受容体が関与しているようだが、不随意の筋収縮が、どのような神経路に混線しているのかすら、私には良くわからないので、調べてみたものの、結局は、よくわからん・・・・・と言うことになってしまった。


まぁ、学生時代、駆け出し時代(初心者時代)の頃とは違って、人間の体、、、というか、生き物の体の仕組みの複雑さは、十分すぎるほどわかってきたし、1つの薬は、100~1000の遺伝子を動かす作用のあることもわかってきたので、明快な機序はわからなくても、あまり気にはならなくなっているのだが、薬剤師としてはなんかクヤシイ。

理研ニュース3月号を読んでいて、ふと、オリヴァー サックス書『火星の人類学者―脳神経科医と7人の奇妙な患者』を思い出してしまい、キーボードを叩いたエントリーでした。この本が読みたくなった人は、ここをクリックして買ってくだされ。

2010年03月09日

男性の新生児の包皮環状切除術:明確な推奨の時?

20100309_phimosis.jpg一般的な日本男児は、週刊誌などで見かける“包茎手術”の広告で、「自然にムケない人もいるんだぁ」と知る事になる。。。。

私自身は二次性徴が始まった頃から、だんだんとムケ始めたのだが、それは、何かイケナイ事、悪い事、病気なんじゃないのかという不安を伴っていた。

そして、奈良林祥氏の『HOW TO SEX』で、ズルムケることは病気でも異常でもないことを知り、安心する事になる。。。。

日本人にとっては、陰部の事は“秘め事”だから、なかなか恥ずかしくて聞けないのだ。

『HOW TO SEX』により、一皮向けた(恥ずかしを克服した)私は、啓蒙活動に励む事になる。(なんのこっちゃ)

まぁ、そんな事は、どうでもいいのだが、諸外国では、赤ちゃんの時から、皮を切っちゃうって事を知った時は、もっと、ショックだった。

それには、複雑な宗教的な問題が含んでいるという事を知って、ショックから興味に変わった。中でも強烈に印象に残っているのは、ユダヤ教徒だったパウロが自ら割礼を施しているにも関わらず、「そんな事を強要したら、イエスの教えは広まらない」とした事だ。

今でも、割礼は、クリスチャンには、野蛮な行為として蔑まれている。

2000年の時を経て、エイズの多いアフリカ。割礼の習慣がある地域での感染の少ない事が注目され始める。

Neonatal Male Circumcision: Time for a Clear Recommendation?

2010 February 18

米国小児科学会(American Academy of Pediatrics)による男性の包皮環状切除術(割礼)に対する2005年の方針では、新生児にルーティンに包皮環状切除術を行うことを支持する健康上の利益のデータは不十分であるとされている。2005年以降に入手されたデータは、包皮環状切除術の健康上の利益を明らかにするのに役立つ。

アフリカのHIV陰性の男性約10,000人(年齢範囲18~49歳)を対象とした最近のランダム化臨床試験3件では、平均で1.5~2年のフォローアップ期間中、包皮環状切除術は、包皮切除していない男性と比較して、男性の異性との性交によるHIV疾患の獲得を53~60%減少させた(日本語版Journal Watch Mar 13 2007)。2つの試験では、包皮環状切除術は、単純ヘルペスウイルス2型の感染獲得を28~34%、ペニスのヒトパピローマウイルス感染の獲得を32~35%減少させた。いくつかのエビデンスから、男性の包皮環状切除術による女性の利益としては、細菌性膣疾患、トリコモナス症、およびHIVの伝播の減少があることが示唆される。

- Howard Bauchner, MD

Published in Journal Watch Pediatrics and Adolescent Medicine February 17, 2010

Citation(s):

Tobian AAR et al. Male circumcision for the prevention of acquisition and transmission of sexually transmitted infections: The case for neonatal circumcision. Arch Pediatr Adolesc Med 2010 Jan; 164:78.
Original article (Subscription may be required)
Medline abstract (Free)

Brady MT. Newborn circumcision: Routine or not routine, that is the question. Arch Pediatr Adolesc Med 2010 Jan; 164:94.
Original article (Subscription may be required)
Medline abstract (Free)


上は、そろそろ、みんなで意識を変えようよ!って事なんだけど、、、、前にも書いてるけど、的を絞ったほうが、、、エイズ一本にしたほうが、コンセンサスは得られやすいんじゃないのかなぁ。アレにもコレにも効果があるよってのは、なんだか、、、、なぁ。

まぁ、HPV に関しては、サーバリックスのおかげで、市民権を得た感があるから良いのかも知れないけど、細菌性膣疾患、トリコモナス症など、性感染症の予防は、ちょっとねぇ・・・?


さて、『ロスト・シンボル』を読んでると、“古の知恵”って言葉がよく出てくる。作品中に、具体的に科学的な実証をしている部分があるわけじゃないんだけど、“割礼”なんかも、現代科学のフィルターを通すと“古の知恵”に見えてくるから不思議だ。単なる“宗教的儀式”にしては、4000年も続いた必然性に欠ける・・・とかなんとか、言ってみれば、ますます、“古の知恵”っぽい。

ダン・ブラウンの次回作のネタとしては、こういった、宗教的儀式と現代医療のつながり・・・・なんてね。ヒロインは新進気鋭の女性医学者で。そうすると、ラングドン教授の専門分野、象徴学にナゾを隠さなくてはならない・・・。医療と宗教的儀式は、もともと、同根だから、違和感はなくなるかも。あとは、象徴だ。

ギリシャ神話では、アスクレピオスとその杖。その父のアポロン、お師匠さんのケイロンなどにまつわるものから。史実として、ヒポクラテスの時代の地中海世界の遺跡。

探せば、イロイロと出てきそうじゃん!!さらに、信憑性を担保する為に、ルネサンス以降、近代に名を馳せた医学者(ハーベイだとかパスツールだとかの時代に。このちょっと前、近代ってのがポイント)の中に秘密結社のメンバーを探したりして、、、、、ダヴィンチは解剖学者だったし。。。


何年後かわからないけど、もし、予想が当たったら、誰か、何かご褒美ください!!

2010年02月22日

リスクに基づいたスタチン療法 と 日産のサービスキャンペーン

20100222_pride%20of%20place.jpgやっと、ここまでたどり着いたかっ!!って感じ。これで、徐々にコレステロール神話が崩壊し、本当にリスクの高い人に、抗炎症薬※としてのスタチン薬を投与することが可能になるのだろう。※抗ras効果を抗炎症薬として考えるんだけど。

高感度C反応蛋白の測定と組み合わせれば、NNT が 100 以上などという、現在のスタチン薬の汚名も返上できるんじゃないかな。

思い起こせば、このスタチン薬、世の中に登場したころは、『水溶性か脂溶性か・・・』なんてショボイ性質に注目が集り、釣られるヤツがいたり、その挙句、開発者自らが「It is not science , but business.」なんて言ってみたりと、、、何かとお騒がせな薬だった。(今は、transporter でその辺は解決!)

スタチンは、武田薬品の、今は亡きセリバスタチンにより、“抗炎症薬”として認知されそうになるも、副作用により製造中止に追い込まれたことによって、あえなく頓挫。そんな時に、強力にコレステロールを下げるアトロバスタチンが登場。また、世の中は、コレステロールを下げれば、心血管疾患を予防できる・・・との方向に向かってしまったのだ。。。。

脂質代謝機構の解明という点で、生命科学には大きく貢献したスタチンだけど、脂質代謝は本来栄養学の範疇。機構が解明されても、直球ど真ん中って感じで病気の治療には役立たなかった。生命が“生きてる事”の本質にも迫る分野だから、当たり前なんだけど。

でも、今まで知られていなかった生命の仕組みが明らかになれば、その仕組みで病気を説明したくなるのは、人の子の性。。。。。人情というもの。

当時、知的好奇心が満たされたが故の結果、病気の原因として脂質代謝の平均値からの乖離(個体間のバラツキ)を“悪い事”としてスタチン系薬剤の服用を推し進めるのはいたしかたなかったのかもしれないけど、それを今でも利益至上主義の結果としてスタチン系薬剤の服用を推し進めるのは、それこそ“悪”だと言える。

栄養の代謝においては、個体間にバラツキがあるのは、生命のロバスト性を確保する為に当然の事だ。わかってみれば、何のことは無い。栄養の代謝だけでなく、同じ環境においてさえ、遺伝子の発現やプリオンの代謝だって、バラエティに富むのだ。あたかも、物理学の法則、エントロピーは増大する方向に、、、、、って事。っていうか、エントロピーを小さくする事で、生命は維持される。完璧に小さく出来ないことが、ロバスト性を生んでいるとも言えるのでは?


脂質代謝を、医学(病気治療の延長線上)から眺めている人達にとっては、なかなか認めたくない事実かも知れない。この疫学調査の結果は。

でも、そんなものなんじゃないかな。生命の仕組みは、まだまだ、とんでもなく奥が深いって事だね。

つい先日、NHK で理研の上田泰己氏をフィーチャーした番組をやっていた※。名前と研究は“理研ニュース”を読んでいるので知ってはいたのだが、どんな人物なのかは知らなかった。この番組で彼の人となりを知ることが出来て、非常に有意義だった。そして、若いのにびっくりするとともに、「科学は人類を幸せにする為の万能薬ではなく、ある時は夢を諦めさせる事にもなる」という考えに感銘を受け、ファンになってしまった。スゴイ科学者だ。そして、とんでもなく羨ましい人生を歩んでいる事に、羨望と軽い嫉妬も覚えてしまった。


※ビデオに撮ってあって、それを昨日見たのだった。インスパイアーされてしまって、今日はこんなエントリーになってしまったのでした。。。。

Risk-Based Statin Treatment

2010 February 11

幅広く推奨されている「目標に到達するよう治療する(目標到達)」ストラテジーは、National Cholesterol Education Program(NCEP)ガイドライン(http://www.nhlbi.nih.gov/guidelines/cholesterol/dskref.htm)の基盤であり、従来の冠動脈リスクファクターおよび冠動脈疾患(coronary artery disease:CAD)リスクを評価し、スタチンの用量を漸増して低密度リポ蛋白質(low-density lipoprotein:LDL)コレステロールの目標を到達するよう追求する。コンピュータによるシミュレーションモデルを用いて、2種類の異なるストラテジーによる5年間のスタチン療法が生涯にわたって与える効果が推定された。


目標到達ストラテジー(標準ストラテジー、もしくは選択するか随意の強化治療(optional intensification)に関するNCEPガイドラインに従い、スタチンを処方する強化ストラテジー)

リスクに基づいた単純なアプローチ(CADリスクが5~15%の患者にはsimvastatin 1日40mg、15%を超える患者にはatorvastatin 1日40mg、用量調節は行わない)
心筋梗塞の既往のない患者100万人(年齢範囲30~75歳)をモデル集団とした。分析では、ストラテジーにかかわらず、患者の約70%は同様の治療を受け、14%はリスクに基づいたアプローチでより強度の高い治療を受け、17%は強化目標到達アプローチでより強度の高い治療を受けることになることが示された。しかし、リスクに基づいたアプローチの方が、強化目標到達アプローチと比較して、より多くのCADイベントを予防する(治療患者数1,000あたり62対15)。

コメント:リスクに基づいた単純なアプローチでは、スタチン投与を受ける人がより少なく、より多くの有害心イベントが予防された。これは、CADリスクは高いがLDLコレステロール値が低い多くの人が、このアプローチでスタチン投与を受けることになるためであると説明される。反対に、NCEPのアプローチは、より多くの人(LDLコレステロールは高値だが心リスクの低い人)がスタチン投与を受けることにつながる。このシミュレーションモデルから、妥当な、そしておそらくより良い選択肢は、用量漸増を行わず、CADリスクのみに基づいてスタチン療法を実施することである。2009年、米国で未治療の高脂質血症の有病率が高いことに関してコメントしたエディトリアル執筆者も、同様のストラテジーを提案した(日本語版Journal Watch Dec 17 2009)。

— Richard Saitz, MD, MPH, FACP, FASAM

Published inJournal Watch General Medicine February 11, 2010

Citation(s):

Hayward RA et al. Optimizing statin treatment for primary prevention of coronary artery disease. Ann Intern Med 2010 Jan 19; 152:69.
Original article (Subscription may be required)
Medline abstract (Free)


さて、話は変わって、愛車 GT-R 、昨日は日産のサービスキャンペーンのお知らせに従って、無償の修理を受けてきた。

トヨタが悲惨な目に逢っているこの時期だからこそ、出来た事なのかも知れない(って、担当氏も冗談交じりに言ってた)。

先週金曜日の夜、ディーラーの担当者から連絡を受け、日曜に作業予約し、1時間ほどの処置を受けてきたわけだが、不具合やミスは、素直に認めて対処してくれると、こっちは、大変、気持ちいい!!

(・∀・)イイ

トヨタに何があったのかは知らないが(一部では、民主党の沖縄基地対応に対する報復ともいわれている)、プライドがあったが故、こんなになってしまったのかもしれない。

自分にミスはないというプライドが。

LDL-コレステロールと心血管系疾患の因果関係を、意固地になって主張し続けると、トヨタになっちゃうかもよ!!

2010年02月12日

レギオン(Legion)とレジオネラ感染症と

20100212_Legion.jpgこの病原菌は、Legionella pneumophila(レジオネラ・ニューモフィラ)という名前で、在郷軍人(Legion)と“肺を好む”(pneumophila)ということにちなんで命名されている。


レギオン(Legion)と聞けば、ローマの軍団(の主力である重装歩兵)レギオンを思い出すのは、ローマおたくちゃんの証!ギリシャの重装歩兵ファランクスとは呼び名が違う。

強いのは、もちろん、レギオン。

ファランクスは、指骨(phalanges)として解剖学用語に、ファランクス (Phalanx)アメリカのレイセオン・システムズ社製、艦艇用近接防御火器システム(CIWS) Mk.15の名称として、その名を残しているとのこと。

さて、レジオネラ菌、ローマの重装歩兵レギオンのように、強いのか??

私の好きなテレビドラマ《ドクター・ハウス》では、診断に迷うようなシーンで、その名前が出てくることがあった。

教科書的には文明病などと言われている。1/3に下痢、嘔吐、腹痛が、1/2に中枢神経症状が出るらしいが、原因は不明。同じ菌により、熱しか出ないポンティアック熱ってのにもなるそうだが、こちらも、同じ菌で、一方では肺炎を起こし、一方では熱しか出ず治癒する理由も、わかっていないそうだ。


でも、文明病なんて言われて、尚且つ、重装歩兵なんて言葉と関係があるなんて、なんだか、R35 GT-R をイメージしてしまう。私の中では、レジオネラ菌のイメージは、R35 GT-R ・・・・なんだよねぇ・・・これがっ!

車をイメージしてしまう、もう一つの原因は、ポンティアック熱。ポンティアックって言やー、私らの世代なら、ポンティアック・トランザム!!アメ車の代名詞ってくらい、コテコテのアメ車っ!イタ車じゃないよ!!いや、ある意味、この中古車は一部のヤンキー御用達だったから、イタ車かもしれないけど、、、、。

ポンティアック・トランザムも、強かったよぉぉぉぉぉ!なんたって、ナイト・ライダーだからねぇ!マイケル・ロング刑事に向かって、喋るんですぜ!!ガンダム世代には、わかんねぇだろうなぁ~~~~!


おっと、脱線。


いや、私、実際に見たことないから、そんなイメージをつけるしかないんですよ。処方箋からじゃ病名わかんないし、そもそも、発病すれば入院しちゃうもんなのか、、、そんな事すら知らないし。。。。専門誌や論文雑誌読みながら、想像を巡らせているわけだ。


レジオネラ菌と症状の関係がわかんないのは、いまだに、微生物と宿主(ヒト)との分子レベルでの相互作用がわからないことだらけだからだ。現在進行形で、新しい知見が報告されている。


ちなみに、インフルエンザウイルスと宿主の関係でも、、、、


遺伝:インフルエンザの感染性にかかわる宿主因子

Nature 463, 7282 (Feb 2010)

A型インフルエンザウイルスが肺上皮細胞株で複製するのに必要なヒトの宿主因子を、2つの研究チームが全ゲノムRNA干渉スクリーニングを用いて同定した。

Königたちは、インフルエンザウイルスの複製に必要な295個の宿主遺伝子を特定した。そのうち、219個は野生型ウイルスの効率的な増殖に必要であり、23個はウイルスの侵入に必要である。

またKarlasたちは、ウイルスの複製に影響を及ぼす287個の宿主遺伝子を見つけたと報告している。

また別の解析を行った結果、そのうち168個(59%)を阻害することで、地域的な流行を起こすA型インフルエンザウイルスH1N1株(119個)、または、現在世界的な大流行を起こしているブタ由来A型インフルエンザウイルス株(121個)の増殖が抑制され、両者の60%が重複することが確認された。

これらの研究により、インフルエンザウイルス感染の治療に使われる宿主因子を狙った抗ウイルス薬の標的となりうるものが非常に多数になった。


と、ウイルスでもこうなんだから、もっと複雑なバクテリアでは推して知るべしだろう。

さて、強い車、速い車は、ヒトにドパミンを出させる効果がある。

愛車 GT-R のあの強烈な加速は、、、、ヤバイっ。でも、そのうち、慣れてしまう。麻薬の耐性と同じだ。

私は、Cピラーの形状にもやられてしまった為、加速に慣れても、愛着が失せる事は無いんだけど、加速だけの薬理作用でやられてしまった人は、慣れてしまえば、もっと、強い薬・・・もとい、車に変更しなくてはならなくなる。


耐性を克服できる手段があれば、愛車を長ぁ~く愛せるはずだし、なにより、お財布に優しい。。。ということは、家庭円満・・・・・!?


ところで、ベンゾジアゼピン依存の仕組みがわかったようだ。「α1サブユニットをもつ受容体を活性化しない、サブユニット選択的なベンゾジアゼピン類ならば、依存症を生じない可能性を示唆している」と。でも、これって、臨床的に“抗不安薬”として使えるのだろうか???

ドパミン分泌させてなんぼって事なんじゃないの?

ただ、神経活動だけが抑制される・・・・って状態、やる気が無くなり、ただ、生きているだけ・・・・って状態を想像しちゃうんだけど・・・・、間違ってるのかなぁ??


あっ! GT-R で、ドパミンが出ることによる依存が形成できれば、愛車を長ぁ~く愛せるのかぁ??待てよ!加速に飽きるって事は、耐性ではなく、依存が形成できない・・・・・現象なのか?

薬学:ベンゾジアゼピン依存性が生じる仕組み

Nature 463, 7282 (Feb 2010)

向精神薬のベンゾジアゼピン類は、臨床や快楽追求目的で広く使われている。

この薬は短期的には安全で効果的と考えられているが、一部の人には依存症をもたらすことがある。

これまで調べられている依存性薬物はすべて、中脳辺縁系でドーパミン濃度を上げることで作用し、腹側被蓋野で適応的なシナプス可塑性を誘発する。

今回新しい研究が行われ、GABAA受容体への結合により作用するベンゾジアゼピン類も同様に、ドーパミンニューロンの近傍の介在ニューロン上にある、α1サブユニットを含むGABAA受容体の正の調節を介して、腹側被蓋野のドーパミンニューロンの発火を増すことが明らかになった。

これにより、ドーパミンニューロンで薬物誘発性のシナプス可塑性が生じる。この知見はまた、α1サブユニットをもつ受容体を活性化しない、サブユニット選択的なベンゾジアゼピン類ならば、依存症を生じない可能性を示唆している。

Articles p.769

News and Views p.743


さて、現代に“レジオネラ菌”と言う名前が存在するのは、元をたどれば、カエサルがいたからだともいえる。カエサルがローマの共和制をぶっ壊し帝政にした事で、レギオン(Legion)の名が轟く事となったからだ(ほんとか?)。

カエサルはルビコン川を越える時「サイコロは投げられた」。口ばっかりの小カトーを筆頭にした元老院と元老院派の石頭連中に担がれたポンペイウスとの内戦に勝利し、エジプトでクレオパトラとねんごろになった後、小アジアの反乱分子ポントゥスを滅ぼした際ゼラという町から、ローマに宛てて書いた戦闘の勝利を伝える手紙「来た、見た、勝った」(Veni,Vidi,Vici.)。死ぬ時ゃ、「ブルータス、おまえもか」。。。。

う~ん、カッコよすぎ!!

ローマの軍団の主力、重装歩兵レギオン(Legion)は、カエサルに率いられることで、その力を見せつけ、(敵対する)人々を恐怖のどん底に落とした。。。。

そして、名を残した。(もしかしたら、カッコ良さだけで、名を残したのかも知れないが・・・・)


あのスパルタが、都市国家から帝国主義に路線変更できていたら、今頃、レジオネラ菌は、ファランケラ・ニューモフィラだったりして!

2010年02月03日

初の純国産インフル治療薬 第一三共が承認申請

20100203_VaticanMuseumStaircase.jpg前回のエントリーでは、一般紙やテレビニュースで医療関連の情報は「100害あって一利なし」と言い切った。ちょうどイイ例があるので、ネタにする。

下に引用する共同通信社の記事中の文章、「CS-8958は新型インフルエンザや鳥インフルエンザへの効果も期待できるという。」というのが、それだ。

CS-8958は、シアル酸アナログだから、新型インフルエンザや鳥インフルエンザへの効果も期待できるのは当たり前。特異性なんて、ほとんど無い。っていうか、特異性があったら、ヒトの側のシアル酸に多型が存在するってことになっちゃうし。で、さらに、この表現じゃ、タミフルやリレンザが効かないというような意味に取れるが、ハッキリ言って、ほとんど差は無い。

そもそも、効果があるとかないとか言う表現が、全く非科学的。

そもそも、インフルエンザはほぼ5~7日で自然治癒する疾患(一部の体質のヒトを除いて。この体質は不明。いわゆる虚弱体質とは関係なし)だし、新型というのは、ヒトに感染できるタイプのウイルス遺伝子を、人類が細かく分類できるようになってから、初めて“遭遇する”ってだけの事で、新型だから強毒性というわけじゃない。強毒性化は、従来のウイルスでも同等に変異の頻度をもっている。

そもそも、鳥のH5は特別な例外(ヒトの側 and ウイルスの側の因子)を除いてヒトには通常感染しないし、H1 のウイルスはヒトには原則的には感染しない。これは鳥の細胞表面にあるシアル酸の立体構造がヒトの光学異性体になっている為だ。

“突っ込み”は引用の後にも続けるが、とりあえず、この記事を読んだ人が感じるであろう事は、以下のようじゃないのかな?

・インフルエンザという病気は、治療薬を使用しないと治らない。
・CS-8958は、タミフル、リレンザとはかなり違う画期的な治療薬である。


とんでもない誤解である。

2010年2月2日 提供:共同通信社

 第一三共は1日、インフルエンザ治療薬「CS-8958」を国内で製造、販売するため厚生労働省に承認申請したと発表した。承認されれば、研究段階の創薬から自社で手掛けた初の「純国産」治療薬となる。2010年度中の発売を目指す。

 現在主流の治療薬である「タミフル」と「リレンザ」、さらに塩野義製薬が日本での開発を担当し1月27日に発売した「ペラミビル」(商品名ラピアクタ)は、いずれも創薬は海外の製薬会社が手掛けている。

 これに対して、CS-8958は創薬から開発、製造、販売まで一貫して第一三共が担う。タミフルやリレンザが5日間続けて服用する必要があるのに対し、CS-8958は1回の服用で済む特徴もある。ペラミビルも1回で済むが点滴薬で、専用器具を使って粉末を吸い込むCS-8958とはタイプが異なる。

 CS-8958は新型インフルエンザや鳥インフルエンザへの効果も期待できるという。

 第一三共は、CS-8958をインフルエンザの治療だけでなく予防にも使えるように臨床試験を実施中。海外での販売も目指してオーストラリアの製薬会社と共同で試験を進めている。


ザナミビルとCS-8958の構造の違いをご覧頂こう。

20100203_CS-8598.gif

ハッキリいって、ほとんど差が無い。この程度の違いであれば、既存薬の耐性化を回避できる程度だろう。それとて、時間の問題だ。(単なる偶然で耐性化ウイルスの出現を許さない場合もあるだろうけど、宇宙的な確率)

20100203_T-705.gif左は、富山化学の抗インフルエンザウイルス薬 T-705 の構造だ。これは、ご覧の通り、ピリミジン塩基の骨格を持つアナログだ。当たり前だけど、RNAポリメラーゼを阻害する。画期的というのなら、100万倍もこちらの方が、スゴイ。(凄さをマスコミ的表現を使ってみました。なんとなく、わかりすい事に、驚きです。。麻薬並み、こんな“非科学的”な表現、中毒になりそうです)

もっとも、ヒトRNAポリメラーゼまで阻害しちゃったら、それって、、、、、抗がん剤と一緒ジャンって・・・・心配する人がいるかも知れないけど、そんな心配するなら、ヒトの60兆個の細胞表面にあまねく付いている糖鎖のひとつであるシアル酸をターゲットにするアナログの未知の恐怖にも怯えねばなるまい。シアル酸の機能がわかっていないんだからね。

あっ!インフルエンザウイルスが感染する為に存在しているわけじゃないよっ!シアル酸!

細胞表面に発現する物質は、細胞間の情報伝達を担っている。シアル酸はまだわかってないだけって事。そのリガンド(メッセンジャー)の情報伝達を偽者のタミフル、リレンザが途中で中断しちゃう!異常行動との因果関係を100%否定できない理由にもなるかな?!

それに、画期的っていうなら、インフルウイルスRNAに対する miRNA を治療薬として開発するのが、現時点で理論的に最高の画期的な薬剤っていえるんじゃない?特異性という面からも、予防的にも使えるし。まぁ、未知の副作用は、どれも似たり寄ったり。それほど、現代医学とて“生命の仕組み=生きている”ことの理解が浅いのだけど。


どちらにしても、自然治癒するインフルエンザで、抗がん剤にも匹敵する副作用があるかもしれない薬を使おうとしている事には、驚きを隠せない、ワタシ!でも、こんな事を非人道的って指摘するマスコミ人は皆無だ。ただし、科学の進歩と言う面からみれば、戦争にも匹敵する非人道的な医薬品開発は、必要なのかも知れない。まっ、副作用が出なけりゃ、結果オーライって事は、全ての医薬品に共通のことだけど。だから感覚麻痺に陥っているともいえるんだけど。。。


インフルエンザと言う病気は、本来、狂犬病と一緒で、予防が一番。治療は、原因療法に見えて、ほんとは対症療法なみ。

発熱して、受診する頃には、ウイルス量はピークを迎えているという事実がその理由だ。CS-8958は、予防にも使えるように臨床試験を実施中とのことだが、この手の薬の使い方としては、ベター。メーカーは上手に開発を行って欲しい。


さて、もっとも、気になるであろう『有効』と言う表現に話を戻すが。。。。

科学的ではないというのは、何を以って有効とするのかを示していないというところだ。例えば、カール・ルイスは速いというのと同じ。

人が『カール・ルイスは速い』と聞けば、誰か他の走者(人間)が相手だと無意識に“想像”する。でも、実際には競争相手を示しているわけじゃない。ホントは、動物のチーターと走ったのかも知れない。

「インフルエンザに効く」って聞けば、これを飲めば、誰でも確実に100%すぐに治り、死ぬような事は無いって思うんだろう。

とんでもない勘違いだ。タミフル・リレンザ同様、重症化して死にいたるリスクを回避できる証拠はどこにもない。


報道記事は、「発熱期間、4日間が3日間に短縮できる効果を持つ」とハッキリと書かねばならないのだ。


ところで、MMJ 2010年1月号の巻頭に東京女子医科大学名誉教授 岩田 誠 氏の文章があるんだけど、マスコミの科学的思考力の無さを痛烈に批判している。(いいぞっ!いいぞっ!)インフルエンザに関する馬鹿丸出しの表現に、いたくご立腹の様子なのだ。

例えば、「新型インフルエンザでは、小児喘息患者では重症化することが多い」に対し、“多い”は何に対してどれくらいの率で多いのかをハッキリせよ!とし、「新型インフルエンザで死亡した患者数が100名になった」に対しては、不安を煽る以外に何の意味も無いと断言し、数字に意味を持たせるなら、その母集団となる罹患患者数(症状が現れて、しかも受診した数)を示し、正確な死亡率を、季節性のそれを対照としてと同時に示すべきだ!としている。

私が思うに、マスコミの連中は、ニュースを伝えるのに小説の類と同じ表現方法しか取れない。。。結局、文系の人達の限界。無意識のうちに、読者、視聴者の感情に訴える方法を取ってしまうのだろう。客観的な事実を示す方法を学んできていない。ここが、理系人間と、根本的に違うところなんだと思う。(いや、理系の人間でもマスコミに席を置くと、朱に染まるんだけど・・・結局、お金・・・かっ?)

もひとつ、日経メディカルオンラインでは、こんなタイトルのブログ記事があった。

『勘違いしていませんか? ワクチンの「有効率」』

執筆者は、「ワクチンが「有効」と判定された場合、単純に「打っておけばその病気に(絶対)かからないこと」を意味すると思っていませんか。実はそうではないんです。」と書いている。先日のNew England Journal of Medicine誌に、申請中のロタウイルスワクチンに関する論文が発表されたので、ネタにしたと書いているのだが、、、

医療従事者でも、このような勘違いをしている・・・・・(のか?でも、このサイトは有資格者限定だから、一般の人は閲覧できないはず・・・・・?)


ワクチンの臨床試験がわかりにくい理由のひとつには、統計学の理解しづらさがある。それも大きな理由だし、文系の人が“印象操作に走る原因”にもなっている。

私は、もう一つの大きな原因は、“人道面”を考慮せねばならないため、わかりやすいプロトコルを組めないところにあると思っている。みんな思っているんだけど、口に出せないんだろうなぁ!

ロタウイルスワクチンに関する論文でもそうなんだが、治験参加者をワクチン接種群と対照群に分ける。エンドポイントは、重症胃腸炎=「通常より緩い便が24時間以内に3回以上」と定義される下痢が出現した場合。ここまではいい。だけど、それ以降は、自然感染にまかせて、経過観察、後、罹患患者の数を比較しているのだ。

結果、ワクチン群の98.1%は重症胃腸炎にならず、一方で、ロタウイルスワクチンを飲まなくても95.1%は重症胃腸炎にならなかった。。。。。「なんだよ、それ?ワクチン飲んでも飲まなくても、普通に生活している分には、意味無いじゃん」って思うでしょ??これをRR(相対リスク)で表すと、1.9%÷4.9%=0.388、RRR(相対リスク減少)=1-RR=1-0.388=0.612となる。

ワクチンの有効率(エフィカシー)は通常、このRRRをパーセンテージにしたもの(61.2%)で表される。

これは、「ロタワクチンを服用したら、服用しなかった場合に比べて、重症胃腸炎が起こる可能性が61.2%減る」、言い換えると「仮にロタワクチンのない状況で、ロタウイルスによる重症胃腸炎になる人が100人いた場合に、その100人がロタワクチンを飲んだとしたら、ロタウイルスによる胃腸炎が61.2%減って38.8人になる」という意味だ。


なんだか、わかったような、わかんないような、、、、、

これをわかりやすくする方法は、治験参加者をワクチン接種群と対照群に分ける。そのあと、病原体であるロタウイルスを全員に飲ませる!!

これで、ワクチン群と対照群で、重症胃腸炎を発病した人の数を比較すれば、直感的で、誰にでも、ワクチンの効果が良くわかるはず。しかも、プラセボの対照群が100%発病する量を投与できれば、もっと良い!!


おっと、完全に暴走してますね。私、、、、


ところで、インフルエンザウイルスなどを扱う病原微生物学では、細菌やウイルスを分類することから、学び始めるわけだが、、、、

なんというか、この分類方法は、イロイロあって、かなり統一性が無い。。。パスツールやコッホの時代に花開いた、近代医学の最初の花形分野で、研究者も百花繚乱、、、

いや、最初から、ヒトにとっての“病原性の強さ”のみで分類しておけばよかったものを、免疫学的に分類してみたり、物理化学的に分類してみたり、、、、と、いろいろやっているおかげで、、、、、

たとえば、赤痢菌属と大腸菌属はDNA-DNA分子交雑法では両者を区別することができず、遺伝子に基づく分類学上ではこれらは同種という位置づけになるワケだけど、今、一般庶民だって、大腸菌と赤痢菌が違う菌だってくらいは知っている。


何をいいたいのかと言うと、、、、


たとえば、インフルエンザウイルス、、、、、強毒性に変異したら、名前を変えれば、、、っていうより、別のウイルスって事にすれば、一般庶民も、マスコミに扇動されてパニックなんぞ、起こさなかったのではないか・・・・・?と、思うわけだ。

マスコミが、こんな調子で、門外漢の知ったかぶり、無知、頓珍漢な科学的非常識を、未来永劫、繰り返すだろう事は“本能”だから仕方が無い。それよりも、理系の人間が、、、いや、医療に限って言えば、誤解されそうな所は、関係者が、片っ端から、修正して言っちゃうってのは、どうだろう?


シロウトが、ワクチンが余ったって話に、「それみろ、税金の無駄遣い」とか「騒ぎ過ぎ」、あるいは、「歴史を勉強しろ!インフルエンザは死ぬ病気だぞ」みたいな、無意味な論争を繰り返さなくてもすむ。。。。。(しかし、「インフルエンザは死ぬ病気だぞ」ってシロウトの意見をネットで見たときは苦笑した。ひどいねぇ。普通の風邪だった死ぬ病気っていえるじゃん。これじゃ、全ての病気におびえなきゃならない・・・)

インフルエンザウイルスが強毒性に変わった時点で、呼び名を変える。というか、新種のウイルスが出現したってことにすればよい。ゴジラウイルスとか、すげぇ~強そうな名前に!!

インフルエンザのままにしておくから、デマ、風評、扇動のネタにされる・・・・・・?


ん?まてよっ??楽しんでんのかぁ?ヤツラは・・・・・・?じゃ、ほっとくかっ!

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