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2007年03月19日

地方国立大「存続ムリ」 競争型の交付金案牽制

20070319_college.jpgどうして、名ばかりの“大学”を存続させなきゃならないんだ??

ろくな研究もしてないような大学を存続させておく事の方が、よっぽど“税金”の無駄遣いだろう!!

この記事は、論調からも察しがつくように“朝日新聞”だ。

『地方の学生は、学費の安い国立大学に入学しづらくなり、“不平等”だ』と言いたそうな文章だよね。そして、それは“悪い事だ”と。いかにも軽薄な偽善者朝日新聞の主張しそうな事だ。


研究費は優秀な大学に集中させる。

日本が国際的な競争力を持つ為にも(インドや中国に飲み込まれない為にも)、当然の事だ。

地方の優秀な学生が、優秀な大学の入試に合格するも、通学や生活費が枷になって断念せざるを得ないなら、その学生の生活費を支援してあげれば良い。優秀な大学は、学生寮を完備させ、寮費を国費で賄えば良い。

ろくな研究成果も上げられない国立大学を維持する費用より、よっぽど、少なくて済む筈だ。

優秀な大学は、益々、優秀になり、特色のある大学は益々特色が出て、平均的な金太郎飴的大学は淘汰される!!こんな理想的な大学教育を迎えられるのに、朝日新聞は、どうしてこんな事すら、言えないのだろう。

いや、言えないのではなく、言わないのだ。これを言っちゃうと、国民の味方、弱者の味方を演じられなくなっちゃうからね。

目先の、表面的な“平等”に目を向けさせる・・・・50年も100年の前の日本だったら、そんな事を主張する新聞もあっても良かったのだろう。

でも、現代において、朝日新聞の論調は、アナクロニズムと言わざるを得ない。

もしかして、優秀な大学は益々優秀になり、そこに集まる学生は益々優秀になり・・・ってことは、学生間の学力の“格差”を生む。不平等社会を助長する・・・って論法なのか!!(学生寮の補助も、不平等とか言いそうだよな)

だとしたら、アナクロニズムなんてもんじゃなく、将来を無視した“派茶目茶”な論法だ。みんな仲良く、落ちこぼれは作らず、“格差”のない社会を目指しているのなら、それはまさに共産主義思想だよ。資本主義的な国の発展は有り得ない。(あっ!何時ぞやの中川政調会長の発言じゃないけれど、もしかしたら、朝日新聞は、将来の日本を中国の属州にしたいのか?!??それなら、この論調も納得が行くぞ!!)

地方国立大「存続ムリ」 競争型の交付金案牽制

2007年3月18日(日)19:07

 日本の半分の県から国立大学が姿を消しかねない――。国立大への国の運営費交付金の配分方法について、経済財政諮問会議の民間議員が「競争原理の導入」を提言したのに対し、文部科学省がこんな試算をまとめた。国立大の危機感を背景に一定の前提を置いて計算したもので、諮問会議側を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。

 発端は、日本経団連の御手洗冨士夫会長ら民間議員4人が2月末の諮問会議に出した提言。運営費交付金が、学生数や設備などに連動して配分されている現状に疑問を投げかけ、配分ルールについて「大学の努力と成果に応じたものに」などとの改革案を示した。

 3月上旬に都内であった国立大学協会の総会では、学長らから悲鳴に近い訴えが相次いだ。「日本の大学教育がほろびかねない」「地方の大学は抹殺される」

 このため文科省は、競争原理を導入した際の各大学の交付金の増減を試算した。研究の内容や成果に従って配分されている科学研究費補助金(科研費)の05年度獲得実績に基づいて計算すると、全87校のうち70校で交付金が減り、うち47校は半分以下となって「経営が成り立たなくなる」(文科省)との結果が出た。国立大がなくなるとされたのは秋田や三重、島根、佐賀など24県。私立大も少ない地方が多く、地元大学への道が狭まりかねないとする。

 文科省は最近、国立大に対する補助金に「競争的資金」を増やしてきた。科研費のほか、世界的な研究拠点を目指す大学に対する「21世紀COE」などがある。その文科省も運営費交付金については「人件費や光熱費などをまかなう、人間で言えば三度の食事のようなもの」として、大幅な見直しには否定的だ。

 諮問会議の民間議員は改革案を6月ごろに閣議決定される「骨太の方針」に盛り込みたい考えだ。今後、国立大側が反発を強めるのは必至で、議論は紛糾しそうだ。


さて、学力の格差を生み、優秀な大学は益々優秀に・・・ってなるなら良いのだけど、制度を変えたら、軒並み学力のある学生が集まらなくなってしまった(偏差値を下げる事になった)改革がある。

知っている人は知っているが、知らない人は全く知らない事だと思うので、現実を知らせたいと思う。

それは、薬学部の6年制だ。これにより、最大で“7”偏差値が下がった大学が出現した。それ以外の大学でも“5”下がっている事は当たり前の状況だ。2005年度と2006年度の比較だから、4年制と6年制の制度によるものと考えて、ほぼ、間違いない。

4年制の頃の薬学部は、最低でもほぼ50以上だった偏差値が、6年制移行後、40台前半、酷い所は30台に落ち込んだ大学が2桁に膨れ上がり、定員すら満たせてない大学もあるらしい。

しかし、こんな事は、業界の人間なら誰しもが当初から予測してた事だ。薬学部に集まる優秀な学生が他学部に流れてしまうであろう事は。(それを否定していたのは日本薬剤師会だけ。馬鹿だねぇ。薬剤師の資質向上を“本気”で考えるなら、国家試験の受験資格を他の理系学部にも解放するしかないのは、その時から言われてたのに、頑なに薬学部に拘って、このザマだよ)

だから、私は、以前から6年制への移行に、文部科学省や厚生労働省も同意したのは、処方箋の再使用制度導入による医療費抑制が“真の目的”だと睨んでいた。(事情をしらない一般の人には、6年間勉強した薬剤師って説明が手っ取り早いし)しかし・・・・


こんな実態を隠し通せるわけがない。


6年制に移行したら(薬学部の新設も多い事だし)、レベルが下がったという大学があっても、それと同じくらい、レベルが上がった大学が増えているなら(他学部にいく筈だった優秀な学生が薬学部に流れ込んできたなら)、やがて、アメリカのように、慢性疾患の薬剤師による経過観察と処方箋の再使用制度が現実的になるって考えたのだが、この現状じゃ無理だ。

受験生を持つ親世代が一巡したら、薬学部へ行く学生は“全国高校生の平均以下”という認識が広まってしまう。

そんな薬剤師に、経過観察をさせるなんて、国民が納得するわけがない。

というわけで、よほどの事がない限り処方箋の再使用制度はそれこそ“経過観察”だ。


となるとどうなるか?


薬剤師による“医療費抑制”が望めないなら、現在の大問題である“産婦人科・小児科医不足”に対処するため、国家予算レベルの医療費の分配は、薬剤師を減らし、その分を産婦人科・小児科医に割り振るしかなくなる。

当然だ!!(国民が薬剤師を必要としてくれて、消費税アップを快く認めてくれるのなら、薬剤師分は減らされないだろうけど、それは、ちょっと有り得ない)


というわけで、今後も、6年制を強引に進めるとしたら、私の予想は、もう一つの方に修正しなきゃならない。

それは、薬剤師免許に“屋上屋を架す”というもの。(これは、私個人としても、以前から熱望していたものである。頑張った人が報われるようにという意味で)

例えば、『癌幹細胞が癌再発と関連』でも触れた、がん専門薬剤師。抗癌剤が処方された処方箋調剤を、がん専門薬剤師がいる施設(病院、薬局)に限定するって法律に改正するってこと。糖尿病専門薬剤師においてもしかり・・・と。(ただ、認定するだけで、何の役にも立たない“専門家”じゃ、マスターベーションだけど、制度とセットなら、俄然、存在意義はでてくる)

こうすれば、平均的な薬剤師の質が下がっても、クリティカルな場面での医療の質は保てる。逆に言えば、医学部、歯学部と違って定員の野放し状態の“薬学部”卒(=薬剤師免許持ち)には、質を担保するための淘汰が必要で、その為にも、都合が良い。

現行の薬剤師免許は、調剤テクニシャンの扱いになれば、本当の意味で薬剤師の質を保つ(向上するかどうかはわからないけど)事は達成できるし、非専門薬剤師の技術料を安くすれは、医療費も抑制できる訳だ。
 
 
 
ところで、ここのところ、私のエントリーに薬剤師会ネタが無いのは、この団体に未来はなく、口で言ってもどうにもならない事が解っちゃったから、すでに『どうでもイイヤ、関係ないし』って事で、相手にしてないんだけど、日本経済新聞社が無料で配布している“日経DI”って雑誌を休憩時間にパラパラ捲っていたら、見過ごせない、ある記事が掲載されていたので、この文章を書く切っ掛けになってしまった。

それは、日本薬剤師会の“無責任(と感じられる)”この上ない態度についてなのだが。。。日本薬剤師会副会長の肩書での某氏の談話だから、日薬の姿勢と言う事と理解して全文を紹介する。(尚、※は、私のコメントです)


 『薬学教育への6年制導入後、薬学部への入学志願者が大幅に減ったと聞き、実に残念な話だと思っている。※1

 日本薬剤師会では長年、薬学教育への6年制の導入、すなわち「薬学教育改革」を希望してきた。※2 医薬分業の進展により、病院や地域薬局で働く薬剤師の仕事の質が変わり、幅が広がってきている。医療の担い手の一員たり得る薬剤師を養成するためには、4年では足りず6年間の教育が必要になる。※3

 しかし、ここ数年の「薬科大学ブーム」による大学数の増加は、全くの想定外だった。※4 全体として偏差値が下がった事も気掛かりだ。一般論として、偏差値の極端に低い大学には、勉学意欲の低い学生が多い可能性がある。※5 人の命を預かる医療人は、基本的な問題解決能力を備えていることに加え、日々、進歩する医学について生涯、学習を続けなければならない。※6 その資質に欠ける学生を入学させているならば、結果として薬剤師全体のステータスの低下につながる恐れが出てくる。※7

 大学数が増える事で自然淘汰が起こり、薬剤師の質が向上するという見方もあるが※8、教育には自然淘汰という考えはなじまない。※9 教員や実務実習先の確保ができず、十分な教育を行えない大学が出てくる事も懸念される。※10 学生のためにも、大学カリキュラムの第三者評価をしっかりやってもらいたい。※11


※1:こんな事は予想できる筈。

※2:『悲願』って言葉を使ってたよ!日本薬剤師会だけだよ!この言葉を使ってたのは。

※3:年限が足りない根拠が示された事は、一度も無い。しかも、それまでは4年制でやっていて不都合はなかったし。医学の進歩とかいう言葉で誤魔化そうとしているけど、薬剤師の仕事なんて30年前と変わり無いし、知識の量の事を言っているのなら、生涯学習が必須であって、大学で学ぶ期間は問題ではない。6年間大学に行ったとしても、5年も放っておけば、元の木阿弥でしょ。

※4:自らの情報収集能力の無さを証明しています。自分達の我が侭=悲願が達成されたら、後は他人事のような表現を使ってるところが、許せません。

※5:可能性ではなく事実です。

※6:ホーラ、重要なのは6年制ではなく、生涯学習だと自分から言っているじゃないですか!そして、それは当然の事です。

※7:本音が出ました。6年制はステータスの為です

※8:これは、有り得ません。偏差値が“向上”する方向で人数が増えれば、このテーゼは肯定されますけど、偏差値が下がったら学生数が増えても質は下がります。ダイヤモンド原石の絶対数が多ければ、磨かれ光るけど、石ころばかりじゃ光ようもないのと同じです。だから、こんな事を前提にして、それを否定する事で、テーゼを肯定するなんて“詭弁”を使わないで頂きたい。

※9:意味不明です。

※10:これも想定内だけど、、長くて半年の実習に意味があるのか?やるなら、4年制で免許を取らせ、今の医学部みたいに2年間の実務実習を必須化し、その上でそれ以降の免許の効力を認めさせれば良い。要するに、最初の免許は、2年間の限定免許で、実習を終えて限定が解除される。そんな感じにすれば良い。それに職場では、戦力として使えるし、教え甲斐もある。新人薬剤師もこの方が実務実習に身も入る筈。なんたって、給料を貰うんだからね。

※11:こんな事態にした張本人は、日本薬剤師会さん!貴方ですよ!その無責任なものの言い方は、なんとかなりませんか!


と、まぁ、こんな具合である。

『悲願、悲願』と呪文を唱え、自分達の我が侭を通した後に、非常に都合の悪い状況を招いてしまったわけだが、これを詫びるでもなく、『世の中がイケナイんだからね』と開き直り、自分達の責任を回避しようとする態度は、まるで子供のようだ。

インターネット利用によるオンライン保険請求事務が開始されたら、その存在すら必要無くなる事は、これで決まったようだ。憐れなり、薬剤師会・・・・。しばらくは厚生労働省当局からの事務連絡だけが、存続理由になるだろうけど、若い世代の情報収集がネット依存型に切り替わった時、息の根が止まる・・・・・って事かな?


私はアカデミック学部の大学教育は、『入るは易く出るは難き』が良いと思っている。それは、勉強するかしないかは、その結果が純粋に自分に跳ね返ってくるだけだからだ。だから、安易な学位を授与しないためにも、それが良いと思っている。

しかし、薬学部は国家試験受験資格がぶら下がっている。そこでは、勉強するかしないかは、学生自身だけに跳ね返ってくるわけじゃない。職業としての質の低下は、国民的な損失に繋がるからだ。(もし、本当に薬剤師の“質”というものがあるとしたならば・・・だが。)

2007年03月06日

p53 がん抑制遺伝子、「悪役」に

20070306_asura.jpgp53 の背反する作用が発見された!といくつかの新聞が報じている。が、、、
近々の研究結果より見え始めてきた“遺伝子”という概念の変更すら迫られる知見から考えると、特別に驚くべき事じゃなく、これは当たり前の結果だとも言える。

それはいいとして、この発がん過程(というより生命活動)の主役級のキャラクターである p53 の相反する作用(正義の味方が悪の大魔王だった)という事を、朝日新聞が取り上げている事には“驚いて”しまった(笑っちゃった)。

というわけで、このエントリーを“朝日系列”の墓穴堀りに対する突っ込みエントリーにしようか、純粋に生命科学の驚きを紹介するものにしようか、迷ったんだけと、その両方で行く事にした次第だ。

さて、朝日系列(新聞、テレビ)は、悪人を作って正義の味方を演じる事に徹している(お家芸、伝統芸能とも言う)訳だが、その為に、シナリオの登場人物には“固定”したイメージを与える事を常としている。(嘘は言わないが、別な側面を恣意的に知らせず、印象を操作する)

『中国はカワイソウ、日本は悪者。韓国は犠牲者、日本は非道』というのが、その最たるもので分かり易い。しかし、大きな出来事には“固定した特徴”“一面しかない個性”というのは有り得ず、これまた大きな目で見れば、国家間の争いすら生命活動(地球環境)のネットワーク内で、バランスの取れた必然だったりすることからも、それがわかると思う。

朝日新聞が伝える以外にも、日本の中国への侵攻は欧米列強から結果的にはアジアを守る事に繋がり、同時に韓国へのそれは清国支配が続いた朝鮮半島の解放を意味したし、kmoto さんのお知恵を拝借すれば、李氏朝鮮時代に続いた朱子学思想の押し付け(従わないものは粛正されたであろう抑圧)から国民を解放したとも言えるわけだ。(kmoto さんは民族的特徴を“刷り込まれた”と考察しておられるが、粛正による人為的淘汰の方が説明し易い。要は押し付けに従う人は生き延び、反対する人は殺され、遺伝子の多様性は失われたという事。みずから手をかけなくても社会的に失脚させれば同じ結果を得られるし。実験動物や品種改良が短期間に出来る事からも証明されると思う。司馬 遼太郎氏が朱子学を忌避する理由までは、想像し得ないが・・・)


しかし、この物事に普遍的に存在する二律背反を認めてしまうと、分かり易い“善と悪”を示せなくなっちゃう(朝日の当事者達も、当然、わかっていること)。だから、朝日系列は、頑なに、このようなものの見方は受け入れず、無視(スルー)を決め込んでいる。


にもかかわらずである!!!!!


発がん過程(生命活動)においての p53 のキャラクターは“正義の味方”で固定していた筈。(今となっては“古典的”という言葉を使わざるを得ないんだけど)その p53 の古典的なイメージを頑なに守り続ける事に徹するのが、こういう場合の朝日系列の対応のセオリーだった筈だ。

なのに、すんなりと、『正義の味方は悪にも成り得る(悪は結果的に正義・利益にも成りうる)』という事を理解しているって事を、披露しちゃったわけだ。

誰かに突っ込まれる可能性もあるわけだから、終始一貫した姿勢を維持するためにも、このニュースは“スルー(無視して報道しない)”すべきだったのに、やっちゃったのである。

というわけで、私が突っ込んであげる訳だが、もしかしたら、朝日に身を置く理系出身者のライターは、朝日原理主義に洗脳されていないかもしれない。(理系の脳を持っていると洗脳されずらい!?)

っていうか、こんな所から、状況に応じての対応(=報道のポリシー)を都合よく変えちゃう姿勢を突っ込まれるとは思ってもみなかったのかも!!上層部は、専門的な内容だから意味もわからず掲載をOKしたって事もあるのかな?!


どちらにしても、『それが出来んなら、日本軍の功績も飲み込めよ』ってことだ。
サイエンスの分野ですら、時代が物事の二律背反を飲み込むように成りつつある現在、外交に関しても、片方の国の一面だけを取り上げて、どっちが悪いの、どっちが正義だのとの“意味の無い”ことを言い続けたり煽ったりしていると、そのうち相手にされなくなって置いてきぼりにされちゃうよ。
(韓国大統領のノムヒョンなんて、自分の立場が危うくなったら、また、火のついたように日本批判を始めた。もぉ、そんな子供みたいなミエミエの外交姿勢は止めたほうがいいと思うし、都知事へ立候補した“浅野某”なんて、韓国を出汁に使った石原批判。こんなバカじゃ地方じゃ勤まっても、首都じゃ無理だよ。民団、総連がらみの組織票ねらいか、都市部に多い朝日真理教信者の票狙いはミエミエだしね。政党が役に立たないからだよなぁ!しっかりしろよ!自民党、民主党!!・・・おっと、脱線)


最後に、この二律背反を飲み込まなければならなくなったサイエンス分野での新知見を、新聞では報道されないものを紹介して、終わりにしよう。(多分、新聞が取り上げないのは、読者に理解できないからかもしれない。これはこれで、正しい判断だと思う。)

そして、通して見えてくるものは、やっぱり私のにらんだ通り、遺伝子に特定の機能というものはなく、その状況に応じて辻褄が合うように“利用”されているということだ。(本当か??)

◆ここでは、古典的には、がん細胞ではテロメラーゼ活性が亢進しているという事を理解していなければ、この知見で驚く事が出来ない。テロメアの機能や細胞周期、とくにS期における DNA 倍増作業においてのテロメラーゼの役割・・・・などなどがある為、新聞では取り上げなかったんだろう。

染色体不安定 --- どんな長さでも

Francesca Pentimalli

テロメア結合タンパク質TRF2(テロメア反復結合因子2)は、テロメアの完全性を維持することでよく知られており、いくつかのヒト腫瘍でその発現レベルが高いことがわかっているものの、それが癌で果たす役割は不明である。現在、Maria Blascoらは、マウス皮膚発癌モデルを用いて、TRF2の過剰発現に発癌性があること、テロメラーゼの欠乏がこの腫瘍形成作用を劇的に強めることを明らかにしている。

Blascoらは以前に、ケラチン5(K5)プロモーターを通じてTRF2が皮膚で過剰発現しているマウスのほうが、UVによる皮膚癌になりやすいことを示している。それを踏まえ、TRF2の過剰発現に腫瘍形成性のさまざまな刺激に対する発癌性があるかどうかをみるため、化学的に誘導した皮膚の多段階発癌モデルを検討した。これにより、K5-Trf2マウスのほうがしばしばサイズの大きな腫瘍を多く発生するうえに、死亡率も高いことがわかった。このマウスが有するテロメアは短く、それは腫瘍を強力に抑制する特徴と考えられることから、前述の所見には驚く。さらに、過剰発現したTRF2 が腫瘍形成にどう影響するのを明らかにするためにK5-Trf2マウスとテロメラーゼ欠損(Terc-/-)マウスとを交配したところ、テロメラーゼの消失およびTRFの過剰発現があれば、自然発生およびUVによる腫瘍のいずれもが劇的に増大することがわかった。

Terc-/-、K5-Trf2、K5-Trf2;Terc-/-マウスの角質細胞を細胞遺伝学的分析に供したところ、TRF2はテロメアの短縮および末端-末端染色体融合(テロメラーゼの消失によってさらにこれが増大)ばかりでなく、テロメア長にもテロメラーゼ活性にも関係なく発生する染色体外テロメア、間質性のテロメア、複数の染色体末端テロメアを誘導することがわかった。この所見は、TRF2の過剰発現が染色体不安定性の誘導によって腫瘍形成を助長することを示し、このような条件下(テロメアが短く、テロメラーゼが不在)では、代替的テロメア維持(ALT)機序が活性化することを示唆している。この考え方と一致して、BlascoらはK5-Trf2およびK5-Trf2;Terc-/-細胞の中に、ALTに典型的な特徴をいくつか突き止めている。

TRF2が過剰発現するヒト腫瘍が多いことを考えれば、以上の結果からは重要な問題、すなわちテロメラーゼ阻害因子に基づく治療戦略は、TRF2が過剰発現する腫瘍には効果がないのではないかという問題が生じてくる。


p.s.『驚く事が出来ない』で思い出したんだけど、『世界でもっとも美しい10の科学実験』の訳者が後書きで一つのエピソードを書いていた。それは、、、
理学博士でもある翻訳者が、大学で哲学の助教授をされているご主人に、、、
『私も、この実験で感動できるのだろうか?』って聞かれて
『出来るよ、高いレベルの物理学の素養を身に付ければね』と答えた後、
『高いレベルの素養を身に付ける事は、私にも可能な事だろうか?』って質問されて
『うっ、それは、難しいかもしれない・・・・』って言ってしまった。
というものだ。

私はこの本を読んで、『へぇ~、すげぇなぁ』とは思ったけれど、訳者のように感動して涙を流すなんて事は無かった。

このご主人と同様に、高いレベルの物理学の素養を身に付けてはいない証拠だ。だけど、、、『随分と高慢な女だなぁ』と直後に感じはしたのだが、でも、そういうのって、あるよなぁって思った。

もしかしたら、今回紹介した知見も、人によってその“感動レベル”は異ったかもしれないね。


以下は資料として、朝日新聞の記事

心不全のからくり解明 がん抑制遺伝子、「悪役」に
2007年03月05日10時01分
 心臓がうまく働かない心不全では、がん抑制遺伝子として知られるp53遺伝子が「悪役」となっているらしいことを、千葉大の小室一成教授(循環病態医科学)らがマウスの実験で明らかにした。高血圧などのストレスで心筋細胞が大きくなって栄養を賄う血管が新たにできる状態を、p53が「異常」と感じて血管作りを阻害。結果として、心筋細胞が満足に働けなくなるという。英科学誌ネイチャー(電子版)に5日発表される。

 高血圧や弁膜症などで心筋細胞が大きくなり、心臓全体が肥大することがある。一部に心筋梗塞(こうそく)が起きた際も心臓の他の部分が肥大する。ストレスに耐えたり、梗塞した部分の働きを補ったりするためだが、なぜか働きが弱まり、送り出す血液量が減ることが多い。これが心不全で、息切れなどの症状が出て、重くなると死亡する。

 小室さんらはマウスの大動脈を軽く縛り、血液が十分に送れない状態にして、心臓肥大を人為的に起こした。心臓の働きは当初維持されたが、14日後に肥大が止まるとともに機能が落ち始めた。

 詳しく調べると、縛った直後から、肥大した心筋細胞に不足した血液を補うため、新たな血管ができていたが、2週間ほどたつと、p53が増え始め、血管もできなくなることが分かった。

 p53が働かないようにしたマウスで同じ実験をしたところ、4週間後も肥大は止まらず、機能も維持された。

 p53は細胞内の他の遺伝子に異常が生じると修復を促し、修復できない場合はその細胞を自殺に追いやることで他への影響を防ぐなど「守護神」のように働いている。

2007年02月28日

当たり前の事を問題視する感覚

20070228_tozen.jpg最高裁が、至極当然の判決をしたわけだが、なんか、これを問題視する人が、ごく少数だけどいるらしい。

まるっきり“子供”だ。『君が代』ピアノの伴奏を拒否する教師・・・、まぁ教師って職業のごく一部の“天皇が嫌い、日の丸が嫌い、君が代が嫌い”の人達は、もともと子供みたいなもんだからしょうがないかぁ!

で、笑えるのが、やっぱり朝日新聞。

各紙とも1面トップの記事なのに、まるで子供の喧嘩レベルの対応を取った。

---はぐらかした---

のである。

そして、社説。今回の朝日新聞の社説は、『ネットのリソースを無駄にするから引用するのも憚られるぜ』ってくらい(だから引用しないんだけど)、情けない。読むと、哀れみすら感じてしまう。まるで説得力が無い。
説得力が無いのは、本論で勝負せず、周辺のゴミのような些末に問題を“肯定”させ、その“肯定”をもって、自説が“正しい”と結論する、いわゆる“詭弁”法を取っているからだ。


でも、なんでこんな醜態をさらしてまで、日の丸・君が代が戦前の軍国主義に繋がるって訴えるんだろう??(本気だとしたら病気だ!強迫性障害みたいだよな)


答えは一つ!やつらは宇宙人だ!思考が理解できないって言う点で!(もしくは中国人か北朝鮮人か韓国人だ。こっちも思考回路が想像できない。)わはははは。


冗談はさておき、自己顕示欲が強い!ってのは言い得てると思う。だから、目立とうとして“天の邪鬼”的な発現をしちゃう。
さらに自分の意識の中では、確固たる歴史観ってヤツがあるんだろう。まぁ、そこまでは良い。
でも、それを現在(の生活環境や政治・行政、仕事などなど)に持ち出す事がナンセンスだという事を理解できてないのだろう。その時点で、『アウト!』である。歴史観なんてものがそれらに対して何の役にも立たない事こそ、歴史が証明しているのに。(大衆は歴史を学ばない、知らないから同じ過ちを繰り返すって言いそうだよな!こういう人って。)

そして、この手の輩は、歴史を『役に立たない』と否定すると伝統や習慣・文化と絡めて反論してくる事はミエミエなので、このことを以ってしても“子供っぽい”ことの証明になる。


結局、『日の丸・君が代が戦前の軍国主義に繋がる』ってのを前提に、物事を考えるから、全体的に“無理”がきちゃうんだろうね。

“三角形の内角の和が200度”を前提に、その“正しさ”を証明しようとしているようなものだから、その証明に歯切れの良さが無い(ってゆーか、出来ない)のと同じになっちゃう。

だから、哀れみすら感じさせちゃうんだろうなぁ!!
 
 
 
まぁ、こんな事(最高裁判決)は当然の事だから、どうでも良いんだけど(騒いでいる連中は“ハエ”や“蚊”みたいなもの)、見過ごせないのが、タミフルと自殺に関する報道だ。


何が言いたいのかというと、タミフル飲んでいる人(インフルエンザに罹患する)の中にも、自殺する人がいても、ふつうなんじゃないの?って事。(テレビじゃ“異常行動”とか言ってるみたいだけど)

ことさら、問題視するのって、君が代伴奏の最高裁判決を問題視するのと同じじゃないの?
誤解されないために、最初に断っておくが、私はインフルエンザでタミフルを飲む事を推奨していない(免疫不全などの基礎疾患がある人は別)。予防接種してそれでも罹患したら“寝てろ!”って言う方だ。自然治癒する疾患に、薬は必要ないと思っている。(それ以外でも飲まなくてもいい薬は多いと思っているけどね・・)

そして、新聞やテレビが、この手の問題を安易に報道するな!ということだ。因果関係が確認されていない段階で、安易に報道するな!(私はタミフルを飲ませたいわけじゃない!誤解しないでよ!)

こんな報道してなんのメリットがあるんのかねぇ!患者にとって!!無用な心配させるだけジャン!

『薬飲んだら自殺する』ってのは、ショッキングだから、新聞やテレビは、視聴率っていうか、スクープっていうか、報道するのはそういう為だろうけど、報道の自由と知る権利為じゃなくって、これじゃ“話題狙い”の無責任な情報の垂れ流しだよ!
“社会の良心”を気取っている朝日には、特に報道してもらいたくないねよね、ねっ、そうでしょ?二枚舌の朝日さん!良心があるなら、こんな“無責任”な報道はしないよ!普通!飲んでる人の心配を考えろっての!医療関連の専門誌だけが扱う内容だぞ!


全世界のタミフル消費量7割の日本で、何例かの人が亡くなった(自殺?事故?)にせよ、自殺の自然発生率と有意差があるのだろうか?

日本の年間自殺者3万人の中で、高コレステロール薬を飲んでいる人、高血圧の薬を飲んでいる人の数はどれくらいいる??タミフルでやるんなら、こっちも比べてみると、ここにも因果関係が出て来るよ!統計学では見たいと願うものが見える。これ常識。

コレステロール産生に影響を与える薬なら、もろコレステロールで出来てる脳神経細胞に作用しないわきゃないし!血圧だって下げれば“脳血流量”に影響がでるんだから、無関係じゃないんじゃない?自殺との因果をタミフルで疑うなら、こっちとの因果関係を調査する理由はあるよね。(シアル酸アナログであるタミフルが中枢作用を否定できないのと同じ!!)

これじゃ、タミフルをスケープゴートにした国策捜査と同じにみえちゃう。(医療費抑制が目的のねっ!!これを最初から言ってくれれば、賛同しちゃうよ、私)


ところで、中枢に効く薬を考える場合(タミフルにとっては副作用)、二つの事を念頭に置かなきゃならない。

脳の活動を単純に抑制する薬はすぐに効果が現れる(睡眠薬)って事と、脳の活動の複雑な組み合わせの結果である機能を調節する薬の効果は、直ぐには現れない(抗うつ作用など)って事。(神経伝達物質をモディファイするだけじゃなく、シナプス連結まで影響を与えるから時間がかかるって説もある)

自殺は、高度な脳の機能だ。複雑な脳神経細胞の活動の組み合わせの結果だ。このような機能に、タミフルを服用してすぐさま自殺するなどとは、到底考えられない。

・・・・が、もし、それが事実だとしたら、精神医学領域のブレークスルーになるだろう。

こんなに短時間(タミフルは長くて5日間しか服用しないし、自殺は服用開始直後だ)で、脳の“機能”に介入できて、しかも、自殺に追い込めるなら、その逆向きのコントロールにも光が見える事になる。どんな抗うつ薬が開発されても、一向に自殺者が減らない現状を、打開できるかもしれないのだ!!!

今の抗うつ薬なんて、飲んでたら逆に自殺が増えちゃうなんて事もあるくらいだからね。(まぁ、こんなヘンテコリンなデータが出てきちゃうのは、そのデータの取り方に問題があるんだろうけど)


とにかく、タミフルと自殺の因果関係の報告(今年の秋頃らしい)が待ち遠しい。そして、報道機関は、それまで、待ってろ!!!オモシロ半分、興味半分の記事にするな!!

2007年02月24日

Japanese TV show admits faking science

20070224_aruaru_daiziten.jpgいやー、ビックリビックリ。ここまで大問題になっているとは!!!多分、当事者の日本人には理解しづらい“感覚”なんだろう、“国家的な恥さらし”って事なんだと思う。あるある大辞典のような番組を取り締まれない“ニッポン”って国は。

まずは、↓ココをご覧くだされ。
Japanese TV show admits faking science

あの Nature が、“あるある”事件を取り上げているのである。

騙される方が悪いのは当然なのだが、日本以外の国では、騙す方が“もっと悪い”という判断が共通の認識なのだろう。この“もっと悪い”というのが、多分日本人には理解できないくらい“もっと”という事なんだと思う。(例えば、私を含め量子物理学を深く理解していない人が、量子の世界のサブアトミックな物質の振る舞いが想像できないのと同じなんだと思う。電子線の干渉現象のように・・・)

しかし、その判断の裏には“庶民の無知を肯定する”事があるワケで、日本では、その『庶民の無知』を公に認める事に抵抗があるのだろう。私も『庶民は無知で幼稚だから、食い物にしてよい』なんて事には嫌悪感を感じるので、いつも、ことさら嫌みったらしく、『庶民の無知』を取り上げ、『庶民が無知でなくなれよ』と(叱咤激励?半分諦め?諦める事すら不愉快なのだが・・)書いているのだが、世界の常識は『庶民は無知なもの』を当然として、守ってあげる対象とするのが、常識のようだ。

行政(総務省)の対応も“にっぽん的”ということなんだろう。多分、日本以外ではあの放送局は文字どおり“電波を飛ばせなくなる”措置が取られるのだろう。

にっぽんでは、『いや、そこまでしなくても・・・・』となる。何故か放送局の放映権(っていうのだろうか?私は業界の事を良く知らないので、言葉の使い方に誤まりがあるかもしれない)を非常に大切にしている。その事を指摘した文章を、何処かで読んだ気がする。

不思議だ。。。


しかし、日本人として生まれて、日本人の感覚が染み付いている日本人が作っている国“にっぽん”なんだから、諸外国の“感覚”を導入するってのもどうかと思う。戦後の二の舞だ。(って、今でも引きずってるんだろうけど、、民主主義とか自由とか個人主義とか・・・)

私の感覚からすれば、それは『教育の問題でしょ』って事になる。いつも言ってるように。

理系離れが深刻だと言いながら、その原因が分かっていながら、それに手を付けない所も、悪い意味でニッポン的だ。

まずは、受験制度の改革!入学は易く卒業を難しくする。(選抜試験は、全教科を課し、その平均ではなく、個々の科目が6割に達していれば、合格とすれば良い。インターネットで授業が出来るんだから、生徒数に制限はない筈。大学教育の内容に付いていけなければ、留年、退学になれば、誰だって入学したら勉強するし、安易に入学しない。)
役人(まずは国家公務員一種から)の枠を、文系、理系から、同人数にする。(これ、効果覿面!)
テレビ局、新聞社などに入社試験を義務付け、あるいは、制作に携わるのには“免許制”にして、その試験に、物理、化学、生物学を必須にする。(これも、効果覿面!)


ようするに、理系出身者の活用が国家として急務だと言う事だ。(理系研究者が尊敬されないのも日本の悪しき特徴だと感じているし・・・)


先日、電車の中吊り広告につられて、Newton なる雑誌を初めて購入した。
『地球で?それとも宇宙から? 最初の生命 --- モノから生物への途方も無い飛躍』なんてタイトルに釣られたのだ。

それと関係有るわけじゃ無いんだけど、その号にあった“次号(2月26日発売)のお知らせ”に、「イオンとは何か?」の特集と書いてあった。マイナスイオン、アルカリイオンなんて言葉に騙される?(理系出身者なら、この言葉だけでインチキってわかるけど)人に啓蒙したい?特集なのかもしれない。すごい多いんじゃないかなぁ、これに騙される人って。

なんてタイミングなんだろう!!ってびっくりしてしまったわけだ。


そういえば、海外ではこのような“エセ科学”を強烈に批判する団体や風潮がある事を良く目にしたり耳にする。日本でも、つい先日、東京大学(だったかな?)で“エセ科学”に関する市民シンポジウムを開催していた記憶があるのだが、非常に目立たない。

みんなで騙されれば、相対的な“不幸”を回避出来るっていう(知る努力は面倒だけど、一人だけ騙されるのは嫌だ)、ネガティブな感情が日本人には根強いから、“エセ科学”って認識があっても、騙されるのかもしれないけど・・・・。

だから、知る努力=頑張った人が報われる世の中にすれば、『努力したってどうせ・・・』みたいな、『出る杭は打つ』みたいな、人の足を引っ張る国民性から脱却できると思うんだけどねぇ。(テレビでやってる“あるある大辞典”とか、インターネットを“見る”のは努力とは言いません!念のため。基礎を教科書や専門書で習得してからネットで最新情報を取得するのは、努力って言うけど)

2007年02月21日

ウラン濃縮を露に委託へ

20070221_mass_communications.jpgどうして、自分でやらないのか、不思議でならない。ウラン濃縮。

「非核三原則」とお題目を唱えているから、平和でいられると本気で思っているのだろうか?

児相、強制立ち入りも》でも、やっと、現実を見据えた対応が出来るようになったニッポン。被害者の“感情”を判決に反映させるための“裁判員制度”も始まろうとしているニッポン、そう、建前よりも現実を直視するようになった、このニッポンのご時世に・・・。

アジアの平和が保たれているのは、沖縄に配備されている米国の核のおかげなのに、誰も“本当の事”を取り上げない?この問題に関しては、まだ、機が熟してないというのだろうか?それとも、これは別なのだろうか?新聞もテレビも突っ込まない。

今までフランスで濃縮してもらっていたウランを運ぶ貨物船は、なんと、海上保安庁の巡視船が護衛に付いていたと。『防衛庁じゃ、目立ち過ぎるから、敵の裏をかいた』なんて子供でも分かるようなイイワケをしてたらしい?が、間違いがあったじゃ済まされない。

(計画はロシアだから)距離的に近いということは、濃縮ウランの運搬に安全なのかというと、そうとは言い切れない。つい最近の漁船と潜水艦の接触事故を見ればわかるように、漁船のスクリュー音に紛れて潜水艦を操舵するなんてのは当たり前のことなのに、北の潜水艦がウヨウヨしているであろう海域を、またもや海上保安庁の巡視船を付けて、運ぶんだろうか??


20070221_kita.jpg私が北の指導者(将軍様)だったら、絶対、狙うよ!コレ!!!せっぱ詰まってんだから!


こんな危険な国に、危険な物質が横取りされかねないリスクを負うなら、日本国内で濃縮した方が、よっぽど、国際的にも平和に貢献する事になると思うんだけどね。

北に濃縮ウランを運ぶ船が襲われたら、多分、最悪のシナリオがスタートする・・・。


日本人って、ほんとに平和ボケしてる。『自分が仕掛けなきゃ、相手も仕掛けない』なんて、価値観の違う人間には通じないんだよ。そして、日本人と同じ価値観の国を探せば・・・そんな国はない。

そして、奇麗事が大好き。『清濁併せ呑む』ことが出来ないから、死刑囚が100人も溜まっちゃうし、イジメもなくならない。死刑囚なんて奴はスパット殺して、イジメをやるような奴は、軍隊に入れて鍛え直し・・・・って、折角、防衛省になったんだから、韓国みたいに徴兵制を導入して、現実を直視できるように教育し直す。(ほぼ、人件費で消えている日本の防衛費じゃ、もし北や中に攻められでもして、米国が見て見ぬふりだったりしたら日本はオシマイ。イラクで失敗してるから、日本まで助けに来てくれないかも!!今の日本じゃ現実的には人的戦力も実弾も足りないのだ。徴兵すれば、雇用問題も一発で解決するし、一石何鳥?)

特定の生徒を一緒になって虐めないと仲間外れになるから、だからイジメをするなんて事は、徴兵してやれば、馬鹿らしくて吹っ飛んじゃうよ。それでもなくならないようなイジメ、すなわち虐められる方に問題があるようなケース、それを“浮き彫り”にするためにもね。(虐められる方にも落ち度があるとは残酷な言葉だけど、これを認めなきゃ・・・)

原因が解らなきゃ、うやむやのままじゃ、どうやっても解決なんて出来ない。

今のイジメは劣等ヶ所がターゲットになるばかりじゃなく、優秀なヶ所もターゲットにされる。これは相対的なものだから無くす事は出来ない。標準偏差グラフの中央値に、言い換えれば偏差値50が一番ターゲットにされにくいわけだ。

『だから、金太郎飴教育をしているだ!!公には言えないから、格差是正って理由で!』としたら、本末転倒だし、『出る杭は打たれる』を助長することになる。

逆転の発想で、格差は多いに付けてやれば良い。

そうすりゃ“悪意の無い集団”を壊滅する事が出来る。今のイジメは虐めている方に“悪い事をしている”という意識が無いのが特徴だ。集団で虐めるから、だれもが自分の意志でやっていると思っていない。そう、誰もイニシアティブを取らなくても、集団は動くのだ。特に偏差値50の集団(個体数が多いという“メタファー”として使っています)は。

表面的で、なんの裏付けも無いような“コトナカレ”じゃなくって、もっと根源的な問題解決を当局に目指させたいのなら、タブーに踏み込まなきゃならないんじゃない?マスコミ!

「非核三原則」を金科玉条にした記事ばかり書いてても、なんにもならないよ!昔、新聞が煽ったせいで戦争に突入したなんて思ってるんなら、そういう面もあったかもしれないけど、自意識過剰だよ。あれは、せっぱ詰まった生物学的な“反応”としての“戦争”という見方が一番適当なんだから。(良い、悪いじゃないんだよ)


ところで、ロシアのスパイが暗殺されたニュースは、アレ以来、日本のマスコミには登場してないけど、どうしてなんだろう?あんまり突っ込み過ぎると、殺されちゃうからかな?

突っ込んでも身の安全は約束されている分野(首相をこき下ろすとか)では大活躍するけど、ヤバイ分野には『君子あやうきに近寄らず』を実践しているマスコミって、一体、何ナノだろう??

まっ、そういうもんか!彼らも仕事だもんな!

そういえば、ちょっと前に話する機会のあった朝日新聞の若い記者さんの言葉、『きっこのぶろぐは業界の人だと思いますよ』は、新聞社の方針に心から従えない人達のパワーが匿名のブログという形で実現されたものという事の証明になるのかも。


ブログのパワーを感じるね!!
 
 
 
ブログといえば、話は変わるけど、今まで、ずぅっと疑問に感じている事。

それは、トラックバック。

エントリー本文中に、引用元として自分へのリンクも貼っていない、いわゆる“スパムトラックバック”に対して『トラバ、ありがとうございます』とか『トラバされると嬉しいですよね』とかお礼のコメントと共に、トラックバックを返している人の気持ち。

なんで、こんな“スパム”に感謝してんだろう?自分ちの玄関扉にホテトルやエロビデオ販売のビラを貼られたようなもんなのに、なんで感謝できるんだろう?

この“無知さ”が内容に言及しないトラックバックを“スパム”だと理解していないで“打ちまくる”事を助長させる事になるのにね。(そして最後に自分からもスパムを発射・・・地球温暖化並みに、ネットのトラフィック渋滞を惹起している行為に気づいていない!)


それから、『アナログ』って言葉の使い方。

古い時代の薬学を学んだ私は、有機化学などの基礎が染み付いている。例えば、5-FUという抗癌剤は、『核酸アナログ』と言ったりする。

アナログ本来の意味は、『実体を模したもの』だ。意味としては『メタファー(比喩)』にも似ている。実体の特徴をすべて言い表しているわけじゃないけど、そう言うと特徴が際立つ。
で、5-FU は、フッ化ピリミジン、つまり RNA のウラシルの一部にフッ素を付加したもので、生体内では、ほとんどウラシルのように振る舞うけど、要所で本物と違う振る舞いをする。そのため、ウラシルとして取り込んでしまった代謝経路は破綻を来し・・・抗癌剤として機能する。

だから、『核酸アナログ』って言うだけで、この化学物質がウラシルのように振る舞うのか!って、ピンと来るわけだ。(ヘルペスウイルス治療薬のアシクロビルを核酸アナログって言うだけで作用機序が思い浮かぶのも、この言葉のおかげ)


で、考えてみたら、この『アナログ』って言葉が市民権を得たのは、デジタル家電が発売されてからのように思う。デジタルに対するアナログとして使われたのが、始まりかと。

何が言いたいのかというと、一般的な『アナログ』の使い方に、違和感を感じているという事だ。突っ込みたい衝動っていうか・・・・。

たとえば、LPレコードは、音源的にオーケストラの実体ではなく、それを模したものだから『アナログ』という表現までは正しい。しかし、そのレコードを音に変換する機器(オーディオプレーヤー)やら、そのソースが ミュージック CD に移行した時期に、『アナログ=古い技術』や『アナログ=デジタル処理されていない』と言った意味に使われるようになったように感じている。これは、意味の誤解を招く。(だから、CD というメディアも、音源の模倣という意味ではアナログと言えるわけだ)

そう、analogy としての使い方を、私はイメージしているのだ。

そして、analogue という意味では、その音源が連続した周波数を発していて、その全てを記録するという意味のアナログに対して、人間の耳に聞えない周波数をカットして、微妙な音程、重なり合って聞えない音など、データ量を少なくするために切り落とし(有限桁数の数字に置き換える事をデジタル処理という)、それを不連続な周波数として記録したものをデジタルと呼ぶとしても、その技術的にアナログは古い、デジタルは新しいという意味が付加されたのではと考えられる。

この『連続した』という意味に対するデジタルという意味では、ソロバンすらデジタル計算機と呼ぶのが、正しくなるワケ(連続した量としてでなく数字として表すから)だが、ソロバンをデジタルだと思っている人が圧倒的に少ないという事実が、やっぱり、デジタル=新しい技術という意味に使わけているわけだ。


『アナログ人間の私』という表現を使う人は、『古い(年老いた)私』と言う意味で使っているのだろう、それと、新しい人間(=若い世代=何事も割り切っている)ではない世代の人間だという意味の“メタファー”としてね。

でも、アナログには、analogy , analogue どちらにして『古い』という意味は無いのだ。

だったら、他の代表的な人物を模倣したもの?=偉くも何とも無い人間って意味で使っているのか?

だから『オマイはだれのアナログなんだよ!』って突っ込みたくなるのだ!(笑)


※普段、悶々としている事を吐き出すのは、精神衛生上、非常によろしいようで、こんなくだらない事に拘っているなどと、馬鹿にしないで下され!!これも、ブログの効用なんだから。

ウラン濃縮を露に委託へ、今夏合意目指す…政府など

 政府と国内の電力各社が、ロシアが設立する国営の原子力独占企業体「アトムエネルゴプロム(アトムプロム)」に原子力発電所用のウラン濃縮を委託するため、ロシア側と大詰めの交渉に入ったことが20日、明らかになった。

 まず、原発の使用済み核燃料から取り出して英国に保管しているウラン(回収ウラン)の濃縮を委託する。

 将来は、日本が権益を獲得したロシアやカザフスタンの鉱山で産出した天然ウランの濃縮も委託する方向だ。日露両政府は夏までに首脳級会談で大筋合意を目指す。委託の前提となる核不拡散の協定についても締結交渉を進める。

 核燃料サイクルでは、使用済み核燃料からまだ燃えるウランやプルトニウムを回収し、ウランは濃度を高めた上で核燃料として再利用する。「非核三原則」を持つ日本は、核兵器開発に転用できるウラン濃縮には慎重で、国内での濃縮はほとんど行っていない。

 電力各社はウランの回収を英、仏に委託していたが、回収ウランの濃縮はコスト高もあって進まず、両国の抱える回収ウランは6400トンに膨らんでいた。英国は日本に回収ウランの引き取りを求め、日本は引き取った回収ウランを濃縮してくれる委託先を探していた。

 関係者によると、日本政府と電力各社は、世界最大規模の濃縮設備を持つロシアに2年前に回収ウランの濃縮を打診。ロシア側も引き受ける意向を示し、水面下で交渉が続いてきた。両政府はすでに基本的な調整をすませ、米国政府もロシアへの委託を容認する姿勢を伝えてきているという。

 日本とロシアは核拡散防止条約(NPT)に加盟しているが、日本政府は核燃料処理を委託する国と、NPTとは別に2国間協定を結び、「核エネルギーを第三国に流さない」ことを確約させている。日露両国も首脳級の大筋合意後に、正式に2国間協定の締結交渉を始める予定だ。

 日本には、ウラン濃縮の委託先を増やし、原子力エネルギーの安定確保を図る狙いがある。ウラン採掘から濃縮、燃料加工までをロシアや周辺地域で一貫して行えば、核燃料の調達コストの大幅削減も見込める。中国などとの資源獲得競争で優位に立つ思惑もある。

 ロシアも今年6月に国営の原子力関連産業を統合するアトムプロムを設立し、原子力関連ビジネスを強化する方針だ。ただ、厳しい流出防止監視体制を求める日本の要求に応じるかどうか、不透明な面もある。

(2007年2月21日3時10分 読売新聞)


児相、強制立ち入りも…超党派議員見直し法案

虐待防止:児相、強制立ち入りも…超党派議員見直し法案
 超党派国会議員による児童虐待防止法見直し案で、児童相談所の立ち入り調査に先立ち、都道府県知事が親子に出頭を求める制度を設けるとともに、親があくまで応じない場合、児相が裁判所の令状を得て強制的に居宅に入るのを認める方向が固まった。虐待とみられる目撃情報など、令状発布の要件を今後詰める。また警察が現行の「立ち入り拒否罪」に基づき強制的に立ち入る措置も盛り込む方向で、ケースごとに児相が選択できるようにする。「児童虐待防止法見直し勉強会」(幹事・馳浩自民党衆院議員)が3月に改正案をまとめ、議員立法として今国会に提出、成立をめざす。

 確認が難しい養育放棄による虐待死の続発を受けた対応で、児童の安全確保を優先する。

 現行の立ち入り調査は「虐待のおそれがある」時に児相が行う。親が施錠して拒んだり応答がなければ、現行ではそれ以上踏み込めず、安全確認すらできなかった。

 新たな児相の強制立ち入りは、児相が家庭訪問しても子供に会えない場合、都道府県知事が親子に出頭を要求。これに親がこたえず、立ち入り調査にも応じなければ再出頭を求め、さらに応じない場合、児相が家裁に令状を請求する。▽不自然なあざ、泣き叫ぶなど虐待とみられる状況が住民や教師らから複数回通報されたり目撃されている▽玄関先におもちゃがあるなど児童が屋内にいる痕跡がある▽他に安全確認の方法がない--などを証明する資料を出し、令状が出れば屋内に立ち入れる。必要なら鍵を開けられるようになる。

 行政調査で居宅に立ち入る例は、国税当局などが犯罪の立件をめざし、令状を得て行う以外ほとんどない。

 一方、警察の強制立ち入りは、現行法の立ち入り拒否罪を活用。立ち入り調査に応じない保護者に30万円以下の罰金が科せられる規定だが、罰則を禁固6月まで引き上げ、児相に協力する形で警察が迅速に立ち入る仕組みとする意向だ。【野倉恵】

毎日新聞 2007年2月21日 3時00分


アナログ
(英analogue,analog)数値を長さや角度あるいは電流といった連続した物理量で示すこと。⇔ディジタル
ディジタル
(英digital)〈デジタル〉データを有限桁の数値で表現する方法。電流・電圧などの連続量で表現するアナログに対して用いる。

analogy
1 ある事柄をもとに他の事柄をおしはかって考えること。
2 論理学で、物事の間の特定の点での類似性から、他の点での類似性を推論すること。
3 生物学で、異種の個体内で器官の形態、機能が類似すること。鳥の羽と蝶のはねはその例。類似。
4 言語学で、類推による表現。

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